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2023年1月に作成された投稿

2023年1月31日

夜明け前が一番暗いわけじゃないが、寒いのは確か

「夜明け前が一番暗い」というのは、元々は ”The darkest hour is just before dawn.” という西洋の諺である。「苦難とは終わる直前の時期が最も苦しいのであり、それを乗り越えれば好転していく」という暗喩で、これをタイトルとした歌まであるほどだから、ポピュラーな言い回しなのだろう。

というわけなのだが、「苦しくても諦めずに頑張ろう」みたいな意味を別とすれば、文字通りの「夜明け前が一番暗い」というのは、「そりゃ、違うよなあ」とずっと思ってきた。下の写真は今朝 5時前の東の空で、これを見ても「日の出る前から、だんだん明るくなる」のが明らかである。

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ただ問題は、「夜明けとはいつの時点のことなのか」ということだ。「夜明け = 日の出」であれば「夜明け前が一番暗い」が間違いなのは明らかだが、「日の出前のぼんやりと明るくなり始めた頃」をいうとすれば、ちょっとビミョーなことになる。

とはいえ、「ぼんやりと明るくなり始める直前」が一番暗く、そこを境とし、一転して明るくなり始めるなんて考えることにも無理がある。自然というのはそんなにデジタルな杓子定規ではない。

実際には「暗い夜」を経てだんだんと夜明けに向かって明るくなるのであり、そこには明確な境界線なんてない。そもそも「暗い夜」なんていうのも多分に観念的なもので、個別に見れば皓々とした満月の夜もあり、さらに満月だって雲に隠れたりもするから、同じ暗さではない。

人生も同様で、「良くなり始める前が一番苦しい」なんてわけでもない。どんな苦しい時期でも、意識すれば楽しい一時を見出すことができる。要するに、妙な固定観念に縛られずに生きていきたいものなのである。

ただ、今の時期は「夜明け前が一番寒い」ということなら、感覚的にほぼ言えると思う。とくに最近は寒波が続いているから、夜明け前に早起きすると、暖房を点けて部屋が暖まるまでは足踏みしながら震えていなければならない。

実は今日も都合で早起きしたので、上の写真は寒さに震えながら撮ったものである。

 

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2023年1月30日

金というのは、楽して稼げるものじゃない

近頃ニュースを騒がせている「連続強盗事件」の首謀者がフィリピンの収容所にいる通称「ルフィ」なる人物だったなんていう話が明らかになっている(参照)。彼はネットを通じて実行犯を募集していて、それが「闇バイト」なんて言われてるんだそうだ。何だかマンガに出てくるようなストーリーである。

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NHK ニュースによれば、この「闇バイト」に応募して、実際の強盗事件に関わった強盗被告が「後悔しかない」と証言しているという(参照)。記事を読むと「闇バイト」への応募はごく軽い気持ちからだったが、あれよあれよという間に深入りしてしまい、取り返しの付かないことになったようだ。

こうした犯罪について、フナイムという通称で詐欺グループのリーダーだった男性が、YouTube 上で「闇バイト」の実態について語っている(参照)。彼は今では更正して、こうした犯罪に関わらないようにと呼びかけているもののようだ。

彼は一時的には月額 2,000万円もの収入を得ていたというが、動画からの印象では「あぶく銭」的に浪費してしまっていたもののようだ。そして「闇バイト」の実行犯の受け取る報酬は 10万円とか 20万円、高くても 100万円というようなレベルのようで、しかも持続性は認められない。

彼はこのビデオの最後で、「一時の 10万円、20万円で一生を棒に振るのであれば、もっと知識をつければ稼げる仕事なんていっぱいあるんで、自分の本当にやりたいこと、お金じゃなくてね、そこを追ってもらいたいなと思います」と語っている。

今さら言うまでもない当たり前の話だが、金というのは決して楽して稼げるものじゃないのだよ。

 

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2023年1月29日

雪のあれこれ

昨日の朝に土手を白く染めていた雪(参照)はほとんど解けてしまったが、木陰などではまだ解け残っている。日向はすっかり乾いてしまっているのと対照的で、日の光が当たると当たらないではかなりの違いになるものなのだね。

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つくば周辺も 40年以上前に引っ越して来た頃は 1月から 2月にかけて、時々結構な雪が降った。下の写真は 2017年 12月 17日の記事に添えたものだがが、この青いスウィフトに乗っていたのは 10年以上前のことだから、多分 2012年 1月の大雪の時の写真だと思う。

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つまり 11年前のことだ。それ以前はこのくらいの雪は珍しいことではなかったが、最近ではほとんどなくなってしまった。変われば変わるものである。

雪と言えば、今日の Togetter で珍しい画像が話題になっていた。「玄関前のタイルに吹き付けた雪が不思議な模様を描いていた→なぜこうなるの?→答えがわかっても不思議な印象に」というもので、のぶぶ さんという方の 1月 25日の tweet が発端になった。

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見れば見るほど不思議な画像で、私ごときにはどうしてタイルの上で雪がこんなことになるのか想像も付かず、「奇跡」としか思われなかった。ところが 2日後に、タイルの仕事を専門とする方によるコメントで、この「奇跡」の裏側(まさに「裏側」である)がわかった。こういうことであるらしい。

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つまりこのタイプのタイルは、4枚に見える部分が裏でつながっていて、その「つなぎ」(右上写真の黄色部分)部分の熱伝導が低いために、降った雪がそこだけきれいな模様として解け残ったのだろうという。自然と人工の、見事な合作だ。

世の中って、時折こうした奇跡的な現象があらわれる。なかなか捨てたものじゃない。

 

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2023年1月28日

一人で静かに気持ち悪がるだけなら、お前の勝手だが

Buzz Feed に "「同性婚が気持ち悪いと言って何が悪い」SNS の差別投稿で謝罪の愛知県議 → また差別コメントを投稿" という記事がある。こんなナンセンス発言を繰り返しているのは、愛知県の渡辺昇という県会議員である。

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問題の事実は、端的には記事の冒頭で以下のように紹介されている通り。

昨年10月、「同性結婚なんて気持ち悪いことは大反対!」と SNS に書き込み、謝罪した愛知県議が 1月 24日、再び SNS に「同性婚が気持ち悪いと言って何がいけないんですか」などと書き込んでいたことがわかった。

これには「一人で静かに気持ち悪がるだけなら、そりゃお前の勝手だが、それを県会議員の看板背負ってことさらに SNS に書き込むというのは、やっちゃいけないことだよ」と言うほかない。それって、あまりにも思いやりに欠ける所業だ。

たとえば私は上に掲げたこの議員の顔写真を見て、正直なところ「ちょっと気持ち悪い顔つきの野郎だな」という印象を抱いた。こうしたことはフツーだったら絶対に口外しないが、今回はまあ、話の行きがかり上で敢えて書いてしまう。

エイブラハム・リンカーンは「40歳過ぎたら自分の顔に責任をもたなければならない」と言ったと伝えられる。そしてこの渡辺昇という議員は 1968年 11月 ⒏日生まれ(参照)というから、現在 54歳だ。ということは、自分の顔にしっかり責任持たなければならないという考え方もできるわけだ。

ただそれはそれとして、通常の場面では「お前は気落ち悪い顔つきだ」なんて正面切って言うのは失礼だろう。私だってこんなことは行きがかり上とはいえ、今回初めて書いた。

というわけで、「自分の責任」とも考えられる「顔つき」についてさえ「気持ち悪い」なんて言わないのが一応の礼儀ということになっているのに、「自分の責任」とは言えない LGBT 的な資質関連のことで「気持ち悪い」なんてことさらに公言するのは、やっぱりどうかしてる。

それからもう一つの問題は、この渡辺昇という議員、「同性婚が気持ち悪いと言って何がいけないんですか。世の中には同性婚を気持ち悪いと思う人がほとんどです」などと投稿していることだ。自分の勝手な印象を「世の中」の名を借りて正当化しようとしている。

マイノリティのあり方をマジョリティの価値感で単純かつ一方的に悪く言うのは、「いじめ」の原点である。さらに一昨日の記事で書いた、森喜朗の暴言・失言の根底にある「これは世間一般の感覚なんだから、自分は決して悪くない」という「責任逃れ」の意識とも共通する。

私はこれについて、"実は決して「世間一般の感覚」ってわけじゃなく、自分自身の頭の悪さから導かれた「見当違い」ということがほとんどなのである" と書いている。渡辺昇という人に関しても、同じことを言いたい。

いずれにしても私は、こいつにとっての「世の中のほとんど」という範疇からはみ出した存在のようで、実に幸いなことだ。世の中、多様だからおもしろいのである。

 

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2023年1月27日

理髪店の「あめんぼう」を巡る冒険

時々通る道沿いに理髪店が集中している一画があり、ほんの 4〜500メートルの間の 3箇所で「あめんぼう」がクルクル回っている。もっぱら「1,000円床屋」(今どきは「1,200円床屋」?)にしか行かない私としては、「高い床屋って、今もちゃんと商売になるんだなあ」と感心するばかりである。

