「おまいう」という言葉を初めて知った
女性自身の 11月22日付記事【萩生田政調会長「信頼回復に全力を」 岸田首相へのアドバイスが ”おまいう” と物議】という記事で、「おまいう」という言葉を初めて知った。「お前が言うな」の省略形だとはすぐにわかったが、近頃は実にいろいろな省略形があるものである。
岸田政権では 1ヶ月足らずのうちに 3人の閣僚が辞任していて、「辞任ドミノ」なんて言われている。(下の役職名は、辞任前のもの)
- 10月 24日: 山際大志郎 経済再生担当大臣 議員 (旧統一教会との関係が次々と明らかになったため)
- 11月 11日: 葉梨康弘 法務大臣 (「法務大臣は死刑のはんこを押す地味な役職」という発言)
- 11月 20日: 寺田稔 総務大臣 (不適切な政治資金収支報告書の提出)
こうした中で萩生田政調会長は、視察先の横浜でこんなことを言ったという。
「3人が辞任をするということが続いたわけですから、国民の皆さんの信頼を回復するためにもですね、岸田内閣としてはお約束の一つ一つをしっかり結果を出して、そして信頼回復に全力を挙げるべきだと思います」
ところがこの萩生田さんという人は、安倍元首相暗殺事件で俄然注目を浴びている統一教会との関連で、ニュースに名前が登場した回数が抜きん出ている。ラジオ・ニュースを聞いていても、「はぎゅうだ」という名前があんまりよくない話の中でよく出てくるので、耳についちゃったほどだ。
中でも 8月に生稲晃子議員を連れて八王子市内の統一教会関連施設を訪ね、支援を要請していたというのは、かなり大きな話題になった。おニャン子クラブの元メンバーが国会議員になっていて、「生稲」は「なまいね」じゃなく「いくいな」と読むなんてことを、私はこの時に初めて知ったほどだ。
というわけで「おまいう」ムードが俄然盛り上がったというのは、無理もない話だよね。やれやれ。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- ”The fall of the patriarchy” (家父長制の秋)(2023.11.29)
- 「大富豪と CO2 増加」そして「資本主義と人口減少」(2023.11.22)
- 岸田内閣の支持率低下を巡る冒険(2023.11.11)
- 『杉田水脈七変化』という外題のお粗末(2023.11.04)
- 「大阪万博」を巡る冒険(2023.10.08)
「言葉」カテゴリの記事
- 「新語・流行語大賞」を巡る冒険と寄り道(2023.12.02)
- 日本人の英語力低下は、英語の歌をやらないからさ(2023.11.26)
- ”「他にやることがない時間」を嫌がらない” って ?(2023.10.24)
- 草書体というものの厄介さ(2023.09.30)
- 糖尿病の呼称を「ダイアベティス」に変える?(2023.09.24)
コメント
名前、羽生田=萩生田ですか?
投稿: 山田健一 | 2022年11月23日 18:46
山田健一 さん:
すみません。ごっちゃになって打ち間違えてたのを訂正しました。
ご指摘、ありがとうございます。
投稿: tak | 2022年11月23日 22:36
私の記憶では大臣や政党の幹部、平議員に至るまで、これほど軽く見える時代はなかった。残念極まりない。
文教科学委員会で自身の新曲のCDを買ってくださいとかディナーショーの紹介をしてしまう新人議員がいる。新人議員の教育も全然できてない政党も残念。
https://www.youtube.com/watch?v=ynZ45It4M3w
これを批判する人も過去に国会内で VOGUE の写真を撮ったりして「おまいう」と言われてます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a1ed11afc7ab0b06eb857b67bf3d110a76c9cca
流行語大賞は「おまいう」で決まり。
投稿: ハマッコー | 2022年11月24日 00:19
ハマッコー さん:
例の中条某議員には、呆れましたね。よほど世間の常識の届かない世界で生きてきたんだろうと思うばかりです。
「おまいう」は、使いでのある言葉ですね ^^;)
投稿: tak | 2022年11月24日 11:13