「コーヒーを飲めなくなる日」だと?
東洋経済 ONLINE に "私たちが当たり前に「コーヒーを飲めなくなる日」" という記事がある。 ”種の脆弱性と、環境の変化がもたらすリスク” というサブタイトル付きで、第15代ワールド・バリスタ・チャンピオン、井崎英典氏の記事だけに、コーヒー好きの私としてはかなり気になってしまうじゃないか。
記事によれば、世界で流通しているコーヒー種は基本的に「アラビカ種」と「ロブスタ(カネフォラ種)」の 2つで、後者は主にインスタント・コーヒー用だという。さらに最近は「ユーゲニオイデス」という種が注目されているが、めちゃくちゃ美味しいかわりに希少品種で値段も張るらしい。
ということは、私としてはもっぱら「アラビカ種」のお世話になっているわけだ。そんなところまではちっとも知らなかったが、要するに私なんて、その程度の「なまくらなコーヒー好き」でしかないということなのだね。
ちなみにこの「アラビカ種」というのは、霜の影響を受けやすい上に、遺伝子的に「サビ病」に弱いので、常に種の存続のリスクと隣り合わせと言われる。そのため、コーヒーが私たちの口に入らないようになる日が来てもおかしくないというのだから、聞き捨てならない。
もしかしたら、生きている間に「去年は世界中でコーヒー豆がチョー不作だったため値段が高騰して手に入らないから、今年はインスタント・コーヒーで我慢」なんていう年がないとも限らない。そうなったら、いくらなまくらなコーヒー好きでもかなり味気ない毎日になってしまいそうだ。
そういえば 2年半前に、「インスタント・コーヒーをおいしく淹れる達人がいる?」なんて記事を書いていたんだった。ただ、この記事でも書いているように、まともに淹れたコーヒーとインスタント・コーヒーの違いぐらいは、フツーわかるよね。
私としては妙な贅沢は言わないから、せめてフツーのレベルのコーヒーでいいので、好きなだけ飲ませてもらいたいものだ。アラビカ種、頑張ってくれ!
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コメント
昨今の値上げ傾向で、スーパーマーケットの安かったコーヒー豆もだんだんエクスペンシブなものになってきました。
先日チェーン店の酒屋さんで売られていた「エラく安い」コーヒー豆(粗挽き)を買いましたが、これが色つきのお湯に近しいできばえでした。
少しでも味わいを深くしたいのと、サッサと消費したいので、ガバガバ使いました。
安物買いの銭失いとは、よく言ったもので…。
投稿: 乙痴庵 | 2023年4月10日 12:09
乙痴庵 さん:
>少しでも味わいを深くしたいのと、サッサと消費したいので、ガバガバ使いました。
>安物買いの銭失いとは、よく言ったもので…。
わはは (^o^)
しかしそれって、どういうからくりなんでしょうね。インスタント用の豆を挽いて売ってるんじゃないかと疑ってしまいます。
投稿: tak | 2023年4月10日 14:41