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で、急にあの通称「あめんぼう」って、正しくは何というのか気になって調べてみたところ、Wikipedia では「サインポール」で検索された。そしてそこには「3色のサインポールは世界共通のマークであるといわれる」とある。これには「へえ!」と驚いた。

ただし「サインポール」は和製英語だそうで(いかにもそんな感じだよね)、「英語では barber's pole または barber pole と呼ばれる」とある。念のために "barber's pole" で検索してみると、 ちゃんと英語版の Wikipedia で見つかった(参照)ので、信じていいだろう。

日本語ページには 12世紀から近代までのヨーロッパでは理髪師が外科医を兼ねていたので、「あめんぼう」の赤と青は動脈と静脈を表すという説があると書かれている(英語ページの記述はより詳細)。そういえば、これは私もはるか昔の子どもの頃に聞いて「へえ!」と驚いたことを思い出した。

ということは、「あめんぼう」が世界共通ってことは、まんざら初耳でもなかったのだね。アブナい、アブナい。ただし動脈と静脈の区別は 17世紀になって初めて知られたことなので、これはガセネタという指摘もあるらしい。またまたアブナい、アブナい。いろいろ信じすぎないようにをつけなければ。

ここまで来てしまうと、急に「あめんぼう = サインポール」ってどのくらいの値段で買えるのかなんてことが気になってしまい、Amazon のサイトに行ってみると、なんと高さ 60㎝ のものなら 11,920円で買えるとわかった(参照)。へえ、案外手軽に買えるものなのだね。

世の中、身近でありながら改めて調べてみると「へえ!」と驚くようなことが一杯だ。好奇心さえあれば、人生は退屈しているヒマがない。

 

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2023年1月26日

日本の政治の世界のレベルって・・・

はてなブックマークに載った二つのリンクを見て、一つめで「こんな人でも日本の国会議員になれるんだなあ」と呆れ、さらに二つ目では「こんな人でも日本国の首相をやってたんだなあ」と言うほかなくなってしまった。日本の政治の世界のレベルって、かなりスゴい(決して高いという意味じゃなく)。

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二つのリンクとは、"維新・中条きよし参院議員が議員会館から新曲宣伝会見 不適切使用を「深く反省」" という文春オンラインの記事へのリンクと、"森元首相「ロシアが負けることは考えられない」都内の会合で" というNHK のニュースへのリンク。読んでみると「いやはや・・・」としか言いようがない。

中条きよしという人は、昨年 11月 15日にも国会文科委員会の質疑で突然自分の新曲について話し始め、「ぜひお聞きになりたい方はお買い上げください」なんて宣伝しちゃった(参照)。翌 16日には「芸能や文化に関しての話はいいかと思っていた」なんて、恥の上塗り的なことを語っている(参照)。

さらに「年金未納」の問題に関しては「年金なんていらないから払わない」なんてほざいたという。年金ってそういう問題じゃないのだけどね。

早い話がこの人、芸能界で世間一般の常識というものを知らずに生きてきてしまったんだろう。いや、「常識を知らない」だけじゃなく、当たり前の考え方すらも身に付けていないようなのだ。

ここまでくると政治ニュースじゃなく、「お笑いの世界」のニュースにしてしまいたくなってしまう。いや、そんなことを言うと、お笑い芸人たちに「俺たち、そこまでアホじゃない」と怒られそうだが。

さらに森元首相となると、問題はより深い。この人、失言、暴言に関しては昔から数え切れないほどあって、いちいち問題にしていられないほどだが、当サイトでも過去に 2度ほど取り上げている。

森喜朗元首相の、何が「暴言」なのか (2014/2/22)
「悪くもないのに謝ってやってるんだ」と思ってる人 (2021/2/7)

森氏の問題なのは、「みんな腹の底で思っていることを、自分がはっきり口に出して言ってるんだ」みたいな意識をギンギンに感じてしまうことだ。要するにこの人、「これは世間一般の感覚なんだから、自分は決して悪くない」と思ってるのである。だから決して懲りない。

しかし、この人の暴言、失言の類いは、実は決して「世間一般の感覚」ってわけじゃなく、自分自身の頭の悪さから導かれた「見当違い」ということがほとんどなのである。このことを、当人はさっぱりわかっていない。

今回のウクライナ問題での「ロシアが負けることは考えられない」なんて発言は考えの足りなさの最たるものだ。昔のヴェトナム戦争の終わり方を覚えていたら、そんなナンセンスな発言はできるはずがない。

ヴェトナム戦争は 1973年の「パリ和平協定」による米国の撤退で幕を閉じた。これに関しては「米国の名誉ある撤退」と言う人もいるが、要するに米国は「負けた」のである。ロシアもいずれ「撤退」せざるを得なくなるだろうが、それって「負け」ってことなのだ。

「この程度の人で、首相が務まったんだなあ」と思ってしまうが、まあ、務まらないことが明白になったので、たった 1年ちょっとで、みっともない形の辞任に追い込まれたわけなのだがね。

ちなみにこの人のビョーキはいくら年を取っても治らないようで、東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会会長という名誉職めいたものまで余計なことを言ったせいで勤めきれなかったのは、記憶に新しい(参照)。

 

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2023年1月25日

新名神高速が雪でマヒ状態というニュースで

昨日の記事で10年に一度の最強寒波が南下…近畿で警報級の大雪の見込み」というニュースを紹介した時点で、こんなことになるんじゃなかろうかと危惧していたが、やっぱりそうなってしまった。新名神高速道で多数の車が動けなくなってマヒ状態になり、解消の目処が立っていないという。

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NHK ニュースは本日 16:57 付の「新名神 多数の車が立往生 三重 菰野 IC~滋賀 甲賀土山 IC 下り」というニュースで、「三重県と滋賀県にまたがる一部の区間で多数の車が動けなくなる立往生が起きています」と伝えている。かなり大変な状況のようだ。

ニュースは「25日昼前の時点で、距離はあわせて 10キロほどとみられましたが、午後 2時の時点ではわからないとしています」と伝えている。ということは、把握しきれないほどの区間で立往生になっているということなのだろう。

関西方面はあまり大雪が降らないので、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなどの装備に無頓着なドライバーが多いのだろう。とはいいながらも、昨日の時点で雪になるとの予報が明らかになっていたのだから、あまりにも無警戒すぎだ。

ただ、自分だけが雪の対策をしてもそれで大丈夫とはならない。私は経験上わかっているのだが、いくら自分のクルマがスタッドレスタイヤを付けていても、周りのクルマがノーマルタイヤで動けなくなってしまうと、その渋滞の中から抜け出せなくなってしまうのだ。

私は一応雪国の生まれなので、雪が降るかもしれないという予報が出たら、念のためにスタッドレスに履き替えることにしている。ところが雪国以外では素直にそうしてくれるドライバーが少ない。これが問題だ。

雪国ならほとんどのクルマがスタッドレスを履いているので OK でも、関東や東海、関西になると多くのクルマが動けなくなってしまう。自分のクルマは装備十分で問題なく走れるのに、巻き添えをくらって動けなくなってしまうというのは、本当にストレスなのである。

だいぶ前にこのストレスを味わってしまったので、私は雪が降り始めたらできるだけクルマを走らせないようにしている。新名神の立往生の中にも「俺はちゃんとスタッドレス履いてるのに、なんで周りの連中の巻き添え食わなければいけないんだ!?」と、ストレス満々のドライバーが少なくないと思う。

本当に本当に、気の毒な限りである。

 

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2023年1月24日

「10年に一度の最強寒波」ということのようで・・・

ニュースで「大寒波」とか「大雪」とか騒がれている割には、ここつくばの地は呑気なもので、今日は昼前から晴れたし風もそれほど冷たくない。ところが天気予報やニュースを見ると、日本の天気はどうやら大変なことになっているようだ。

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ウェザーニュースの予報図を見ると、今回は日本海側でも東北よりは北陸以南の方が大雪になっているようで、山陰でもかなり降雪を示す色が濃くなっている。九州まで鹿児島を含む広い範囲で雪のようだ。

毎日放送は「10年に一度の最強寒波が南下…近畿で警報級の大雪の見込み」と伝えていて、近畿地方の北部、中部では警報級の大雪になるとしている。ニュースに添えられた本日午後 9時の雨と雪の予報を見ると、京都は当然として紀伊半島や四国まで降雪を示す白で塗られている。

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山陽新幹線沿いで大丈夫そうなのは大阪、姫路、広島ぐらいなもので、姫路〜岡山間に降りてくる雪雲は、瀬戸内海を越えて四国まで達するようだ。こんなような予報図は、あまり見たことがない。

実は私は来月、久しぶりに山陰方面に出張することになりそうなのである。久しぶりの遠方への旅になるのでわくわくしているのだが、それが今月じゃなくてよかったよ。願わくは、来月になったら少しは春めいた陽気になっていてもらいたい。

時間と天気さえ許せば、先月 25日の「連続 19年毎日更新」時の記事(参照)で触れた足立美術館に立ち寄ってみたい。この時の記事では「とりあえず、島根県安来市の足立美術館というところに行ってみたくなったし・・・」と書いているが、こんなに早く叶いそうになるとは思わなかった。

雪がおさまってくれればありがたいが、ここの庭園は米誌の日本庭園ランキングで 19年連続トップを維持しているだけに、雪なら雪でまた素晴らしい光景になるようだ。楽しみ、楽しみ。

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願わくは、例え雪になったとしても大雪にはならないように・・・。

【追記】

足立美術館のサイトにある昨年末の情報だが、ここの日本庭園は 19年どころか「20年連続日本一」に選ばれたそうだ(参照)。

 

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2023年1月23日

大相撲番付の不思議な伝統

Japaaan のサイトに "一横綱一大関は 125年ぶりの異常事態! 大関不在になっちゃったら、誰が大関に?? さらにレアな番付「横綱大関」とは" という 1月 20日付の記事がある。正直言って、この見出しを見ただけでは意味がわからなかった。

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今場所の番付表をみると、ただ一人の横綱照ノ富士が休場で、貴景勝が実質的な最上位。そしてその貴景勝が優勝で幕を閉じたわけだ。ところが番付をみると、東の横綱照ノ富士の地位が「横綱大関」となっている。これって、一体何なんだ?

