「シマエナガが乗っています」というステッカー
一昨日、国道 125号線をクルマで走っていると、前のクルマのリアに「シマエナガが乗っています」と書かれたステッカーが貼ってある。"Baby in Car" という変な英語のステッカーはしょっちゅう見かけるが、「シマエナガ云々」というのはわけがわからず、目が点になりかけた。
ペンギンがシートベルトしているような絵が添えられてあるので、ますます「それって、どんな珍獣なんだ?」と、気にかかる。赤信号で停まっている間にスマホで検索してみると、どうやら「エナガ」という小鳥の一種らしいということまではわかった(参照)。
この時はすぐに青信号に変わったので詳しく読んでいる時間がなかったが、帰宅してから改めてネットを見ると、世の中ではこの鳥のかわいらしい姿が評判になっているという。あの山と溪谷社まで、来年用に「白い妖精 シマエナガ」というタイトルのカレンダーを出してるじゃないか。
ちなみにシマエナガは鳥獣保護法で飼育が禁止されているというから(参照)、クルマに同乗させていいわけがない。ということは、あれはステッカーだけに「はったり」なのだろう。そんなものをわざわざ買ってまで貼るのだから、世の中にはいろいろな人がいるものである。
改めて「が乗っています ステッカー」というキーワードでググって見ると、ずいぶんいろいろなステッカーがあるものだ。「犬」や「猫」、「文鳥が乗っています」ならまだわかるが、「調子に乗っています」「脂(あぶら)が乗っています」のみならず「誰も乗ってくれません」なんて自虐ネタまである。
こうしてみると、世の中まんざら捨てたものじゃないのだね。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「残暑見舞い」に八つ当たり(2023.08.26)
- ウナギを食わないって、そんなに難しいことなのか?(2023.07.30)
- 入道雲に「三好清海入道」の顔が(2023.07.29)
- そりゃ、エレベーターでのイタズラはヤバいけど・・・(2023.07.25)
- プリゴジンは既に死亡している? ロシアのヤバさ(2023.07.17)
コメント
ななかかいい作品?がありますね。
「誰も乗ってくれません」、おもしろいですね。
「鬼嫁乗ってます」とか「嫁が乗ってます、危険」なんてのは、信号で停止時に降りて見に行きたいですね。
多分、貼るのを拒否されるとおもいますが。
残念なことに Baby in car が主流で Baby on board は街中でまだ見たことがありません。
「あかちゃんが乗ってます」でじゃだめなのかなあ。
投稿: ハマッコー | 2022年11月 8日 22:45
ハマッコー さん:
>「鬼嫁乗ってます」とか「嫁が乗ってます、危険」なんてのは、信号で停止時に降りて見に行きたいですね。
同感! (^o^)
>残念なことに Baby in car が主流で Baby on board は街中でまだ見たことがありません。
>「あかちゃんが乗ってます」でじゃだめなのかなあ。
横文字を使うことによる「雰囲気至上主義」というのがあると思うようになりました。具体的な意味ではなく、あくまでも「雰囲気」重視ですね。
例えば、"SDGs" は "sustainable development goals" という言葉の省略形であると理解している人はずいぶん少ない印象ですが、”SDGs” と言いさえすれば「環境保護に気を使ってる」というイメージだけは与えられるということもあります。
さらに言えば、”SDGs” と言いさえすれば、よくわからないけど「免罪符」を得たような感じにさえなるというのは、最近よく指摘されるところですね。
投稿: tak | 2022年11月10日 04:40
「(家に)猫がいます」もありますよ。
もともとBaby in car は車が事故にあったとき、救護者が隙間に隠れた赤ちゃんを助けそびれないためのものですが、犬乗せてる方多いですね。
投稿: まるまま | 2022年11月10日 14:30
まるまま さん:
>もともとBaby in car は車が事故にあったとき、救護者が隙間に隠れた赤ちゃんを助けそびれないためのものですが、犬乗せてる方多いですね。
ほほう、そういう意味があったんですか。でも、確かにいつも赤ちゃん乗っけてる人というのは少ないですよね。
投稿: tak | 2022年11月10日 18:48