利尻島の昆布風呂に心が躍る
宣伝臭丸出しみたいな "じろまるいずみ「餃子のおんがえし」(晶文社)発売中🥟" というお名前のユーザーが、「ホテル雲丹御殿。食事がウニづくしなのは予想できたけど、風呂が利尻昆布入りなのは腰抜かしたわ」という tweet をしておられる。実は私、こういうのにかなりそそられるタイプなのだよね。
写真にあるのは、浴槽の底に見事なまで長々と横たわる全長 4〜5m 以上はあろうかと思われる利尻昆布。いい湯加減で、体までおいしく茹で上がっちゃいそうだ。
私も行ってみたいのはやまやまだが、何しろこの風呂は tweet にもあるように、北海道最北端に近い利尻島の「ホテル雲丹御殿」のものらしい。しかもこのホテル、1年のうちでウニのおいしい 4ヶ月間だけの営業というのだから(そりゃ、冬は誰も行かないだろうけど)、かなりの贅沢というものだ。
日本の全都道府県を 2度以上訪れて宿泊までしたことのある私だが、実は北海道の道北は「未踏の地」のまま残されている。先月も室蘭に行ったのだが(参照)、旭川、網走を結ぶ線より北と、釧路より東には未だ行ったことがないのである。
亡父が生前、脱サラして北海道産の珍味を商っていたおかげで、私は15歳からは利尻産の絶品昆布で出汁を取った汁と、ウニを食って育った。実に幸運なことだが、ここ 20年以上はあのえも言われぬおいしさから遠離ってしまっている。
生きているうちに、最北の稚内まで是非行ってみたく、そしてそこまで行ったらせっかくなので利尻島に渡って、本場のど真ん中でウニや昆布を味わいたい。しかし今となっては、それが叶う可能性は 5割以下だろうなあ。
何とか奇跡的に、「利尻島ルポ」で 3日間滞在なんておいしい仕事が入らないものか。でも、旅行ルポライターのノウハウなんてないからなあ。
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