ワールドカップと「しそうけいさつ」
半ば以上諦めていたので、ワールドカップの日本 ー スペイン戦は、朝起きてから録画でダイジェスト版を見ようと思っていたのだが、Mac を立ち上げてすぐに、何と「勝利」の文字が飛び込んできた。スゴいじゃないか、ジャパン!
勝てると思っていなかったドイツとスペインに勝ち、悪くても引き分けと思っていたコスタリカに負けるのだから、世の中わからないものである。とくに 2点目は画面で見ても「チョー微妙」な判定だったから、本当にわからないものだ。
ところで、12月 1日付の毎日新聞に ”「しそうけいさつ」漢字に変わりました 外壁のひらがな表示、惜しむ声” なんてニュースがある。「しそうけいさつ」なんて書いてあると「思想警察」という穏やかじゃない漢字が思い浮かぶが、これ、兵庫県宍粟(しそう)市にある警察署なんだそうだ。
「宍粟」という地名をちゃんと「しそう」と読める人は、全国ベースでは圧倒的に少数派に違いない。それだけに宍粟警察署としても、外壁表示は敢えて「しそうけいさつ」と平仮名にしたんだろう。
ただ当事者的には「思想警察」なんて言葉を連想させるなんてことは、考えてもいなかったようなのだ。せめて最後に「しょ」を付けて「しそうけいさつしょ」としてくれれば少しは和いでいただろうに、壁の横幅が足りないなんて思ったのかな。
そもそも宍粟市民なら読めないはずがないし、ほかから訪れる人だって、ちゃんと目的があって来るなら「ししくり」じゃないぐらいのことは理解しているだろう。ということは、何もことさら平仮名にする必要なんてない。
あるいは「子どもにも親しまれるように」なんて思ったのだとしたら、「余計なことは考えなくていい」と言うほかない。
ところがいざ漢字に変えてみると、この平仮名表示の消滅を惜しむ声が大きいというのだから、世の中おもしろいものである。それならそれで、「話のタネ」として平仮名を残しておくのも一興だったかもしれないね。
ワールドカップにしても「しそうけいさつ」にしても、何がどう転ぶかわからない。世の中というのは、だからこそおもしろいのだろう。
ただ、私としてはスペインにはあまり思い入れがないから、ドイツと一緒に決勝トーナメントに進みたかったなあ(参照)。
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- パリ五輪、SNS で「誹謗中傷」することの恥ずかしさ(2024.08.07)
- 野球とサッカーのイメージを比べてみると(2023.05.17)
- 大相撲番付の不思議な伝統(2023.01.23)
- ワールドカップ、既に心は 4年後に(2022.12.06)
- ワールドカップと「しそうけいさつ」(2022.12.02)
「ニュース」カテゴリの記事
- 神戸の小・中学校の 9割以上が「土足性」だそうだが(2024.09.16)
- SNS が「台風 10号が消えた」で盛り上がったらしい(2024.08.31)
- 「お好み焼き」がパリでも人気というのだが(2024.08.03)
- 興奮して叫びながら水に飛び込むと、下手したら死ぬ(2024.07.20)
- 電動スーツケースって、ダッサァ!(2024.06.29)
コメント