プリゴジンは既に死亡している? ロシアのヤバさ
Newsweek が ”露「ワグネル」創設者プリゴジンは「既に死亡している可能性が高い... 元米陸軍大将が指摘” という記事を報じている。ロシアって、本当にかなりヤバい国のようなのだ。
プリゴジンが 6月 23日に起こした「武装反乱」に関しては、彼がベラルーシに亡命すればロシア政府はすべての嫌疑を取り下げるということで合意したはずだ。ところがそれ以後のプリゴジンに関しては、ベラルーシに脱出したとかロシアに戻ったとか情報が錯綜するばかりで、まったく不透明なのである。
とにかく確かな目撃情報すらない。ということは、元米陸軍大将のロバート・エイブラムス氏の主張するように、プリゴジンは既に何らかの形で処分されてしまった(つまり殺された)とみるのが、最も自然なのかもしれない。
ちなみに私は日本海側の港町、酒田で生まれ育ったので、ロシア人には案外馴染みがある。
今はどうだか知らないが、昔はロシア船が入港する度に船員とその家族が酒田の中心街に繰り出し、いろいろな日用品の買い物に精を出していたものだ。酒田みたいな地方都市で色めき立って買い物するぐらいだから、ロシア(当時は「ソ連」だったが)に帰ったら本当に物資不足なのだろう。
これは 4年近く前の「ラグビーと音痴の関連について」という、ラグビーワールドカップの日本対ロシア戦に関連した記事で触れたことなのだが、40年以上も前のこと、我々が酒田の街で開いたフォークソング・コンサートに、ロシア船員たちが飛び入り参加してきたことがあった。
「俺たちも歌いたい」みたいなことを言うので、「おお、歓迎だ!」とギターを貸してステージに上げたのが、連中の歌、はっきり言って「ド下手以下」で、お話にならなかった。ロシアという国は音楽やバレーで専門教育を受けた者が世界一流でも、フツーの庶民層はまともな歌すら歌えないみたいなのである。
この経験があるので、2019年のラグビー・ワールドカップで、自国の国歌を歌うロシア選手と観客たちがまったく音痴だったことには、ちっとも驚かなかった。なにしろソリストの音程に合わせることすらできず、それぞれが勝手なキーでデタラメにわめいてるだけなので、不協和音の塊でしかなかったよね。
ただ、個々のロシア人は「素朴ないいヤツ」であることに変わりはない。ところがその一番上に立つプーチンという男が完全に「食えないヤツ」というのが、ロシアのロシアたるところなのだろう。まったくもってヤバい国だ。
【8月 34日 追記】
プリゴジンが乗った飛行機が墜落したというニュースで、報道機関はこぞって「プリゴジン死亡か?」と伝えている。もっとも詳しいのは、BBC NEWS の「ワグネル代表プリゴジン氏、飛行機墜落で死亡か 搭乗者名簿に名前とロシア当局」という記事で、飛行機は撃墜されたものと見るのが自然なようだ。
というわけで、元米陸軍大将のロバート・エイブラムス氏の「既に死亡している可能性が高い」という推察はこの時点では外れていたわけだが、いずれにしてもロシア当局によって殺害されるという点に関しては間違っていなかったようだ。
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