バナナ 1本を、割り箸で食うという機内食
HUFFPOST の本日付に "「侮辱的に感じた」JALの ヴィーガン食に衝撃広がる ⇒「メニューの変更を検討」" という記事がある。写真を見ると、まさにバナナ 1本に割り箸が付けられているので、笑ってしまった。
この写真は、JAL(日本航空)のビジネスクラスに搭乗したある乗客が、アメリカの旅行系フォーラムサイト "FlyerTalk" に投稿したものだという。食事としてヴィーガン・ミールを希望したところ、出てきたのがこれだったのだそうだ。
この投稿には、「ちょっと冗談じみたアペタイザーかと思ったが、実際にはこれで全てだった」とある。ビジネスクラスでこれとは、さすがに驚いてしまっただろう。
HUFFPOST が JAL 広報部に確認したところ、「バナナは軽食の位置付け」で、侮辱でも間違いでもなく、「特別食を注文した乗客には軽食にバナナを提供するのが常」という回答だったらしい。ただ、「お客様の多様性の高まりもあり、メニューの変更を視野に入れ検討している」とも述べたという。
いやはや、JAL という航空会社の企業文化としては、「菜食主義」というのはかなり特殊なものなので、この程度の対応をするしかないぐらいに考えていたもののようだ。JAL に限らず、日本では肉食を避けようとすると、選択肢がめちゃくちゃ限られてしまう。
私も機内食に限らず、旅先で肉の入らない夕食を摂るのにかなり苦労することが多い。2年近く前に飛騨に行ったときも、夕食時に開いているのは「飛騨牛を食わせる店と高山ラーメン(飛騨ラーメン?)の店ばかり」だった(参照)ので、コンビニでおにぎりを買うしかないかと思ったほどである。
ちなみにこの乗客は、この時に出てきたバナナの味に関しては「最近食べたバナナで一番美味しかった」と、粋なジョークを交えている。このおかげで、少し救われるよね。
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