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2022年10月28日

エコテロリズムと統一教会との共通キーワード「狂信」

「エコテロリズム」なんてことが問題になっていると、これまでもちらりとニュースで読んだことはあったが、FNN プライムオンラインの "「エコテロリズム」芸術品や高級品を破壊 英・環境保護団体を日本メディア初取材" という記事を読んで、改めて「こいつら、頭悪すぎ」と思ってしまった。

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イギリスの環境団体 "Just Stop Oil" は今月 14日、美術館に展示されているゴッホの「ひまわり」などの作品にいきなりトマトスープをかけたことで話題になった。これに関して、この団体の広報担当者のデ・コーニングという男はこんな風に言っている。

パキスタンでは、3300万人が洪水で住むところがなくなりました。
それなのに、気候変動は恐ろしいことだと、全く扱っていません。
でも 2人が、ガラスに守られている絵にスープをかけると、多くの人が気候変動やパキスタンで家を失っている話をすることになるのです。

いや、そんなことには決してならないって。この件で実際に語られているのは、「エコ活動家には、とんでもない奴らがいるんだね」ってことだ。

ちなみに米国のテレビ局 WSKG の ”Protests at art museums are nothing new. Here are 3 famous examples from history” というニュースページには、ゴッホの絵にトマトスープをかけた 2人が得意そうにポーズを取っている写真がある。

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あまりにもアホらしすぎてまともな言葉では語れないが、敢えて言ってしまえば彼らのやっていることは「狂信的な見当外れ」に過ぎず、この「狂信的」という点では、旧統一教会と共通する。壺を売るか美術品を汚すかというのは、その狂信の結果としての相違に過ぎない。

「狂信」の底にあるのは、「自分たちは満たされていない」という漠然とした不満だ。美術品を汚したり公共物を破壊したりするのは、その不満解消のための代償行為に過ぎず、そこに「エコ」という一見もっともらしい言い訳を無理矢理くっつけただけである。

そんなことをしたらその修復のために余計なエネルギーを使い、石油も消費されるということまでは見えていないんだろうね。

 

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コメント

アントニオ猪木さんは「元気があれば何でもできる」と言いましたが、エコ活動家は「エコと言えば何でも正当化できる」と思い込んでます。

Stop oil と主張するなら電気の世話になるな、車に乗るな、服を着るな、温かいスープを飲むなということになります。

でも彼らはそこには目を瞑る。あのグレタとかいう子も、円滑な経済活動を保とうとする大人を眉間にしわを寄せて「おとぎ話に夢中になっている」とこき下ろしましたが、自身が経済活動の恩恵をたっぷり浴びていることに気が付いてないふりをしてる。

彼女も満たされていない人かもしれない。彼女を傀儡にしたい大人と利害が一致したのか。

投稿: ハマッコー | 2022年10月28日 19:47

「肉を食べるのは倫理的に間違っているから」でテロをする人たちもいますしね。

投稿: 柘榴 | 2022年10月29日 07:15

ハマッコー さん:

Just Stop Oil と一緒にされては グレタトゥーンベリ が気の毒ですが、確かにエコと実生活の兼ね合い、匙加減は難しいところがあります。

匙加減をまったくしないでは、実生活ができなくなってしまいますが、匙加減しすぎると環境悪化に歯止めがかかりません。

Just Stop Oil の場合は匙加減処どころじゃなくて、欲求不満の代償行為に過ぎませんね。

投稿: tak | 2022年10月29日 13:22

柘榴 さん:

フランスでは「ヴィーガン・テロ」なんてのが起きてるらしいですね。そんな話を聞くと、どっと疲れます ^^;)

フツーは、肉食しないと気持ちが平和になるといわれてるんですがねえ。やっぱりよっぽど欲求不満が昂じているのかもしれません。

投稿: tak | 2022年10月29日 13:28

グレタ・トンベリとはまた懐かしい名前ですね。せっかくみんなのうらみキャラで売っててかつ名前がトンベリなんだから、お高いヨットなんか乗ってないで包丁振り回すパフォーマンスをしてほしかったんですけど、それはさておき。

