猫って、かなりスゴい
「小太郎ブログ」というブログに、「牧場でたくましく育った猫のビフォア・アフター」という記事があるというので、どんなのかと行って見たところ、なるほど本当にたくましいまでの育ちぶりである。下の画像の左側は子猫の時の様子で、牛につつかれまくっているが、右側が今の堂々たる姿だ。
上の写真のクリックでも直接元の動画に飛べるのだが、この猫、我が家で飼っていたのとそっくりなので(参照)、妙に身近な感じがする。我が家の黒猫も小さいときは臆病で人に頼ってばかりだったが、成長するにつれて結構度胸が付いていた。牛の目の前を堂々と闊歩できたかどうかまではわからないが。
この猫、牛たちに鼻で突っつかれまくり、もて遊ばれながらも、成長するうちに牛たちも敬意を表すようになったのだろう。猫というのはこうした高くて細いところを歩くのが大好きなので、めげずに挑戦し続けた甲斐があるというものだ。
小太郎さんは記事中で「ちょっかい出すと手痛い目に遭うのだと、牛たちも学習したのだね」と書いているが、英文の元記事にもこんなコメントが付いている。
not shown: a number of toesharp inflicted cow nose injuries.
(映ってはいないが、何頭かの牛の鼻は鋭い爪で傷つけられている)
なるほど、やっぱり猫は成長するうちに、ちょっかい出されたら「ただでは済ませない」という態度を身に付けたようなのだ。そんなわけで、牛たちも「下手に手を出すと(いや、鼻を出すと)ヤバい」と学んだようなのである。さすがに猫って、小さいけれどもライオンと同じ仲間の肉食獣だけのことはある。
ちなみに我が家では犬も同時に飼っていたのでわかるのだが、犬の場合は飼い主のキープする家畜やペットに決して手を出さない。というより、むしろ身を挺してでも守ろうとする「律儀さ」をもっている。それで「牧羊犬」の役割も果たせるわけだ。
ところが猫というのは「律儀」とは対極的に「唯我独尊」だから、飼い主が大切にしている家畜だろうがなんだろうが知ったことじゃない。平気で引っ掻く。それで、上の写真の右側のように、「文句あるか」という目つきで歩けるようになるのだね。
猫って、やっぱりスゴいところのある動物である。
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