隅田川花火で浅草に 103万人って、一体何なんだ !?
4年振り開催の隅田川花火が大きな話題となった。我が家では「このクソ暑いのに、人混みの中に出かけるなんて信じられない」なんて言ってほとんど無関心だったが、何と現場は 103万人という人出となり、「破壊行為、柵越え、救急搬送」なども大変だったと、テレ朝ニュースが伝えている(参照)。
ニュースでも触れられているが、103万人というのは秋田県や香川県の人口(どちらも約 92万人)を上回る。さらに言ってしまえば、鳥取県の人口(約 55万人)の倍近い。それだけの人間が浅草近辺に一極集中しちゃったのだから、暑苦しいにも程があるし、都市機能だってまともに働かなくなる。
ニュースでも次のようにリポートされている。
「午後5時の浅草駅前なのですが、すでに多くの人で歩くのが困難ですね。なかなか前に進まない状況です」
「歩道が人でごった返しています。全く動けていません。警察官が誘導していますが、ほとんど前へ進みません」
(コンビニ前で)「この行列なんですけどずっと奥のほうまで続いてまして、100メートル以上並んでいます」
(花火大会終了後)「浅草駅前ですが駅から人が溢れています。帰宅する人が駅に入れません」
実際に見物している間はそれなりに楽しいのだろうが、行き帰りやコンビニの混雑がこんなようなことでは、その楽しさも帳消しだ。
トイレに行くのも大変だろうし、それがイヤで水を飲むのを我慢していたら、熱中症のリスクも高まる。一体何が悲しくて、そんなところに汗水垂らして出向かなければならないのか、ちょっと理解できない。ほかに娯楽がないわけじゃあるまいし。
一番哀しくなってしまうのは、後に残されたゴミの山の画像である。ペットボトルなどの他に、道路に座って見物するために持ってきたブルーシートまでそのまま残されてしまっている。それって持って帰ればそれなりの使い途があるものだし、そもそもの話として後片付けする者の身にもなってみるがいい。
人間というのは、群衆の中に埋没してしまうとまともな判断ができなくなる。好き好んでそんな状況に入り込みたくはないものだ。
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