「団塊の世代」も、後期高齢者になりつつあるしね
"NHK「Live Love ひょうご」で森麻衣子アナが「団塊」を「だんこん」と誤読する放送事故" に笑ってしまった。今や「団塊の世代」という言葉は文字で見たことしかない、つまり会話などで実際に口に出して言う機会をほとんどもたなかった世代がプロのアナウンサーになってるのだね。
この人、多分「塊」と「魂」の字がゴッチャになってたんだろう。ただそうだとすると、「団体を組んだ魂」ってちょっとコワい気もするが。
Twitter は案の定、この問題で「外国人多すぎるな」とか「国営放送のNHKはもちろん日本国籍のみ採用ですよね?」とかいう、近頃ありがちなコメントで賑わっている。右側の人たちって、何でもそっちの方のタネにしちゃうという点では感心するほどマメである。
ちなみに「団塊の世代」というのは、フツーは 1947年から 1949年の 3年間に生まれた約 810万人を指すと言われている。1952年生まれの私は「団塊の世代の尻尾」を自認していて、いつも上の世代からの妙な圧力を感じていた。
それだけに「俺はあいつらとは違うからね」なんて、ことさらなまでの対抗意識がある(参照)のだが、とはいえ「だんこん」なんて言われては、ちょっと気の毒ではある。ただ、彼らもついに 75歳以上の「後期高齢者」と言われるステージに足を踏み入れつつあるわけだ。
最近つくづく思うのだが、彼らの弱みは「ネット社会への適応不足」である。もちろん、ネットが得意な団塊の世代だっていくらでもいるが、苦手意識を持つ人が相対的に多い。
これまで「数の力」で圧倒的存在感を示してきた彼らだが、ネット社会は「個人の力」による発信のウェイトが大きいから、これまでのようなわけにいかない。それが「後期高齢者入り」の時期と重なってしまったものだから、ずいぶん大人しくなってしまっている印象がある。
そんなわけで私としては、5年後には「ネット発信力をもつ新しいタイプの後期高齢者」というステージを構築しようなんて思ってしまったので、どうぞ
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コメント
「だんこんの世代」は、随分前にも民放テレビの女性アナウンサーバージョンで見たことがあります。
ウワサによると、我らがCBCのアナウンサーもラジオで発したと…。
マルコス大統領時代、お住まいの前で中継レポートしている女性記者が、とても意地らしくてかわいかったなぁ。
「マルコス大統領のマラ、マラカミ、マラカニャ、マラカニヤン宮殿前です。」(若干記憶の齟齬あり)
投稿: 乙痴庵 | 2022年10月12日 17:05
乙痴庵 さん:
わはは (^o^)
これって、結構「あるある」なんですかね。
マルコス大統領の件は、また可愛らしい (^o^)
投稿: tak | 2022年10月12日 17:51
「ネット社会への適応不足」: そのネットを作り上げたのも 団塊の世代から 団塊Jrの世代の人々だった事を考えると 不思議に感じますね。
投稿: Sam.Y | 2022年10月12日 22:18
Sam.Y さん:
かくの如く、「世代の断絶」は世の常なのかもしれませんね ^^;)
投稿: tak | 2022年10月13日 07:08
アナウンサーという職業についているなら「難読漢字集」のような本を持っていると思いますが「団塊」は多分載っていないので「だんこん」だと思い込んでいたんでしょう。
投稿: ハマッコー | 2022年10月13日 23:38
ハマッコー さん:
もし載っていたとしても、隅から隅まで読んでいるわけじゃないでしょうから、思い込みとはコワいものですね ^^;)
投稿: tak | 2022年10月14日 07:34