黄砂の飛来と、鼻水、クシャミ
今日も青空が広がっているが、朝の天気予報では「中国から黄砂が飛んで来ているので、洗濯物は室内干をオススメ」なんて言っていた。ただ、我が家では庭の軒下で問題なく干せて「本当に黄砂なんて飛んでるの?」と思っていたが、昼過ぎにクルマの屋根を見て「ありゃ、本当だ!」となった。
上の写真は、我が家の愛車(黒の軽自動車)の屋根をリアの方から撮影したものだが、ルーフドアとの境目ギリギリのところが黄砂で埋まりそうだ。さらに写真では目立たないが、屋根全体が昨夜の雨のせいで黄色いポツポツだらけになっている。
昨日の方がずっと風が強かったので、飛んで来た黄砂が夜中に降った雨に混じってクルマに付着してしまったのだろう。我が家のクルマは黒いので、黄色っぽい汚れがかなり目立つ。
ちなみに「黄砂被害」については、私は山形県でも日本海に面した庄内地方の出身なので、妙な言い方になるが昔から「馴染み」があった。毎年 4月の風の強い日などは、西の空(日本海側)がすっかり黄色っぽくなっていたものである。
関東に住むようになってからひどい黄砂被害からは遠離っていたので、今回のようなのはかなり珍しい。これ以上ひどくならなければと思っている。
ここでそもそも「黄砂被害」ってどんなものなのか、ちょっとググって調べてみたところ、TBS NEWS DIG に「黄砂で日本が覆われる!黄砂の“正体”と気を付けるべきこと」という記事が見つかった。この中で気象予報士の片山由紀子さんが、次のように説明している。
実は黄砂は、はじめは「ただの砂」なんです。それだけで害があるわけではないのです。ただ、舞い上がって飛来する過程で、汚染物質などが付着していくため、健康被害などの面で近年話題になっているんです。
なるほど、日本に飛んでくるのは「単なる砂」ってわけじゃなく、煤煙などの汚染物質や花粉などをたっぷりくっつけているわけだ。道理でこのところ少し軽くなっていた花粉症の症状がぶり返して、鼻水とクシャミが止まらなくなっている。
ちなみに私はクルマの掃除に手間をかけるタイプじゃないので、黄砂汚れはこのまま放っておこうと思っている。明後日の土曜日にまとまった雨が降るらしいから、それで洗い流されるのを期待しよう。
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コメント
えっと、週末の雨にも黄砂が含まれている可能性があるそうなので、洗車されるなら「週明け推奨」だそうです。(radio said)
ついでに、飛来する黄砂に含まれる納豆菌で作った納豆「そらなっとう」ってのが、石川県にあるそうです。
しかしまぁなんですねぇ。
40年くらい前は、「春の風物詩」として夕方のニュースなんかで「ほんのり系」で扱われてましたが、くしゃみはなみずずつうねっぱつふしぶしのどんつうけんたいかん、最悪のときは「ダウン(動きたくない動けない)」してましたし…。
「2021年以来の観測」言うてますけど、飛んできてるのは毎年ですよね。
投稿: 乙痴庵 | 2023年4月14日 00:53
乙痴庵 さん:
>えっと、週末の雨にも黄砂が含まれている可能性があるそうなので、洗車されるなら「週明け推奨」だそうです。(radio said)
ありゃ、黄砂含みの雨では洗車になりませんね。残念 ^^;)
節々が痛んだりしては、ちょっとしんどいですね。なんとか切り抜けましょう。
投稿: tak | 2023年4月14日 07:54
黄砂に苦労している人には、嬉しくない情報かもしれませんが、海に落ちた黄砂はプランクトンを増やし、豊かな漁場をつくる一助になっているという話もあります。世の中のことは全部表裏があり難しい。
投稿: basara10 | 2023年4月14日 15:05
黄砂は海の光合成を促し、温暖化の抑制にもなっているとか。複雑です。
投稿: basara10 | 2023年4月14日 15:10
basara10 さん:
私としても生まれたところが日本海側ですので、黄砂には「馴染み」があったと書いているほどで、決して否定的なわけではないんですよ。昔は「洗濯物が黄色くなる風物詩」みたいな感じでした。
ただ、最近の黄砂は中国内の上空を移動するうちに、汚染物質を吸収しているらしいというのが、ちょっとツラいところです。一昔前の日本のヒドいスモッグみたいなのをまとってるというわけですね。
投稿: tak | 2023年4月14日 18:34