今のところは、”Threads” というより「新SNS」
本日、Meta が Twitter の代替サービスとして注目される "Threads" を開始したが、今のところは「新SNS」という言い方の方が目立つ(参照)。「スレッズ」という名称は、どうやら日本語として馴染みにくいみたいなのだね。
”Threads” は thread の複数形で、元々の意味は「糸」だが、掲示板や SNS 上のメッセージやコメントの繋がりも「スレッド」という。新 SNS は、多数の「スレッド」が連なったものというイメージを強調しているのだろう。ただ、日本人にはちょっとピンと来ないかもしれない。
要するにサービスの内容としては Twitter と同じようなことになってしまうのだが、あっちの方はイーロン・マスクによる買収以降、なんだかいろいろ混迷しているので、「嫌気がさしちゃったら、こっちに乗り換えてね!」ということなのだろう。いずれにしても、勝負はこれからだが。
ネット上では、サービス開始後 4時間で全世界の登録者数が 500万人を超えたというのが話題だが、これ、既存の Instagram の ID さえあればスルッと入ってしまうのが大きいと思う。「あれ、ほとんど自動的にログインできちゃった!」という感じなので、とりあえずのユーザー数は増えやすい。
私も全然アクティブじゃないけど、一応 Instagram の ID をもっているので、Threads にはあっさり入ることができたが、これから積極的に利用するかどうかはわからない。もし利用するとしたら、「庄内拓明」の名前で新アカウントを作らなければならないし、ちょっと様子を見ようと思っている。
そういえば「はてなダイヤリー」で、「threadとかmetaとか既存で意味のある単語をサービス名にすんの、乗っ取る感じでマジ嫌い」というのがあった。「既存の単語を乗っ取る」というようなことを言っているのかもしれないが、まあ、そんな心配はない。Apple がリンゴを乗っ取ったなんてこともないし。
ちなみにこの新 SNS の名称は、上で述べたように "Threads" と複数形だから、カタカナも「スレッズ」が正式表記のようだ。ただ、それが言いにくいということで、下手すると「スレッド」に落ちついてしまいかねない。Twitter が「トゥイッター」ではなく「ツイッター」になったようなものだ。
既に ”新SNS「Threads(スレッド)」とは? 使い方をわかりやすく解説” というタイトルの記事もあるし、中にはちゃんとわかっていても ”日本だと「s」を省いた「スレッド」と呼ばれるようになるかもしれませんね” なんて言ってる人もいる(参照)。
本日のラジオニュース(TBS だったかな)でも「スレッド」と言っているのを聞いたし、いずれにしても名称要因での混乱はイヤだよね。
【7月 7日 10:30 追記】
Threads は、開始 1日でサインアップした人数が 3,000万人を突破したらしい(参照)。こりゃ、ちょっとスゴいかも。
ただ、このサービスって今のところスマホ限定みたいで、PC でアクセスしてもトップ画面の動画が表示されるだけで何もできない(参照)。私としては Mac でブログを書きながらアクセスしてシームレスに操作したい(Twitter はそうしてる)気がするので、もうちょっと様子見だな。
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コメント
へーすブックもいんすたもやってないので、泥ついったらー継続です。
日本発のSNSも始まるんじゃないか?って情報もありますし、アタシャうろうろせずに静観します。
(出たな!ちょっとスゴい。)
投稿: 乙痴庵 | 2023年7月 8日 06:45
乙痴庵 さん:
Twitter も要するに、入り浸りでアクセスし過ぎなければ、これまで同様フツーに使えるみたいですからね (^o^)
投稿: tak | 2023年7月 8日 07:30