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Japaaan の記事には、下のように説明されている。日刊スポーツの昨年 12月 27日付にも、同様の説明がある(参照)。

大相撲では横綱は名誉地位みたいなもので、あくまで番付の最高位は「大関」です。大関は東西に最低一人は必ずいなければならないとされており、それが伝統となっています。

ところが今場所は大関が一人しかいないので、こんな具合になる。

まずは横綱が大関を兼任して名乗り「横綱大関」という名称で、番付に登場します。今回は照ノ富士が「横綱大関」となりました(そのため今回は、先場所東の大関だった貴景勝が、照ノ富士が東の大関扱いのために西の大関となっています)。

なるほどね。そういうことだったのか。ということは、貴景勝が横綱に昇進しちゃって新たな大関が誕生しなかった場合は、照ノ富士と貴景勝の 2人が「横綱大関」を名乗ることになるのだという。なかなか面倒くさいことだ。

相撲というのはいわゆる「プロ・スポーツ」とは性格が異なり、多分に「伝統芸能」的な性格ももっている。そんなわけで、すっきりとした理窟だけでは割り切れない決まり事があるわけなのだね。

 

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2023年1月22日

コロナが「5類」に移行したら、どうなるのか?

新型コロナウイルスによる感染症がこれまでの「2類相当」から「5類」に変わるというのがもっぱらの話題だが、それでどうなるのかというのは「室内でのマスク着用が必ずしも必要でなくなる」という以外、よく理解できていない。まあ、それさえわかれば十分だとも思うのだがね。

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この件に関してググってみたところ、日テレ NEWS の「【解説】今さら聞けない! 5類になったらどう変わる?」という記事が見つかった。肝心の「屋内でのマスクの着用」に関しては、「原則不要とする方向で調整を進めていることがわかりました」とある。

ただこれに関しては、「現在でも、マスクは、屋外で駅まで歩くとか、屋内でも図書館や美術館で会話がない場合などは着ける必要なし、とされています」とある(参照)。へえ、屋外で着用の必要がないとは知っていたが、屋内に関してはちっとも知らなかった。

そう言えば地元の市立図書館でも、入り口に「マスク着用」という表示はない。ただ、図書館職員がマスク着用しているので「無言の圧力」めいたものが感じられ、入館者もほとんどマスクを付けている。5類に移行したら、この「圧力」がすぐになくなるのかどうか、ちょっと疑問だ。

屋外でのマスク着用に関しては、だいぶ前から「距離が確保できない場合以外は必要なし」ということになっていたはずだが、人通りの少ない田舎道や川沿いの土手などでもしっかりとマスクをして歩いている人が少なくない。「マスク好き」って、結構多いみたいなのだ。

私なんか「5類移行」以後は、嫌いなマスクから解放されてさぞかし清々すると思っているのだが、これほどまでに「マスク好き」が多いと、ちょっと軋轢を生じてしまうんじゃないかと心配になってしまう。いずれにしてもどこにでも堂々とマスクなしで行けるようになるには時間がかかりそうだ。

それから医療費やワクチン費用の問題だが、当面は公費負担が継続されるという報道もあるものの、原則自己負担ということに移行していくものと見られる。そうなると、「もしかしてコロナに感染したかな?」と思っても医療負担を怖れて医者にかからないケースが増えてしまいそうだ。

ある意味「野放し状態」みたいなことになるので、今回の年末年始の例のように、ちょっとした感染拡大ということにもなりかねない。ただ、そうなっても具体的な「数」として把握されにくくなるから、よくわからない状態で推移することになるのだろう。

そんなわけで、「何だかよくわからないうちに、いつの間にか終息に向かう」みたいなことになると思っていてよさそうだ。感染しないように気をつけて、例え感染したとしても慌てふためかずに治療に努めさえすればいいのだろう。

要するに「インフルエンザ並み」なのだね。

 

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2023年1月21日

マニュアル通りの接客って、ちょっとね

ぎゅうにゅう さんという方の「薬局の店員さん」というマンガ入りの tweet が話題だ。「よく行く薬局のめちゃくちゃやる気のない店員さん、好きだ」で始まり、「明るくて優しい店員さんもいるんだけど、この人にレジが当たると妙に気楽だ」で終わる。

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やる気のなさ加減は、上の画像をクリックして tweet のマンガに飛んで見ればよくわかる。そしてこれに不思議な共感のコメントが付いたりしている。こんな具合だ。

分かります‼︎
明るい店員さんも好きだけどミョーに緊張してしまって淡々とレジしてる店員さんのレジ行ったりしちゃいますww

わしの主観だけど、めっちゃ明るくてコミュ強な従業員もいいんだけど、話しかけてこなくて淡々と仕事をこなしてくれる従業員が最高。

かくいう私も、いかにも「マニュアル通り」という感じからは外れた接客の方が気楽で安心したりする。ご贔屓にしたいのは、この tweet のように淡々と無愛想か、逆に適度にカジュアルな接客かのどちらかだ。

前にも書いたが、私が最も好きなホテル・フロントの対応は、山梨県昭和町のホテル昭和のものだ。2014年 5月 10日付「ホテル昭和(甲府昭和インターすぐ近く)礼賛 」という記事でこう書いている。

そしてフロントの女性が、マニュアル通りの接客というのではなく、フレンドリーな丁寧さ(機械的な慇懃さではないということ)とナチュラルな笑顔で接客してくれる。妙に愛想よすぎるというわけでもなく、対等な人間同士の関係という感覚が心地よい。

こういう感じって日本ではなかなか味わえないので、貴重である。

逆に「そこまでされると、かえって居心地悪いからやめてくれよ!」と言いたくなるのが、某ロードサイドコーヒー店(ファミレスみたいな造りの「〇〇珈琲店」てな店名の店)の接客だ。

先日、つくば市内のそんなようなコーヒー店に午前 10時半頃に入り(店内はガラガラに空いてた)、40分ほどの時間を潰すためにコーヒー(結構高い値段だった)を注文した。この時の注文のやり取りにしても何だか要領を得なくて、コーヒー 1杯のことで何度も確認し直すことになり、ちょっとムカついた。

そしてテーブルで MacBook を叩いて原稿を書いていると、11時前頃になって突然さっきのウェートレスがやってきた。何かと思ったら、何と目の前でひざまづき、「間もなくモーニング・サービスの時間が終了になりますが、よろしいでしょうか?」なんて言うじゃないか。これにはさらにムカついた。

よろしいでしょうかも何も、そんなの店の決まりなんだろうから、こっちの仕事の邪魔なんかしないで勝手に終了しちゃってくれよ。そもそもコーヒー注文して 30分近く経って、改めてモーニング・サービスなんか注文するわけないじゃないか。

この手の店って、高くてまずいコーヒー 1杯だけの客は居づらいような雰囲気にする方針なのだろうか? とにかくこういうムードはまったく苦手なので、すぐに荷物をまとめて引き上げてきたのだった。

コーヒー店は、ごくフツーのさりげないサービスが一番だよね。

【追記】

ここで触れたコーヒー店は、あの「コ*ダ」ではないのでよろしく。

 

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2023年1月20日

「唐様で書く三代目」に関する考察

「売り家と唐様で書く三代目」という川柳がある。初代の盛り上げた家業が二代目になって安定はするものの勢いを失い、三代目になると家を売りに出すほど没落するというものだ。ノー天気に遊び呆けていた頃に、粋な唐様だけは身に付けたってことだ。

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"logmeBiz" に ”日本の「ビジネスの効率性」は 63ヶ国中 51位 『世界競争力ランキング』発表の IMD 代表が見る、競争力低下の最大要因” という記事がある。一時は高い競争力をもっていた日本企業がここまで落ちぶれてしまったのはなぜかを論じた記事だ。

