女子大閉学と、Google というシステムの優秀さ
今朝の NHK ラジオで、「恵泉女学園大学が学生募集を停止し、閉学する」とのニュースが流れていた。この「恵泉女学園大学」(「恵泉」は「けいせん」と読むのだね)についてはニュースを聞いた時点では初耳で、正確な名称は後でインターネットで調べて知った。
今朝の時点ではラジオ・ニュースで聞いただけなので情報は音声だけであり、しかも朝の慌ただしい時間だったため、私は申し訳ないことに「恵泉」の部分を「平成」と聞き違えてしまった。それで妻に「平成女学園なんて、まるでアニメに出てくるみたいな名前だね」なんて軽口を叩いたのだった。
すると妻は「うぅん、『平成女学園』なんて言ってないわよ。『へいせん女学園』じゃないの?」と言うのである。以後、こんな会話が続いた。
「へえ、『へいせん』って、どんな字を書くの?」
「知らないわよ。私だって初めて聞く名前だもの」
「いずれにしても『平成』じゃないってのは、確かなの?」
「昭和六十何年だかにできた大学って言ってたから、『平成』ってことはないでしょ」
「へえ、その部分は聞き逃してた」
こんなわけで、やっぱり気になってしまったので、後になってから「へいせんじょがくえん」でググってみた。すると Google というプログラムはなかなかよくできたもので、トップにきちんと「恵泉女学園大学」というのが表示されたのである。多摩市にある女子大なのだね。
これで、めでたく「平成女学園大学」でも「へいせん女学園大学」でもなく、「恵泉女学園大学」であると判明したわけである。ただ、私としては「平成女学園大学」というのもあってもよさそうな気がしたもので、ついでにググってみた。すると、上位に表示されたのは、次の 3件だった。
なんと、上の 2つは「風俗店」だった。私が当初言っていた「アニメに出てくるみたいな名前」どころじゃなかったのである。ちなみに、ここで風俗店の宣伝みたいなことになるのは不本意なので、住所や電話番号にはボカシを入れさせていただいた。
3番目にまともな大学の名前が表示されたが、それは「平成女学園大学」ではなく、京都市にある「平安女学院大学」だった。Google って、この程度の誤差は親切に拾ってくれる優秀なシステムなのだね。
というわけで、本日は女子大閉学のニュースをきっかけに、Google というのがかなり気の利いた「使える」システムであると再認識した次第である。まあ、実際に私はよく使ってるし。
今回の事態でショックを感じておられるであろう恵泉女学園大学関係者の方々にはちょっと申し訳ないトーンの記事になったが、揶揄するつもりは毛頭ないので、よろしくお願いしたい。
最後に蛇足だが、「れいわ女学院」という風俗店もあるようなので(これも Google で知った)、世の中つくづく油断がならない。漢字では硬すぎるとみたのか、平仮名使いというのもなかなかのものである。
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