「河童の川流れ」ならぬ「ウシガエルの川流れ」
夕べ、「何だか変だな」と思ってよく考えてみたところ、あれだけ賑やかだったウシガエルの鳴き声(参照)がまったく聞こえてこないことに気付いた。どうやら台風 2号によるものすごい増水で、川に棲んでいた多くのウシガエルがきれいさっぱり流されてしまったようなのである。
上手でも時に失敗することがあるというのを、俗に諺で「猿も木から落ちる」とか「河童の川流れ」とか言うが、今回の場合は「ウシガエルの川流れ」ということになってしまったようだ。それだけすごい大雨だったのだね。
ここまで書いて、「待てよ、前にもこんなようなことがあったかも・・・」という気がして、自分のブログ内を検索してみたところ、2019年 9月 14日付の「台風以後、ウシガエルの声が聞こえなくなってしまった」という記事が見つかった。この時は、その 5日前に千葉県に上陸した台風 15号(参照)の影響だった。
その台風では強烈な風が吹いたが、夜間に通り過ぎたこともあって大雨の印象はさほど強くない。それでもウシガエルは流されてしまったようで、それどころか記事に付けられた らむねさんのコメントで、ウシガエルが溺死してしまうことさえあると知って驚いた。
今回の台風は増水した川の水が溢れて道路が冠水してしまったほどなのだから、結構な溺死例だってあったかもしれない。
というわけで、ここ 2日間はヨシキリの「ギョギョシ、ギョギョシ、キリキリキリ・・・」という鳴き声(参照)は相変わらずけたたましいが、どうも中途半端に淋しい気がしていたわけだ。静かになったと感じるより、淋しいと感じるほどなのだから、慣れというのは恐ろしいものである。
ただ、4年前にウシガエルがいなくなってしまってからも、いつの間にかどこからかやってきて棲みついてしまった。今回は夏の初めのことでもあるし、秋が来る前にまたあの鳴き声が復活するだろう。
【6月 15日 追記】
最近、新しいウシガエルがどこからか移動してきたようで、また賑やかな鳴き声が間近で聞こえるようになったので、『和歌ログ』で書かせてもらった(参照)。
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