この記事ではいろいろな要因が挙げられているが、私は要するに、日本経済が「唐様で書く三代目」の時代に入った結果なんだと思っている。戦後の経済復興から高度成長の時代をなりふり構わず支えた「初代」はとっくにこの世を去り、今は「二代目」を経て「三代目」に移ってしまったのだ。

彼ら「三代目」は行儀はいいかもしれないが、思い切った変革はなかなかやれない。せいぜい「部分的修正」を繰り返すのみだから、世界の動きに取り残されがちである。

これは経済界ばかりではなく政界も同様で、今の自民党首脳の顔ぶれの多くも政治家としての三代目である。昨年殺された安倍晋三は、岸信介安倍晋太郎というラインの超ボンボン育ちで、現首相の岸田文雄もご多分に漏れず、岸田正記岸田文武から続く三代目。

これって、政治家という仕事が「家業化」の過程で硬直してしまっていることを示す。他の分野から新鮮な人材の入り込む余地が極めて小さいのだから、なかなか活性化されない。

そんなわけで今の日本における政治と基幹産業の分野は、驚くほどダイナミズムに欠ける世界になってしまっている。僅かに期待の持てるのは、新規人材が参入しやすいサービス業(とくに IT 分野)なのだろうが、それにしても頭の古い政治家連中が妙な規制をかけているから動きづらい。

今の三代目の子の四代目になった頃にはさすがに限界が露わになり、嫌でも新しい動きをしなければならなくなるのだろう。そうなるまでには、まだしばらく時間がかかる。やれやれ。

 

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2023年1月19日

Viagra 関連のスパム・メール対策

近頃、Viagra 関連の ”Online Parmacy”(オンライン薬局)からのスパムメール(英文)を鬱陶しく思っている人が少なくないんじゃなかろうか。早い人は 2019年頃から届いているようだが(参照)、私の元へも昨年末頃から頻繁に届き始め、その度に「受信拒否」設定にして削除していた。

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ところが、個別に受信拒否設定しても、相変わらず次々に届く。しかもその頻度が日を追う毎に増えて、ついには 1日に 10通近くになってしまった。

ここまでになるとさすがに堪りかねて発信元のアドレスを調べてみると、”oqjxym@mega.nz” とか ”pbfqrez@mega.nz” など、”@mega.nz” というドメインは同一だがその前の部分が任意の文字列なのだった。これじゃ、個別アドレスでの拒否設定は無意味になるわけだ。

この ”@mega.nz” というアカウントは、ニュージーランドの企業による無料のオンライン・ストレージ・サービス(参照)で作られたもので、実際のところはスパム・メールの温床になっているようなのだ。要するに、このドメインのアカウントからのメールにはロクなものがないってことだ。

そこで、Nifty の「メール設定」画面に入り、”@mega.nz” というドメインからのメールは全て受信拒否にする設定にしたところ、ピタリと止んだので清々している。ああ、早く気付いてやっとけばよかった。

いずれにしてもこの手のドラッグは必要ないので、なにぶん

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2023年1月18日

ニュース見て呆れた! 六本木ビル爆発火災の事情

一昨日ニュースになった六本木のビル爆発火災では、スプレー缶のガス抜き作業をしていたと報じられ、「そんなの外でやれよ!」と思っていたが、さらに「ガス抜き作業に続いて、ライターをハンマーで壊してた」との続報があった。こう言っちゃナンだが、「何たる愚か!」と呆れてしまったよ。

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火元となったのは不動産会社で、一昨日のニュースによれば 2部屋を事務所、倉庫として使っていた。当日は倉庫に溜まっていた 30〜50本ほどのスプレー缶のガスを抜くため、室内で穴開け作業をしていたという。

室内でこんな作業をしたら、いくら換気扇を回していてもスプレー缶に使用される LP ガスは可燃性で危険な上に比重が空気より重いから、部屋の下の方に溜まってしまう。そこでライターなんかを叩き壊したら、火花が散って爆発する可能性があることぐらいちょっと考えればわかることだ。

このニュースでも「約 4年前の教訓は、生かされませんでした」と、次のように報じている。

札幌市で、ビルなど 8棟が損壊し、44人の負傷者を出した爆発事故。不動産業者の従業員が、消臭スプレーの缶を処分するため、室内で 80本近くのガスを抜いて、湯沸かし器をつけたとき、大爆発を起こしました。当時の店長は、重過失激発物破裂などの罪で有罪判決を受けました。

なお東京港区では、「2010年ごろに専用の機械を導入して、スプレー缶の中身が入っていても、安全に処理ができる」という(ただし分別は必要)。ということは、この不動産業者は余計なことをして爆発事故を起こしてしまったというわけだ。

それにしても 4年前の札幌といい、今回の六本木といい、不動産業者って(すべてとは言わないが)ずいぶん大量のスプレー缶の処理をしなければならないようなのだね。何か裏の事情があるのかと検索してみたら、日刊ゲンダイの記事に、札幌のケースについて次のようにある(参照)。

事故後の記者会見で、運営会社社長はスプレーを使った入居前の消臭サービスを顧客と契約しながら実施していないケースがあったことを明かしています。多量のスプレー缶の在庫を抱えたため、大量廃棄に繋がったのではないか、との見解を示していました。

いやはや、ずいぶん危険な無駄遣いである。

ちなみに我が家の地域ではスプレー缶の廃棄時には穴を開けなければならないようなので、使用済みスプレー缶を処分するときには、庭に出て穴開け作業をしている。1〜2本でも室内でやる気にはなれない。

 

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2023年1月17日

「卯年」か? 「ウサギ年」か?

毎日新聞の「毎日ことば」の欄に、"なぜ「ウサギ年」より「卯年」と書いた方がよいのか" という記事がある。これ、ちょっと大切そうでありながら、どうでもよさそうでもあり、おもしろい問題だ。

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そもそもの発端は、毎日新聞校閲センターの以下のような tweet だ。"ウサギは卯年に割り当てられた動物ですが、暦としては「ウサギ年」ではなく「卯年」と呼ぶのが適切でしょう" とある(参照)。

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これに対して国語辞典編者の飯間浩明氏が疑問を呈した(参照)。これは「報道の内規レベルのもの」で、そのまま一般化するのは問題だとの見解である。会話では「うさぎどし」の方が伝わりやすいこともあり、「二者択一という印象を与えることは好ましくないでしょう」としている。

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なるほど、飯間氏の tweet には「うさぎ年」で検索された結果の画像がずらりと並べてある。「論より証拠」というわけだ。

で、冒頭に紹介した毎日新聞の記事は、これに対する回答となっている。要点としては、話し言葉としては「ウサギ年」が一般的だとしても、書き言葉としては「卯年」が望ましいだろうというものだ。

これに関する傍証として、「牛年」「馬年」「虎年」などと表記するのは違和感があり、それぞれ「丑年」「午年」「寅年」が一般的であることを挙げている。十二支は元々が 12種類の動物を意味していたものではなく、それぞれの動物は後から関連付けられたもの(参照)だから、そうなってしまうよね。

毎日新聞はこの点について結構厳密で、次のように書かれている。

毎日新聞の校閲では、「えとのウサギ」とせず「えとにちなんだウサギ」などと直しています。この認識が少しでも広がってほしいと願います。

というわけで今年の場合も、「兎年」ではなく「卯年」がいいだろうというのである。これはもう正論だから、否定の余地はない。

ただその上で、話し言葉としては「ウサギ年」でもいいじゃないかというのも定着した事項なので、今さら否定してもしょうがない。つまり話し言葉まで考えに入れれば、私としては「二者択一」ではなく、ユルく考えてもいいよねと思う。

「ユルユルの慣習」をことさら厳密に論じても疲れてしまうので、この問題はこれでおしまい。

 

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2023年1月16日

「知恵者」ではあるが、可愛げのないワンコ

Itemfix という動画投稿サイトに、おもしろい犬の動画がアップされている(参照)。前足を怪我してまともに歩けない風を装って餌をもらい、その餌をくわえた途端に、全然フツーに小走りで去って行くのだ。

哀れなふりをして物乞いをするってのは人間だけかと思ったら、犬までいつの間にかそんなことを学んでしまったようなのである。いろいろ妙な知恵を働かせるものなのだね。

ちなみにこういうの、「擬態」と表現すればいいのかと思ったが、生物学的な擬態とは「動物が、攻撃や自衛などのために、からだの色や形などを、周囲の物や植物・動物に似せること」(参照)ということのようだ。周囲の色に溶け込むカメレオンみたいなものである。

となると、ほかにこんなような知恵を働かせる動物がいるのか検索するには、どんなキーワードが適当なのだろう。試しに「動物 ふりをする」の 2語で検索してみると、トリミングで爪を切ってもらうときに痛くもないのに痛いふりをして鳴き声を上げる柴犬の動画(参照)が見つかった。

しかしこれって単に「爪を切られるのが嫌い」という意思表示に過ぎないみたいで、悪知恵とは違う。そして他にはなかなかそれらしい例が見つからない。

「ふりをする」という日本語ではまどろっこしいということで、英語の "animal feign" とか "animal pretension" とかいうキーワードで調べてみたが、そんなような結果は探し当てることができなかった。ということは、なかなかレアなケースということになる。

