ドイツに関する変な思い出
昨日は「日本、ドイツに勝っちゃった」なんて、単純ノー天気な記事を書いてしまったが、私にとってドイツというのは好きな国の一つでもあるので、できることなら、ドイツには 2戦以後は勝ってもらって、一緒に揃って決勝トーナメントに出てもらいたいと思っている。
何しろ、ドイツというのは私が初めて行った外国である。この時のことは、2006年 4月 18日付の "ドイツに行って、まず大切なこと" という記事に書いている。
この記事で強調しているのは、ドイツに行ってレストランなどでトイレに入る場合、間違って女性トイレになんか入っちゃいけないということだ。ドイツの店では大抵の場合、絵柄のアイコンなんてなくて、単にドイツ語で "Herren" と "Damen" と書いてあるだけなのだよ。
発音すれば「入ぇれん」と「駄〜目ん」なのでまごついてしまうわけなのだが、ドイツ語ではこの「入ぇれん」の方が「男性用」で、「駄〜目ん」は「女性用」なのである。まるで冗談みたいな話。
初めてドイツに行った時、レストランでこれを目の当たりにして面食らってしまい、あわてて客席に引き返してウェイターのお兄さんに "Which is men's room herren, or damen?" と聞くと、彼は真剣な顔で人差し指を立て、「入ぇれん、入ぇれん!」と 二度繰り返してくれた。英語が通じてよかった。
さらに、それに先立つ 2005年 1月 13日の "「丸ごとアイスバイン」の恐ろしさ" という記事では、ドイツの名物料理「アイスバイン(eisbein)」について書いている。
これは「日本で言う『豚足』みたいなもの」と聞いたので、フランクフルトの賑やかなビアカーデンで、同行の 3人でそれぞれ 1皿注文したところ、ものすごくデッカい「豚の太股の丸焼き」が出てきて、ひっくり返りそうになってしまった。上の写真がそれに近いが、あの時のは長さが倍ぐらいあったなあ。
道理で、注文した時に立派な体格の店のオバサンが「あんたら、わかってんの、これだよ、これ!」という感じで、自分の巨大な太股をパンパンッと叩いてみせてくれたわけだ。あの時は同行の 2人は半分も食えなかったが、私は日本男児の面目にかけて完食して、翌朝まで腹がパンパンだった。
ちなみに日本のドイツ料理店で同じものを注文しても、これの 4分の 1 ぐらいの量で出てくるらしい。日本人向けにはそうなるよね。
ああ、こうして思い出話を書いていると、またドイツを旅してみたくなってくるが、今の私は肉を食わない人になったので、彼の地ではジャガイモ食うしかないかも知れないなあ。
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