地球は今、12万年振りの暑さなんだそうだよ
昼前、三女からの LINE メッセージが届いた。「地球が過去 12万年で一番暑いと、テレビで言ってたよ。気を付けて」との文面である。「12万年」というのに肝を潰してググってみると Forbes Japan の "7月 4日の世界気温、過去 12万年で最高に 2日連続で記録更新" という記事が見つかった。
「2日連続で記録更新」というのは、こういうことらしい。
米メーン大学気候変動研究所によると、4日の世界平均気温は 17.18度に到達。同大と米国立環境予測センターによれば、3日の世界平均気温は 17.01度と、2022年 7月 24日と 2016年 8月 14日に記録した 16.92度を上回り、観測史上最高となっていた。
日本では 37〜39℃ の猛暑に喘いでいるが、地球全体の気温を平均すると、17℃ をちょっと超えた程度だったわけだ。しかしそれは北極や南極の気温も含めての平均ということで、南半球は冬ということもあるから、実は北半球では恐ろしい暑さということなのだね。
で、12万年前の気温がわかるのは、「各種機器を使用した気温記録や、木の年輪、氷床コアを調べることで、太古の地球の平均気温を推定することができる」ということらしい。12万年前といえば日本は前期旧石器時代だから、とんでもない昔だ。
さらに、この暑さは先月の段階で予測されていたようなのだ。同じ Forbes Japan の 6月 9日付に "2023年「観測史上最も暑い年」になる可能性" という記事があり、次のように書かれている。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、南半球では 4月は記録上最も暖かかっただけでなく、過去最も暖かい月となりました。
今年は、多くの国で最高気温の記録が更新され、気候科学者によると、2023年は観測史上最も暑い年になる可能性があります。
今年は当初より「エルニーニョ現象と CO2 排出量の増加が重なる見込み」と予測されており、とにかく半端な暑さでは済まない年のようなのである。夏はまだまだこれからだから、しっかりと警戒しておこう。
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