ちなみに「動物 ふりをする」のキーワードで大量にヒットするのは、「死んだふりをする動物」というものだ。「擬死」と言って、捕食者から逃れる「最後の手段」みたいなものらしい。意識的に死んだふりをするわけじゃなく、体の仕組みとしての自然な反応ということである。

自然な反応としてじゃなく、学んだ上で意識的に「ふりをする」ことができるというのだから、このワンコ、なかなかの「知恵者」ってことになる。ただ、「可愛げ」は感じられないけどね。

 

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2023年1月15日

「疲れ目」と「寄り目」について、再び考える

このブログは商品宣伝というのは滅多にしないのだが、「これ、本当にいいわ!」と思ったものは勝手に紹介させてもらうことがある。最近では「東京カリント」についてとても好意的に書いたが、今回は目のサプリについて書かせてもらおう。

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マイケアという会社が展開する「一望百景」という目のサプリがある。私の好きな「大沢悠里・毒蝮三太夫コンビ」(古いね!)がラジオ CM で「眼鏡要らずで新聞の字が読める」なんて言ってるものだから、つい軽い気持ちでサンプルを注文したのが昨年秋頃だった。

「ホントに効けば儲けもの」というつもりで一日一粒を飲み始めたところ、体質に合ったのか目が疲れにくくなった。それどころか、昨年夏頃に老眼が進んだために買い換えた眼鏡が合わなくなり、その前の眼鏡に戻したらちょうどいいじゃないか。つまり、目が少し若返ってしまったようなのである。

というわけで、これって「効く人にはちゃんと効くよ」とオススメしておく。万人に効くと保証するわけじゃないから、効かなかったら止めればいいだけのことだし。

ここまで来ると少し欲が出てきて、自分の目をもっと若返らせたくなってしまった。それで思い出したのが、自分が 5年近く前に書いた ”「寄り目」って、できてフツーだったとは!” という記事である。

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私は「寄り目」にすることができないのだが、それは目の周りの筋肉が弱いってことで「疲れ目」になりやすいんだそうだ。そう知って諦めていたのだが、このほど専門の眼科医による「あなたは "寄り目" ができますか?」という記事を見つけた。私のこの記事のほぼ 5ヶ月後に書かれたものじゃないか。

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この記事によれば、「寄り目」ができなくてもできるように鍛えることができるというのである。やり方は簡単で、四角い紙の上辺から 10㎝ のところに黒い点を書き、上の絵のようにそれを見つめるのだそうだ。

初めは黒い点が 2つに見えてしまうが、集中して焦点を合わせているうちに 1つに見えてくるとある。1つに見えた時点で、「寄り目」になっているというのだ。へえ、モノは試し、やってみようじゃないか!

いつの日か「寄り目」ができるようになったら御喝采だ。

 

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2023年1月14日

鳥や動物も、発酵した果実で酔っ払うのだね

State of Poland さんという方(ポーランド人のようだ)が、発酵した果実を食べた小鳥が舗道の上で完全に酔い潰れてると、写真を添えて tweet している(参照)。賢明な通行人が拾い集めて安全な場所に移してくれたそうだが、「へえ!」と驚くような光景だ。

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Tweet の原文では、この鳥は "waxwing birds" となっているが、調べてみるとレンジャク系の小鳥のようだ(参照)。なるほど、写真を見ると羽根の先が蝋細工のように赤い。これ、酔っ払わなくても元々赤いのだね。

この tweet で初めて知ったのは、小鳥が食べ物で酔っ払うということのほかに、酔い潰れて正体なくなってしまう状態を英語で "irresponsible" と言うってことだ。元々の意味は「無責任な」ということだが、まあ、自分の存在自体に無自覚で責任を負えないほどってなことなのだろう。

それにしてもこんなことってあるのだねと驚いてしまい、調べてみると、発酵した果実や野菜で動物が酔っ払ってしまうということは、ないことではないようなのである。探してみると、まず発酵したカボチャを囓って酔っ払い、木に登れなくなったリスの動画が見つかった。

後足の爪を木に引っかけたまま、万歳してひっくり返る様は、まさに「酔っ払いそのもの」である。食べてる途中で「ありゃ、これってちょっとヤバいかも!」と思わないこともないのだろうが、それより「いい気持ちじゃん!」という感覚が勝っちゃうのだろうね。うん、その気持ちはよくわかる。

さらに、発酵したリンゴで酔っ払ったハトの動画もある。完全に酔い潰れているので、ここでも "irresponsible" という言葉が使われている。"Come on!" という掛け声で揺り起こされてようやく目を覚ますが、全然飛べないほどヘベレケ状態だ。

それだけじゃない。アフリカの Marula (マルーラ)という果実の発酵したやつを食べて、サルやキリンやイボイノシシなんがヘロヘロに酔っ払うという動画まである。こちらは "irresponsible" というほどではないが、かなり幸せそうだ。

体の大きなゾウまで千鳥足になり、翌日になっても二日酔い状態みたいなのだから、結構なアルコール度数なんだろう。私もちょっと食べてみたいほどだ。

 

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2023年1月13日

「頭で考えない」ことと「スパイト(いじわる)行動」

一昨年 10月公開の古い記事だが、【"日本人は特にいじわる” とデータが証明? 行動経済学が開かす「スパイト行動」】というのがずっと気になっていた。何かと関連付けて語りたいと思っていたのが、昨日の「男の育休」という問題にちょっと共通項を感じてしまったので、こじつけてみたい。

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リンク先の記事では、「スパイト行動」というのは ”自分が損をしてでも相手を出し抜く” ことと説明されている。ちなみに英単語の "spite" というのは「(ねたみなどによる、ささいな)悪意、意地悪」という意味だが、受験生には "in spite of 〜" (〜にも関わらず)という熟語の方がお馴染みだろう。

記事では「スパイト行動」を説明するためにちょっとしたペア・ゲームを紹介している。ルールを手短に言えば、2人とも手元に 10ドル所持しており、そこから任意の金額(0〜10ドル)のお金を出し合う。すると「出した合計金額×1.5」分のお金を、自分も相手も等しく受け取ることができる。

このルールに従えば、最終的な金額を増やすために最も有効な戦略は、相手の出す金額にかかわらず、自分は 10ドル出すというものだ。例で言えば、自分も相手も 10ドルずつ出せば、2人とも それぞれ(10ドル+10ドル)×1.5 の 30ドルを受け取ることができる。

もし、自分が 0ドル、相手が 10ドル出せば、2人とも 10ドル×1.5の 15ドルを受け取ることができ、自分の手元のお金は元々の所持金との合計で 25ドル、そして相手は 15ドルとなる。

1ドルも出さずに所持金が相手を上回る 25ドルになるのは、一見するとかなりの得のように思えるが、互いに 10ドル出し合った場合に 30ドルの手持ちになるのと比べれば 5ドル少ない。従って、よく考えれば賢明な選択とは言えない。

ところが筑波大学の研究チームが 1991年に行った実験では、“あえて 0~9ドルを選択する” という被験者が少なからずいた。自分の所持金を増やすという「絶対的な得」よりも、とにかく相手に損をさせてその所持金を上回ることを優先するという「相対的な得」を選ぶというわけだ。

研究チームは、相手を気にせずマックスのお金を出して多くの金額を得るか、相手を出し抜くために出さないこと(「スパイト行動 = 意地悪行動」)を選ぶかの間で心が揺れ動くことを、「スパイト・ディレンマ」と名づけたという。つまり「意地悪ジレンマ」だよね。

そしておもしろい(?)ことに、日本人の「スパイト行動」を選択する比率は、他のどの国の被験者と比較しても段違いに高かったという。少なからぬ日本人は、「みみっちい意地悪をして結果的に得る絶対金額が少なくなってさえも、相手にまでいい思いをさせるよりはずっとマシ」と考えたがるようなのだ。

これって、「男の産休」を否定的に論じるのと似たメンタリティだと思ってしまう。男の産休を肯定的に捉えてこの制度の活用を促進すれば全体の利益になるのはわかっていても、同じ部署の誰かがそれを取得すると、「自分が損した」ように感じてしまう人が少なくないというようなものじゃなかろうか。

「男の産休」は要するに、自分も活用すればいいのである。あるいは自分にその条件がない場合でも、周囲が取得するのを積極的に認めるべきだ。それによって社会全体としての少子化傾向が緩和されれば、回り回って自分の利益につながるのだから。

それでも現実に男性同僚が堂々と産休を取得すると、「あいつ、男のくせに・・・」なんて思い、職場で嫌がらせなどの「いじめ」をしたがるやつがいる。上の画像にある「モグラ叩き」みたいな反応で、ただ単に目立ったヤツを「腹いせ」的に叩きたいだけだ。

昨日の記事で言えば、何と上司が、産休を取った部下を未経験の部署に強引に移動させてしまっている。これって、完全にパワハラだよね。

こうした「スパイト(いじわる)行動」は、相手の不利にはなっても、それが決して自分の得になるというわけじゃなく、結果としては全体が萎縮して非活性化してしまうだけなんだということを、しっかりと確認しておかなければならない。ただそれには、ちゃんと「頭を使って」考えることが必要だ。

