旅先での地震と「素晴らしき世界」
室蘭市内での仕事を終えて、午後 6時半過ぎにホテルの部屋に戻ると、テレビの NHK BS でニューオリンズの「街角ピアノ」をやっていた。ルイ・アームストロングの曲、"What a Woderful World" に合わせてこちらも口ずさんだりしていると、突然 iPhone がけたたましく地震アラートを鳴らし始めた。
そしてその一瞬後、テレビ画面に地震情報が現れた。アラートを止めたばかりの iPhone のカメラで咄嗟に写したのが、上の写真である。震源地は苫小牧沖とあるから、かなり近い。気がつくと既に初期微動が始まっていて、すぐに本震の揺れになった。
それにしても最近は、地震の揺れが伝わってくる前に iPhone がアラートを鳴らすばかりでなく、テレビにも地震情報が現れるのだね。自宅ではテレビなんてほとんど見ないので、こんなことは初めて知った。
地震規模はマグニチュード 6.2 というから、決して小さくはない。室蘭は「震度 4」だったが、千歳市などは「震度 5弱」だったらしい。ただ、このくらいの揺れなら「地震慣れ」している多くの日本人はパニクることもなく冷静でいられる。ホテル内でも混乱はまったくなかった。
旅先で地震にあったとはいえ、週末までの天気予報では道南は雨だったのに、来てみれば曇りに変わっており、時々は薄日が射すほどで、「晴れ男」の面目躍如である。ただ、室蘭は寒い。今日も最高気温が 17℃ 以下で、関東で夏の陽気に慣れてしまった体には、ちょっとキツい。
明日は梅雨の真っ只中の関東に戻るが、地震による列車ダイヤの遅れも十分に回復しているだろう。仕事も順調に済んだし、結局は "What a Wonderful World" (何て素晴らしき世界)である。
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