ベートーヴェンを聴きながらハンバーガーだそうだ
Gigazine の ”マクドナルドが不良のたまり場にならないための秘策は「Wi-Fi をオフにしてベートーヴェンを流す」” という記事で笑ってしまった。英国ウェールズのレクサムという地方都市での話だという。
元記事は ”Fast food restaurant will play classical music in bid to stop more Wrexham trouble“ というもの。直訳すれば「ファーストフード・レストランはレクサムの事件がこれ以上起こらないようにクラシック音楽を流す」ということで、「マクドナルド」とも「ベートーヴェン」とも触れていない。
ただ、元記事も同じベートーヴェンの肖像(画質はちょっと粗い)を使っているし、本文中に ' "well-known" fast food retailer"' とあるから、多分マクドナルドなのだろう。
日本語記事は「深夜まで開いているファストフード店やファミリーレストランが抱える悩みの1つに、不良やホームレスがたむろしてしまうことがあります」という出だしなので、ベートーヴェンのお堅いクラシックを流すのは深夜なのかと思ったら、元記事の続編によれば、午後 5時からだという。
この町のマックは、夕方にはもう不良の溜まり場になってしまっていたようなのだね。ちょっと早すぎるような気もしてしまうが、英国の冬の午後 5時は真っ暗だから、気分は夜中みたいなものなのかもしれない。
実際に 1月末の月曜日(多分 23日)にかなり大きな騒動が持ち上がってしまったため、警察としては、強硬策をとる前に店側の自主性を尊重し、「クラシック音楽でも流したら?」と提案したもののようだ。
そして記事には、結果的にかなりの効果があったと報告されている。いやはや、物事はやってみるものである。
ただ、Wifi を切ってベートーヴェンを流したら、確かに若いギャングスターたちは寄りつかなくなるだろうが、私としてはフツーの客まで来なくなってしまうんじゃないかと心配だ。ハンバーガーにクラシック曲は似合わないものね。
まあ、私は最近肉食を絶っているから、マックで流される曲が何だろうと個人的には全然構わないけど。
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