胸の中のもやもやが先に立って頭で考えることを拒否してしまうと、「スパイト行動」に走りやすい。

 

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2023年1月12日

「男の育休」と「頭で考える」ということについて

まいどなニュースに 【「お前の仕事は誰がするんだ?」育休取得を渋る上司を覆した元国家公務員男性の “ひと言” が話題 「至極当たり前な返しで素晴らしい」】という記事がある。なかなか興味深い話題だ。

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この元国家公務員男性の「ひと言」というのが何だったのか、答えは当人の tweet にある。「お前の仕事は誰がするんだ?」と言った上司に対し、「それを考えるのが上司の仕事です」と答えたというのである。当然至極の話だが、今の日本では大拍手ものなんだろうね。

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というわけで、この至極当然の返しをした男性は今、専業子育て主夫をしているようなのだが、「まったく後悔してません」と言い切っておられる。立派なことである。

彼が職場を辞めたことについては、「休業取得後の職場復帰は全く経験したことのない業務の別の部署」だったこともあるようだが、直接的な理由として、自身で次のようなことを挙げている。

  1. 当時我が家は共働きで、妻も公務員で育児休業中でした。まず前提として私の頭の中にあるのは『子供たちの将来ほど投資するのに楽しみなものはない』ということです。

  2. そんな中、私が育児休業を終えて仕事に復帰してからしばらくして、ふと思ったのは『今後妻が職場復帰し共働きとなったときに、私たち夫婦の考える理想とする育児ができるのか?』でした。

  3. こういった考えのもと、私の方が妻より早く定年を迎えることやそれぞれの勤務環境について熟考し、夫婦共働きを解消し私が専業となることを決心いたしました。

なるほど、理解できる論理である。これが理解できないという人は、きっと頭で考えない人だ。頭で考えるとつい論理的な展開になってしまいそうだから、恐れをなして考えることを拒否する。

そして考えないから、表向きには旧来の因習を支持するが、本音としては不平たらたらで酒を呑んでごまかすということになる。このタイプの人は世の中にとても多い。

これからは「産後パパ育休」という制度を本音でしっかりと活用しなければならないだろう。そうでないと少子化が進むばかりで、社会的損失につながる。頭で考えれば、このくらいのことは容易にわかる。

 

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2023年1月11日

成人式に関するニュースで思ってしまったこと

相変わらず成人の日というのは、警察が忙しくなる日であるようだ。今年も「新成人による暴走行為」といったタイトルのニュースが相次いでいて、「この連中、普段はよっぽど楽しみがないのかなあ?」なんて思ってしまうほどだ。

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そうかと思うと、「振り袖に ”墨汁” 式典で被害」なんていうニュースもある。式典参加者の振り袖に墨汁がかけられていたというのだ。一体何が楽しくてそんな真似をするのかわからない。

なお、私がここで「何が楽しくて」と言っているのは、豪勢な振り袖着て式典に参加することと、その振り袖に墨汁なんかかけることの両方についてのことなのでよろしく。

これに関しては、貸衣装屋が特別サービスとしてクリーニング代を請求せず、新しい振り袖を無料で貸し出したなんて後追いニュースもある(参照)。業者としては成人式だけでかなり儲かってるんだろうし、「粋な計らい」として、逆にいい宣伝になったかもしれないよね。

ちなみにこうした振り袖の貸衣装料金って、どうやら 30万円ぐらいになるらしい。とすると、男の「馬鹿殿風衣装」となるとレアだから、そんなものじゃ済まないかもしれない。私なんか、貸衣装にそんなべらぼうな金をかけるぐらいだったら、どっか旅行にでも行く方がずっとマシだと思うがなあ。

【1月 12日 追記】

調べてみたところ、男子用の「馬鹿殿風」貸衣装代は、振り袖ほどには高くないようだ(参照)。いずれにしても、私には無駄遣いにしか思えないが。

 

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2023年1月10日

「忍者屋敷のような旅館の客室」って、ちょっとなあ

2日連続のトイレネタで失礼。えのげ というサイトの "「トイレがないと思ったら…」まるで忍者屋敷のような旅館の客室が話題にwww" という記事のタイトルについ興味をもってしまい、読んでみると、こんなものだった。

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左の写真を見る限り、部屋の玄関を入ってそのまま見回したら、トイレのありかに気付かないだろう。ところが右の写真を見れば、玄関のドアを閉じるとトイレが現れる。かなり意表を突いた設計だ。

ただこれだけだと、玄関の扉を閉じたらトイレの扉が開け放しになってしまうように見え、これではちょっとあんまりなんじゃないかという気がしてしまう。ところが、次の写真を見て安心した。ちゃんと両方を閉じることができるようなのである。

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これなら何とかなるだろう。まさに忍者屋敷のようなスペース節約術である。ただ、写真を見る限りでは、部屋はかなり狭そうだ。映っている畳の具合からすると 4畳半のようで、しかもその畳のサイズも小さな団地サイズっぽい。

一晩寝るだけの宿泊ならこれでもいいが、寝る前にデスクでちょっと仕事をしようなんて思ったら、ちょっと窮屈過ぎる気がしてしまう。それに何と言っても、扉に付いた男女トイレマークが違和感そのものだよね。

私としては、やっぱりデスクとベッド付きのビジネスホテルのスタイルがいいと思ってしまうのだった。

 

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2023年1月 9日

ドアの不具合でトイレに閉じ込められてしまう悲劇

Twitter に「朝から自宅トイレに閉じ込められたので扉蹴り破って無事生還しました」という tweet がある。こんな写真入りだ。賞賛されていいキック力だが、その前に「ドア素材が薄いベニヤ合板みたいで、本当によかったね」と言って上げたい。

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将棋では相手の王将を隅っこに追い込むことを「雪隠詰め」というらしいが、これって、昔のトイレは家の隅っこにあったことに由来するらしい。

将棋でもないのに文字通りの「雪隠詰め」になってしまったら、気の毒というものだ。一人暮らしだと助けを呼んで外から開けてもらうわけにもいかないから大変だろう。

この Twitter のスレッドには、同様に「雪隠詰め」になってしまったというリアクションがあり、ということはそんなに珍しいことじゃないようなのだ。ちなみにこちらはキックではなく、つっぱり棒を取り外して鍵穴を壊し、脱出したようだ。

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私は幸いにもこんなトラブルで雪隠詰めになった経験はないが、去年の秋頃、妻が別の部屋(トイレじゃなくてよかった)から出ようとしてドアノブを回しても開かなくなり、助けを求められたことがある。この時には部屋の外側のノブをグリグリ回してやっと開くことができた。

それを機にちょっとユルユルで馬鹿になりかけてたドアノブをしっかりと付け直したので、以後こんなことはない。トイレのドアもちょっと様子がおかしかったら、調整しておく方がいいだろう。

ちなみに、このスレッドでプロの「鍵開け師」の奥間さんという方が、こうした場合のドアの開け方を説明した動画を紹介してくれている。トイレットペーパーの芯紙を使うもので、覚えておく価値はありそうだ。

ただ、我が家のトイレでは芯紙のないタイプのトイレットペーパーを使っているので、念のために厚紙みたいなものを片隅に用意しておく方がいいかもしれないね。

 

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2023年1月 8日

「バンジージャンプ」と「二十歳」へのこだわり

産経新聞に「ハタチのバンジー  高さ 100メートルから抱負叫び  茨城」という記事がある。何かと思ったら茨城県常陸太田市の企画で、市内の中学校出身で 20歳を迎える 10人が、昨日 7日に市内の竜神大吊橋で 100メートルのバンジージャンプに挑んだんだそうだ。

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市の説明によれば、「バンジージャンプの原点とされる南太平洋の島国バヌアツ・ペンテコスト島の成人の儀式にちなんだ企画」なんだという。私はこう見えても高いところが苦手なので(山登りは全然平気なんだが)、南太平洋の島国だの、常陸太田市だのに生まれつかなくて、本当によかったよ。

ただ今年は成人年齢の 18歳への引き下げにともなって事情がややこしくなっており、「8日に開かれる『二十歳のつどい』のプレイベント」として催されたのだという。どういうわけだか知らないが、「二十歳」にこだわる向きが少なくないようなのだ。

Impress Watch には "成人式は「二十歳のつどい」に。18歳成人後初の「成人の日」" という記事がある。"内容が変わるのではなく、名称を「二十歳のつどい」などに変更して開催する自治体が多くなっています” というのである。

要するにいくら法的に成人年齢が引き下げられても、成人式行事への適用は見送られているようなのだ。たとえ地方公共団体の公式行事であっても、18歳の「新成人」の式典への参加は「歓迎しない」どころか「お断り」というケースが多いということだ。

日本人は「本音と建て前」を使い分けたがる習性があるが、18歳というのはあくまでも法文上の「建て前成人」で、「本音」は違うのだと解釈するほかない。暮らしに最も身近な市町村まで「君たち、実は 20歳過ぎなきゃ『ガキ』なんだからね」と言ってるようなもので、考えてみればちょっとヒドい。