最近また復活しましたけど、あの人、インドの暴動扇動計画書を流出させて一度消えましたよね。実際に暴れてる鉄砲玉は「欲求不満の代償行為」なんでしょうけれど、そういうのを煽ってうまいこと使おうとしてる連中もそれなりにいるんでしょう。
例の山上某にしても、実際の動機自体は生活苦からの八つ当たりだったっぽいですし。

自宅が略奪対象になりそうになった途端取り締まりを始めたBLM支持の市長さんとかもいましたよね。

投稿: 柘榴 | 2022年10月30日 06:02

名前の響きをもってその人の人格を否定するとは。
差別主義極まれりです。

投稿: らむね | 2022年10月30日 07:42

グレタさんについて常々思うことが。

彼女は確かに過激に見える言い方でエコを訴え、それを出来ない政治を批判します。彼女に対して頻繁に目にする反論が「じゃあお前が対策を考えろ」。

ですがそれはおかしい。それを考えるべきは環境問題に対して責任を持つべき政治であるはず。この理論がまかり通るならば、かつて反戦を訴えたジョン・レノンに対して「じゃあお前が対策を考えろ」と言うに等しくなってしまいます。

takさんのコメント欄を汚してすみません。どうかスルーしてください。

投稿: らむね | 2022年10月30日 07:52

柘榴 さん:

グレタ・トゥーンベリに関しては、私は決めつけを避けたいという立場です。感情過多のような気はしますけどね。

まあ、いろいろな行為にはいろいろな複雑な要因が重なっていて、単純な「動機」という言葉では語り尽くせないってことですわ。

投稿: tak | 2022年10月30日 09:30

らむね さん:

柘榴のコメントへの返信でも書いたとおり、私は、

グレタ・トゥーンベリに関しては、私は決めつけを避けたい

ということです。

妙に決めつけるよりは、別のことを考えたいと思っていますので。

投稿: tak | 2022年10月30日 09:32

調査捕鯨(中身については知らんけど)の船に体当たりなどして妨害する輩を、思い出しました。

まぁあそこまで行くと、人の命よりも鯨の命を守ることが主眼だったのねぇ。

やってることは、スープかけようがなんだろうが、日常生活の安寧を脅かすテロ行為です。

投稿: 乙痴庵 | 2022年10月30日 13:57

乙痴庵 さん:

>調査捕鯨(中身については知らんけど)の船に体当たりなどして妨害する輩を、思い出しました。

「動機が正しければ、何をやってもいい」みたいな狂信性は、本当に問題ですね。

投稿: tak | 2022年10月30日 16:35

この第一報を目にしたとき、私も批判的な立場でした。一言でいうと「環境問題で美術品を傷つけてなんになる、お門違いだろう」と。一部の〇〇〇〇の暴走なんだろうと。
ですがその後、ドイツでも同じような事件が起き、思ったのです。これは我らが気付かない何らかの(ある程度合理的な)価値観なのではないかと。

その後深耕することなくいましたが、たまたまこの記事を目にしたのでコメントいたします。
https://toyokeizai.net/articles/-/631285

投稿: らむね | 2022年11月 8日 21:31

らむね さん:

情報をありがとうございます。

1974年の米津知子さんの場合は、美術展そのものでの差別への反発から美術展を汚したということで、今回の Just Stop Oil のやったことに関してはそのあたりがピンときません。

ただ、それを別とすれば、英国ではそれほど反発されていないという事実があるということをきちんととらえ直さなければいけないでしょうね。

英国では、Just Stop Oil に関する情報が十分にあったので、少しは共感もあったのかもしれないと思いました。日本では情報が決定的に足りなかったので、私も「決めつけ」に走ったと言えるかもしれません。

やっぱり短絡的な所業だったというのは否定できないと思いますが、もう少し広い目で見る必要もあったのでしょうね。

投稿: tak | 2022年11月 9日 00:55

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