「もみじマーク」と、自民党政権の「年寄り優遇」
先月 18日付の " 「もみじマーク」を貼っちゃったのだが" という記事で、四つ葉みたいなマークが気に入らないので、さっそく Amazon で「昔のもみじマーク」を注文したと書いておきながら、その後の報告をすっかり忘れていた。
「昔のもみじマーク」は間もなく届いたのでさっそく貼り替えてみると、ご覧の通り、ずっとシンプルですっきりしている。下に新しい方のマークを示すので、比べてみてもらいたい。みんな、よくこんなわざとらしいのを付けていられるなあ。
このマークについて改めて Wikipedia で調べてみると、正式には「高齢運転者標識」なんて言うのだそうだ。その変遷を時系列でまとめるとこんな具合になる(太文字部分に注目)。
- 当初のマークは 1997年の改正道路交通法で、75歳以上の努力義務として設けられた。
- 2001年の改正で 70歳以上となる。
- 2008年の改正で罰則有りの義務に変わったが、高齢者の反発が大きく、翌 2009年に努力義務に戻る。
- 当初のデザインは「枯れ葉マーク」や「落ち葉マーク」などの俗称で、当の高齢者に不評だったため、2011年に現行のものに変更された。
私としてはつい最近まで 70歳以上のドライバーは付けるのが義務なのだと思っていたのだが、実は一度義務化されたものの直後の反発が大きかったため、すぐに「努力義務」に戻されたという経緯があるようなのだ。ということは付けなくてもいいってことだが、まあ、せっかくだから取らないでおこう。
そして当初のマークは「年寄りくさくてイヤだ」と不人気だったため、現行マークはことさらなまでに緑色なんかを配しているというわけなのだろう。それでかえってわざとらしい悪趣味になっているのだが(参照)、多くの年寄りはそれについては全然構わないと思っているらしい。
自民党政権ってこんな具合に、年寄りの声にはどうでもいいトンチンカンなことまで含め(あるいは、トンチンカンなことほど)、きめ細かく対応するのだね。一方、若い層の声がなかなか政治に届かないのは、選挙での投票率が年寄りに比べて圧倒的に低いせいなのだろうが、これってやっぱりムカつく。
というわけで、今年で古稀(70歳)を迎えたくせに、フツーの年寄りとはなかなか話が合わないので、その辺りご配慮のほど、
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コメント
その旧型ティアドロップタイプを…。
4枚使って頂点を集合させて、「四つ葉のクローバー」的な貼り方には、なんだか共感を覚えました。(ボンネットにドーン!)
アタシャ若人時代、若葉マークを3年くらい貼り続けて、白バイ隊員のお兄さんから注意を受けた経験あります。
投稿: 乙痴庵 | 2022年12月25日 18:08