もっとも自分のことを言えば既に半世紀も前のことながら、役所から「成人式の案内」なんてものが届いても、「そんなもの、誰が参加するか!」と、当然の如くボイコットしていたわけだがね。

 

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2023年1月 7日

今年の冬の天気は、一筋縄では行きそうにないなあ

今週初め頃の天気予報では、今日 7日の関東は久しぶりで雨になるかもしれないというような話だったが、結局のところは上天気のまま日が暮れた。明日以降もこのままずっと晴れが続き、来週は暖気が流れ込んで季節外れの暖かさになるという(参照)。

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ところが再来週は、16日月曜日から再び強い寒気が南下して寒くなるという予報だ。暖かくなった後の急な寒さだから、体調管理によほど気をつけなければならない。

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北海道、東北日本海側、上越などは、一度雪が解けてもその上にまた積もってしまうのだろう。なかなか大変そうだ。

一方で関東の冬は、1月後半以後に雪が降ったりするから油断がならない。東北日本海側や上越の雪は、西高東低の冬型気圧配置によってもたらされるが、関東の雪というのはそれとはメカニズムが違い、春先の低気圧が太平洋沿いに北上する時、気温が低いと雨じゃなく雪になる。

1月後半は気温が低くなるというから、そんな時に低気圧がやってきたら、結構な雪になってしまう可能性がある。1月後半以後はできればあちこちに出かけたいのだが、そんな時に雪になったら面倒だなあ。

今年の冬はなかなか一筋縄では行きそうにないから、本格的な春が来るまではちょっと気が休まらない。

 

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2023年1月 6日

昨今のゲーム事情って、本当にわからない

Twitter で シュガーさんという方の「ヨドバシにアジア太平洋経済協力会議できる PC 売ってた」という tweet が話題になっている。ただ、私は写真を見ても "APEC" というのが何かの間違いなのだろうという以上のことがわからず、今イチ笑えなかったのだよ。悲しいことに。

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ちなみに ”APEC" (Asia Pacific Economic Cooperation) の公式的な訳語は「アジア太平洋経済協力」で「会議」というのは付かないのだが、ニュースなんかでもフツーに「アジア太平洋経済協力会議が開かれた」なんて言われてるから、そこはスルーしておこう。

ただ問題は、「APEC と似たスペルのソフトウェアがあるらしいんだけど、それって一体何なんだ?」というところから先には一歩も進めず、おまけに「フォートナイト」というのも「それ、一体何なの?」状態だったのである。私もこの世界の事情によっぽどウトくなってしまったんだろうか。

そうだとしたらあまりにも悲しすぎるじゃないかと思い、このスレを辿ってみたのだが、その世界ではあまりにも常識過ぎるせいなのか、今さら誰も種明かしをしてくれていない。ただ、「アペックってなんだ?」という悲しいコメント(というより、「悲しすぎるコメント」)が 1件あるだけである。

すがるような思いで「フォートナイト」というのを手がかりにググってみたところ、"FORTNITE" という戦闘ゲームなんだとわかった。だったら、APEC と誤標記された方もゲームなんだろうと当たりを付けてググり、ようやく "APEX LEGENDS" というサイトに辿り着いた。多分これなんだろうね。

こう言っちゃナンだが、アキバのヨドバシ店内って昔からかなり素っ頓狂に満ちていて、コトはこればかりじゃない(参照 1参照 2 ← 私が 10年以上前に書いた記事)。まあ、今回の例が秋葉原店なのかどうかはわからないけどね。

というわけで、今回も APEX とか FORTNITE とかいうゲームをするのに特価で 25万円以上もする PC を買えというプロモーションが(ヨドバシなりには)マジで存在するということ自体に、やはりちょっとした素っ頓狂さを感じてしまったのだった。

これって、私がゲーム事情にウトいせいばかりでもないと思うのだが、果たしてどうなんだろう。

 

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2023年1月 5日

「自然界に受け入れてもらえない人」っているのだね

「現代ビジネス」のサイトに ”定年後に1500万円で「地方移住」した元役員、やがてそれを後悔した「意外な理由」” という記事がある。移転先で、面倒くさい人間関係に巻き込まれてしまったのかなあなどと思いながら読んでみたところ、意外なストーリーに驚いてしまった。

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元商社マンの Aさん(64歳)は、定年後は自然の中で暮らすことを夢見て、長野県の佐久平に 1,500万円で家を購入して移住したのだという。家のそばには渓流が流れ、釣りをしながら自然を楽しむという希望にぴったりの環境だった。

ところが、実際にその家で暮らし始めたところ、夜になって渓流の水音が気になって眠れなかったというのである。「昼間は癒やされた岩の上を滑り落ちる小さな音が、これほどかというほどに大きく聞こえてくる」ことに気付き、あっという間に睡眠不足に悩まされるようになった。

さらに鳥のさえずりにも悩まされる。とくに春になり、オオルリの繁殖期に入ると「朝の 4時から鳴き始めると、どんなに綺麗な音色でももう雑音にしか聞こえません」ということになる。

堪えきれなくなった Aさんは「二回目の春を迎える前に、移住者向けに分譲されている新興の住宅地にさらに転住」し、今は二重サッシの窓で無音状態にされた部屋の中で、好きなクラシック音楽を聴きながら暮らしているという。「そりゃもう、ご苦労様でした」というほかない。

若い頃、テントを背負って(さらには「テントなし」の進化形で)山の中に分け入り、まさに「自然の真っ只中」で寝ていた私には信じられないような話である。ちなみに渓流のそばでテントなしで寝ようものなら、夜になればそりゃもう、轟音のような水音だ。

しかしそれも「人工の音」じゃないから、寝袋に入って横になれば「気にならない環境音」でしかなくなる。「聞こえているけど聞こえない音」と言ってもいい。

フツーはそんなもんだと思っていたのだが、「自然界の音」って、不慣れな人には「堪えられない雑音」になってしまうってこともあるのだね。そうした人もいるのだということを、この記事を読んで初めて現実的に理解した。

定年後の「田舎暮らし」を「何となく」程度に夢見ている人は、実際に行動に移す前に何度かキャンプでもしてみて、「自分が自然に受け入れてもらえる存在かどうか」を確認してみる方がいいだろう。もし水音や鳥の鳴き声が気になってしまうようだったら、妙な幻想は抱かない方がいい。

 

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2023年1月 4日

ネット検索、SNS における「Z世代」と「オトナ世代」

「Z世代」(Generation Z)という言葉がいつ頃から使われ始めたか知らないが、概ね 1990年代中盤から 2000年代終盤、または 2010年代序盤までに生まれた世代のことを指すらしい。

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米国で 1960年から 70年に生まれた層を "Generation X"(X世代)と言っていて、その次の 1980年代序盤から1990年代中盤に生まれたのが "Generetion Y"(Y世代)なので、当然の順番として ”Generation Z” ということになったらしい。てことは、次の世代は ”Generation A” に戻るんだろうか。

「X世代」は、日本の言い方だとさしずめ「新人類」で、「Y世代」は「団塊の世代ジュニア〜ゆとり世代」ぐらいに当たる。ところが「Z世代」まで来ると、そのまま「Z世代」の言い方で定着してるみたいなのがおもしろい。

というわけで「新人類」の子どもの世代である「Z世代」が、既に市場において重要なポジションを占め始めているわけだ。前世紀末頃には「キワモノ扱い」までされていた「新人類」が、今回紹介する記事では「頭の古いオトナ世代」の範疇に入れられているのだから、世の移り変わりは早い。

President ONLINE の「シンプルすぎて何をしたらいいのかわからない… 40代以上がグーグルよりヤフーを愛用する理由 Z世代とオトナ世代の知られざる違い」という成城大学客員教授の高橋曉子さんによる記事の冒頭には、次のようにある。

大学の授業で Z世代である20歳前後の学生たちと、保護者である 40、50代のオトナ世代のネット・SNS・端末の利用状況を比較するレポートを出した。すると、「n=1」(個人に集中した分析方法)にもかかわらず、Z世代とオトナ世代の違いがはっきりと現れる結果となった。

Z世代である学生の多くは、ネット検索に Google を使い、SNS は様々なものを使いこなしているが、彼らの親の世代は、検索サービスは Yahoo、SNS は LINE だけという傾向が強かったというのである。へえ、あの「新人類」にして、そんなようなものなのかね。

私自身は、検索は Google が専らで、SNS は Facebook、Twitter、LINE、YouTube、Instagram を使っている。LINE というシステムはインターフェイスからして嫌いなのだが、家族を含む周囲がもっぱらこれで繋がりたがるので、渋々使っている。ちょっと「オトナ世代」っぽくないね。

ただ、ネットの使い方としては必ずしも「Z世代がススんでる」と結論付けられるわけではないようなのだ。この記事の終盤には次のようにある。

若者は最新トレンドを SNS で検索することに慣れており、長けている。情報によって調べる SNS を使い分けるなどして、最適な情報を見つけ出す。一方、オトナ世代は検索サービスで古い情報を検索することに慣れており、長けているといえる。

