両側から自民党的イヤらしさの漂う「高市潰し」劇
週刊現代のサイトに ”高市早苗、絶体絶命のピンチへ…「惨敗の奈良県知事選」のウラで進行していた「高市潰し」シナリオのヤバすぎる仕掛け人” という長々しいタイトルの記事がある。私が先月 20日に書いた "高市答弁以上に不愉快な、自民党的「見放し方」" の詳細解説みたいな感じだ。
私は先月の記事で高市早苗について "もうすっかり「終わり」なのだね" としつつ、次のように書いている。
私は元々彼女の政治姿勢には真正面から反対なので、それはある意味では歓迎でもある。とはいえ、自民党内での「彼女を終わらせるための見放し方」というのも、かなりちゃっちい猿芝居で、むしろ不愉快でさえあると一応言っておく。オッサンたちのやり方って、情けないほど姑息なんだよね。
高市早苗が「終わってしまう」こと自体は、個人的には本当に「歓迎」である。しかしその「終わらせ方」に見る自民党的猿芝居への「嫌悪感」は、この「歓迎感」に勝るとも劣らない。今回の騒動は、両方の側からイヤらしさが漂いまくりである。
週刊現代の記事には、次のようなくだりがある。
結局のところ、政権与党内における高市氏の影響力は「安倍元総理が強く推している」ことに依る部分が大きかった、ということだ。(中略)
一方で、今回の奈良県知事選をめぐる騒動の裏には「高市潰し」の意図があったのではないか、そしてその中心には元幹事長の二階俊博氏がいた、と指摘する者もいる。
やっぱり、こういうことにはあのオッサンがからんでくるのだね。この人、奈良知事選で日本維新の会に負けてでも、大嫌いな高市を窮地に追い込みたかったもののようなのだ。何で嫌いなのかというと「アイサツがないから」なんてことになっていて、まるで「任侠の世界」みたいな話である。
こうしたおどろおどろしい組織には、関係したくないと思うばかりなので、
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コメント
田舎暮らし憧れて田舎に引っ越した人が、最初にあいさつに行くべき人に行かずに順番間違えたら村八分に遭うようです。
私はド田舎出身なのでその辺りの事情分かります。
政治の世界も同じとは(;´д`)トホホですね。
政治の世界にはもっと女性が進出してほしいですが、それをよく思わないおっさん議員も困ったもんです。現状の女性議員もキャンキャン喚き散らすだけでこれも困ったもんです。丁々発止の議論なんて程遠い状況です。
投稿: ハマッコー | 2023年4月14日 19:34
ハマッコー さん:
>田舎暮らし憧れて田舎に引っ越した人が、最初にあいさつに行くべき人に行かずに順番間違えたら村八分に遭うようです。
まさに、自民党って「田舎社会」そのものですね。
昨今の LGBT 問題にしても、大方は容認派なのに、自民党のボス連中が神社庁とつるんでいるので、まともな議論はできない状態です。
(神社庁が LGBT を目の敵にしているのは、きっと『古事記』をまともに読んだことないからでしょう)
投稿: tak | 2023年4月15日 10:48