ごくフツーのユーザーにとっての Twitter って ・・・
Gigazine に "イーロン・マスク体制の下で Twitter 幹部が相次いで辞任、証券取引委員会は「深い懸念を持って動向を監視している」と語る" という本日付の記事がある。
この記事は、TechCrunch の ”More key Twitter execs just quit, including the head of trust and safety” をベースとしつつ他の情報も加え、今年 5月の証券取引委員会(FTC)との個人情報不正利用問題に関する和解(1億5000万ドルの罰金支払いによる)が軽視されることの懸念を強調している。
私は 10月 30日の「イーロン・マスクって、Twitter で何をしたいのか?」という記事で、彼にとっては「ユーザー向けよりも広告主への発信を優先するのが当然のよう」と書いた、要するに Twitter をより有効な SNS メディアに育てることより、それを使って金儲けをしたいらしいと匂わせたつもりである。
彼は有料サービスの検討案をいくつか出しているが、それらはごくフツーの Twitter ユーザーの利益になるようなものと言えない。Gigazine の記事は「The Vergeは、Twitter の Slack チャネルにプライバシーチームの従業員が投稿したメモを入手した」と報じ、内容は次のようなものだったとしている。
イーロンは Twitter ユーザーとの唯一の優先事項は、彼らをどのように収益化するかであると示しました。彼が人権活動家、反体制派、収益化できない地域のユーザー、そして Twitter が長年かけて構築して私たちが愛している、グローバルな町の広場のユーザーを気にかけているとは思えません。
私自身は既に書いている通り、Twitter は主にこのブログの更新通知に使う程度なので、イーロンの期待する「収益」からは最も遠い位置にいる。しかし下手すると、「収益化」のための「有料化プラン」を押しつけられる可能性だって否定できない。「ブログ告知パネル」とかね。
その有料化プランに乗らなかったら、Twitter の中では「無視すべきユーザー」という位置付けに蹴落とされるかもしれない。そうなったら、こちらとしては別に Twitter に義理があるわけでもなんでもないから、あっさりと去るのみである。
まあ、今はまだ「去るタイミング」じゃなさそうだから静観しているところだが。
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コメント
あーでもないこーでもない。
「気軽さ」が失われたら、損なわれたら、「そこらのオッサンオバサンの」愚痴なりなんなりの「ハケグチ」もなくなる模様と言うことで、ツイッターが「彼の岸」になってもやぶさかでない…。
まぁ、アタクシも枝葉末節の末節の末ユーザーなので、影響はないかと思われます。
投稿: 乙痴庵 | 2022年11月14日 20:52
乙痴庵 さん:
確かに、Twitter はこれまで「気軽さ」を最大の武器としてきてましたよね。それが失われたら、別のものになってしまいそうです。
投稿: tak | 2022年11月15日 04:29