なるほど、なるほど。

ちなみにこうした「世代論」の草分けともいえる「団塊の世代」は、既に「後期高齢者」と言われる年齢にさしかかり、近頃はすっかり大人しくなって話題になることすら減ってしまっている。「団塊の世代の尻尾」を自称する私としては大人しくなりすぎないように、まだしばらくは気をつけよう。

 

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2023年1月 3日

「演歌」の誕生、零落、復活、そして枯れた熟成

昨年(と言ってもつい 4日前のことだが)、"「あけおめ」とか「メリクリ」とか" という記事で、「演歌」という言葉が「演説歌」の省略形であるということについてちょっとだけ書いた。演歌の発祥は自由民権運動時代のプロテスト・ソング (社会抗議の歌)だったわけである。

その記事で「一番それらしい」として YouTube へのリンクで紹介しているのが、『のんき節』という歌だ。添田啞蟬坊 (そえだあぜんぼう)という伝説の演歌師の作で、ここでは鳥取春陽(『籠の鳥』の作曲者)の歌で録音されている。最も原型に近いと思われるフィドル(バイオリン)での弾き語りだ。

当時の演歌は書生(学生)が街頭で広めたので「書生節」とも呼ばれていて、動画の最初に出てくるレコードのレーベルには「書生唄」と書いてある。ただ昔のこととて右から書く横書きなので、「唄生書」、「ドーコレ トンエリオ」(オリエント レコード)、「節きんの」なんて読めちゃうのがおもしろい。

初期に街頭で弾き語りされていた歌がだんだん広がって人に知られるようになると、当時のことだからまず「お座敷芸」に取り込まれた。街頭からお座敷に入ってしまうと楽器が三味線に変わり、こんな具合に変化する。

そしてこれが、ついにメジャーな「歌謡曲」にまで採り入れられる。春日八郎バージョンはこんな具合だ。

冒頭の『のんき節』を歌っている鳥取春陽作曲による『籠の鳥』も、東海林太郎が直立不動で歌うとこんな感じになる。洗練と言えば言えるかもしれないが、初期にもっていたエネルギーは薄められてしまっている。そんなわけで、私にはむしろ「零落」とすら感じられてしまうのだよね。

さらに「演歌」が「艶歌」と言われる時代になり、それが押し詰まってしまうと、タイトルは同じ「のんき節」でもこんなのが出てくる。氷川きよしには含むところはまったくないが、こんなのを見せられると「せいぜい長生きしておくれ」としか言いようがない。

ただ、時代はちょっと前後するが、元々の意味の「演歌」のスピリット復活とも言えるムーブメントも登場している。火を付けたのはフォークソングの高石友也だ。フィドルではなく、ギター 1本で弾き語りしている。

3つ上の『籠の鳥』と混同されがちだが、『かごの鳥ブルース』という歌もある。実はこれ、高石友也のデビュー曲(1966年)で、作曲者不詳。なにしろ少年院で歌われていた歌というのだから、出自はもろに「フォークソング」だが、半世紀以上前のこととて曲もアレンジもちょっっと「演歌」っぽい。

さらにフォークソングの世界でも「熟成」ということがある。添田唖蝉坊による『あきらめ節』を、晩年に近い(死ぬ 3年前)高田渡がいい具合に「枯れた」味で歌っている。

フィドル 1丁とかギター 1本 とかには、なかなかのパワーがあることがわかると思う。なにしろ、フォークソングの神様扱いされる Woody Guthrie (ウディ・ガスリー)のギターには ”THIS MACHINE KILLS FASCISTS"(このマシンはファシストを殺す)というステッカーが貼ってあったほどだから。

彼がこのメッセージをギターに托したのは、ドイツでヒトラーが台頭していた 1940年代初頭だった。上の動画で歌われているのは、"All You Fascists Bound To Lose"(お前らファシストはみんなポシャっちゃうんだよ)。

彼は冒頭で「このヒルビリーに何ができるか、ファシストたちに見せてやる」と言っている。「ヒルビリー」というのはアパラチア山脈南部のカントリー・ミュージックだが、この歌って、米国の「演歌」だよね。

プーチンに聞かせてやりたい。

 

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2023年1月 2日

鶴岡市の土砂崩れについて

悲しいニュースだが、庄内出身の「庄内拓明」を名乗っている者としては、故郷である酒田市の南隣、鶴岡市で発生した土砂崩れに触れないわけにいかないだろう。行方不明だった老夫婦は本日朝にようやく見つかったが、容態はわかっていないというニュースが入った。心が痛む。

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大晦日の朝一番に「鶴岡市で土砂崩れが発生」というラジオ・ニュースを聞いたときは、鶴岡市でもずっと南側の、新潟県境に近い山間部で起きたのかと思っていた。ところがテレビで画像を見ると、決して山間部じゃない。周囲には水田の広がる紛れもない庄内平野の一画だ(参照)。

ただ庄内平野ではあるが、ちょっとした丘陵沿いで、その丘陵の反対側はすぐに日本海の荒波という所である。防風壁のような丘陵で護られているから、まともに地吹雪に見舞われる酒田とは違い、冬でも比較的穏やかな地域なのだろう。ところが今回の災害はその穏やかな地域で起きてしまった。

この地域でどうしてこんな災害が起きてしまったのか、それは開発の経緯を記録した写真を見るとわかるような気がする。こんな具合だ。

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左は 1967年当時の航空写真。こんもりした里山(標高 50mほど)である。ところが 1974年になると中央の写真にみられるように、ゆるやかな斜面だった南西部が、土砂採掘のためざっくりと削り取られているのだ。そして右側が土砂崩れ前の様子。削り取られた斜面が造成されて宅地になっている。

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宅地になってからも上の写真でわかるように、赤土の露出したままの箇所が見える。これってかなりコワい景色で、雨が降れば急速に直接地面にしみこみ、斜面がゆるゆるになってしまう。雨が止んで表面が乾いても、ゆるゆるの状態は地盤の奥の方で続いて安定することがない。

実を言うと、我が家の辺りも 20数年前まではちょっと激しい雨が降ればすぐに道路冠水してしまう洪水地域で、我が家でも一家で避難したことがある(参照)ので、そのあたりの感覚は研ぎ澄まされてしまったのだ。そして大晦日、鶴岡西目地区の、そのゆるゆるの斜面が崩れ落ちてしまったわけだ。

問題は、どうしてそんなアブナいところに宅地造成をしたかということである。こうした地域に行ってみるとわかるが、平らな所はほとんど農地(水田)になっていて、家は建てられない。そんなわけで、宅地はゆるやかな里山の麓という場合が多いのだ。

そして今回の災害のあったところは、1970年以後の比較的新しい宅地で、それまでは敬遠されていたようなアブナいところでも、無理矢理に造成されてしまったようなのである。被害に遭った方々には本当に気の毒だが、一度破壊された自然の上に住むというのは、大きなリスクがあるのだ。

上の動画はまだ記憶に新しい昨年 6月の熱海の土石流の様子だが、自然破壊が災害につながるということの大きな教訓として、こうしたことが繰り返されないよう今後に生かさなければならない。

 

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2023年1月 1日

スーパースターとなって「暫らく〜ぅ」と叫ぶ

開けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。さて、今年の年賀状モチーフは歌舞伎十八番の『』(しばらく)。

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使わせてもらったのは、昨年の歌舞伎座 5月公演「団菊祭」の、海老蔵の鎌倉権五郎景政。ウサギの耳にあたる部分は「力紙」と言って、超人的力持ちの象徴として頭に付けるものだ。本物は真っ白な紙で、真ん中が赤いわけでは決してないので、そのあたり、何分よろしく。

ここ 2〜3年、コロナ禍で地元に籠もりがちの毎日のうちに、外の世界はロシアのウクライナ侵攻を始め、どんどん動いてしまっている。ニュースとして知っても実感として付いていけず、「おいおい、ちょっと待ってくれよ!」と言いたくなってしまう。

そんな時に、鎌倉権五郎のように「暫く〜ぅ」と声をかけて世界を落ちつかせてくれる「スーパースター」が現れてくれればありがたいのだが、現実世界はなかなかそうもいかない。ということは、我々個々人が世界に向かって「暫らく〜ぅ」と呼びかける必要があるのだろう。とくにプーチンに対して。

ついでに、変異を重ねるコロナウィルスに対してもそう言いたいものだが、相手がウィルスだけに言葉が通じないから困る。それを言ったら、プーチンという男にも人間の言葉が通じないみたいな気がするが。

こうなったら、口から発せられ、文字に記される「言葉」になる以前の「原初的コンセプト」(内に抱かれる原初的思い)を、強く発現させていくほかない。これが本質的な「祈り」ということだとしたら、もしかしたらプーチンだけでなくウィルスにだって通じるかもしれないじゃないか。

かくなる上は、人はそれぞれ「スーパースター」なのだよ。いきなりずいぶん大きく出てしまったが、今年はそういうことで、どうぞ

Yoroshiku4

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