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2023年7月 4日

「最大の雷ショー」の、さまざまな受け取り方

昨夜の寝入りばな、多分、日付の変わる頃だったと思う。大きな雷鳴が聞こえ始めた。すぐに止むだろうと思っていたが、音はますます大きくなり、「ゴロゴロ・・・」なんてものじゃない。「バリバリ! ドシーン!!」と、間近に落ちる音が何発も響き渡る。さらに滝のような大雨まで降り始めた。

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階段の踊り場の窓を開け放していたのを思い出し、慌てて飛び起きて窓を閉めたのだが、既に窓際はびしょ濡れだった。外は何本もの稲妻が光って、瞬間的に真昼のような明るさになり、間髪を置かず、はらわたに響く雷鳴が轟く。あれは、人生最大の雷ショーだった。

この雷を、見事に撮影してくれた人がいる。OKP というハンドルネームの「フリーランスの編集者・主夫・ブロガー」だ。「深夜のゲリラ豪雨、多摩の夜空を縦横無尽に走る雷を撮る」という記事にしてくれている。アップロードされた数枚の写真が、本当に見ものだ。

私なんて、あの稲妻を写真に撮ろうという発想すらしなかった。たとえ撮ったとしても iPhone のカメラでは真っ白でわけのわからない画像になっていただけだろう。あのような状況では、それなりの機材がないとどうしようもない。

ところで、そのものすごい雷を、TBS ラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」のパーソナリティ、ジェーン・スーさんは「聞いていない」のだそうだ。熟睡してしまっていたわけでもないらしく、「雨音は聞いた」というのだから、かなり謎めいた話である。

さらにこの番組に登場した気象予報士の長谷部愛さんまで、「実は私も聞いてないんです」とおっしゃる。こちらは完全に熟睡していたらしい。一瞬、「それじゃ、商売にならないじゃん!」なんて思ってしまったよ。

あのものすごい雷、同じ関東圏に住んでいても、その受け取り方は本当にさまざまだったようなのである。だから世の中っておもしろいのだろうが。

ちなみに、あの大雨が地表を冷やしてくれたせいか、今日は 3日ぶりでエアコンのスイッチを入れずに過ごせた。明日もこのくらいの陽気になればありがたいのだが。

 

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