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2023年5月18日

澤瀉屋(猿之助の屋号)、かなりヤバい

昼前の TBS ラジオで、市川猿之助が「意識もうろうで病院に搬送」いうニュースが流れた(参照)。これを聴いた途端に「あちゃぁ〜、さっそくやっちまったか!」と思ってしまった。

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というのは今朝一番、 NEWS ポスト セブン のサイトに「【スクープ】市川猿之助が共演者やスタッフに“過剰な性的スキンシップ”のセクハラ・パワハラ「拒否した途端に外された」という記事が掲載されているからである。

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このスクープ記事って、かなり「嫌な内容」なので、ここで改めて書く気にはなれない。上の写真のリンクから飛んで読んで頂ければわかるが、「ジャニー喜多川問題」の延長みたいなところがある。

前にも書いたことがあるが、私は七代目団十郎論で文学修士号を取得したほどなので、実は歌舞伎については結構詳しい。若い頃は三代目猿之助(二代目猿翁=当代の伯父)の舞台は結構観ていたし、「歌舞伎はナマで観たことがない」という人には、澤瀉屋(猿之助の屋号)の舞台はオススメと思ってきた。

ただ、今の猿之助はあまりピンとこない。猿之助は慶応出身で、私が学位を取得したのは早稻田というのは無関係なので、念のためオコトワリしておく。というのは、私の贔屓の三代目も慶応だったからね。

猿之助は今月、明治座の「市川猿之助奮闘公演」の最中なのだが、とりあえず昼の部は中止ということになっており、当然にも夜の部だってできないだろう。でっかい穴になる。(これについては、下の【付記 3】を参照のこと)

ニュースの続報によれば、両親(父は三代目段四郎)は死亡が確認され、当人の容態は確認中だが、遺書のようなものが見つかっているという(参照)。

三代目が再興した澤瀉屋だが、その息子の香川照之も昨年、性加害、酒乱のスキャンダルで問題になったし、甥の四代目がこれでは、ちょっとヤバい。死なずに済んだとしても、代がかわってしばらく経たないと浮かばれないだろう。

といっても、今の猿之助には子がいないことになってるしなあ。こうなったら、團子、頑張ってくれ。

【付記】

「澤瀉屋」は、「おもだかや」と読んでね。念のため。

【付記 2】

「四代目市川猿之助」の「四代目」をラジオのニュースなどで「よんだいめ」と読む(クルマの「4台め」じゃあるまいし)キャスターが目立つが、ちゃんと「よだいめ」と読んでね。ついでに、「七代目」は「ななだいめ」じゃなく「しちだいめ」、「九代目」は「きゅうだいめ」じゃなく「くだいめ」。

【付記 3】

本文で「当然にも夜の部だってできないだろう」と書いてしまったが、代役でやるそうだ(参照)。さすが、歌舞伎!

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【付記 4】

ニュースによれば、猿之助は一命を取り留めたらしい。ただ、段四郎の死について共同通信が「市川さんの父親も死亡確認」なんて見出しで報じたことで、批判が高まっている。仮にも市川段四郎なのだよ。しかもフツーは歌舞伎役者を「市川さん」なんて言わないし、記者と編集部の見識が疑われて当然だ。

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そういえば、本文でリンクしたテレ朝のニュースも「市川さん」なんて言ってるなあ(参照)。

 

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