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2022年12月13日

「パブロンゴールド」が品薄になるかもという話

PRESIDENT Online に "中国人が「パブロンゴールド」を買い占める ・・・ 中国のコロナ政策の転換で、日本の風邪薬が売り切れるナゾ" という記事がある。元々「パブロンゴールド」が大好きだった中国人が「ゼロコロナ政策」の転換で、大々的な買い占めに走りそうだというのだ。

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中国の「ゼロコロナ政策」というのは、これまでその言葉は聞いていても内容は正確に知らなかった。私なんか単純素朴に「ちっとも『ゼロ』なんかじゃないじゃん」と思っていたのだが、この記事の筆者、高口康太氏は次のように説明している。

もともとのコロナ対策は、無症状の感染者も濃厚接触者もそれどころか濃厚接触者の濃厚接触者までもすべて隔離してしまう。ついでに、複数の感染者がでたハイリスク区画は封鎖してしまう。というものだった。

なるほど、隔離・閉鎖された「あっち側」にはコロナ感染者がいても、あくまでも「こっち側」ではゼロなんですよという建て前だったわけだ。しかし実際問題としては、そんな理窟であちこち閉鎖しまくったらまともな市民生活が送れなくなってしまう。

こうした中で抗議運動の盛り上がりもあったためか、 12月に入ってからの中国政府の政策はがらりと変わり、以下のようになってしまったのだという。

感染者を無理に見つけ出すことはやめます。濃厚接触者はもちろん、無症状感染者も治るまで家にいていただいて結構です。オミクロンなんて恐くないですから。一応、オススメのお薬リストを用意しておきましたので、それを飲んで寝ておいてください。

というわけで、中国国民は自分や身内がコロナになっても隔離されなくなった代わりに、薬を自分で調達しなければならないことになった。既に解熱剤が品薄状態になってしまってるらしい。

それだけでなく、日本旅行買い物ガイドで「日本十大神薬」の一つに取りあげられる「パブロンゴールド」を買い占めて、中国で転売しようという動きも見られるようなのだ。まったく油断も隙もない。

こうなると、そのうち日本でも風邪薬が品薄状態にならないとも限らない。ちなみに我が家の場合は、8日前の「頼りになるなあ、葛根湯と柴胡桂枝湯!」という記事で書いた「葛根湯」や「柴胡桂枝湯」を常備薬としていて、「パブロンゴールド」なんて飲んだことがないからいいけど。

ただ、葛根湯までわざわざ日本に買い占めに来たりはしないだろうなあ。漢方薬の本家本元たる誇りにかけても。

 

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コメント

夕方のニュースで、「(大陸)国内の感冒薬が品薄になり、無許可の薬品販売も横行している。」(甚だしく簡略化してます)…、ってところに繋がるんかな?

別のニュース解説で「食料自給率」のこともやってましたが、この世界情勢で、医薬品も安定して製造できるんでしょうかねぇ。
(日本国内野菜自給率は75%と言うけど、野菜作るタネや化学肥料は輸入依存だと。)

投稿: 乙痴庵 | 2022年12月15日 19:10

乙痴庵 さん:

こうしたご時世になると、風邪薬ぐらいはちゃんと常備しとく方がいいみたいですね。

面倒くさい世の中になったものです。

投稿: tak | 2022年12月15日 19:26

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