NASA が「来年は今年以上の暑さになる」と言ってる
先週前半(16〜19日)はとんでもない猛暑で頭がボウッとするほどだったが、後半はなんとかエアコンのスイッチを入れずに済んだ。ただ、週明けはさらなる暑さになるらしい。7月半ばからこんな酷い暑さというのは、これまで経験したことがない。
今年は特別なのだと思いたいところだったが、CNN ニュースの「来年は今年以上の暑さに、NASA 専門家が予想」という見出しを見て、頭の中が熱で溶けてしまいそうな気がした。いやはや、今年が特別というわけじゃなかったのか。
NASA の専門家によれば、「来年はエルニーニョ現象の影響でさらに気温が上昇するだろう」という。今年の暑さもエルニーニョの影響という指摘が一部であったが、実は「エルニーニョは数カ月前に始まったばかりで、まだそれほど大きな影響を及ぼしていない」のだそうだ。
じゃあ、この暑さは一体どういうことなんだと言えば、「その理由は私たちが温室効果ガスを大気に放出し続けているからだ。私たちがそれをやめるまで、気温は上昇し続けるだろう」と強調されている。いやはや何だかんだ言っても、やっぱり元凶は CO2 なのか。
ここ 10年余りの温暖化は、フツーに暮らしながらの実感としても際立っている。例えば 2011年 3月の東日本大震災の後、「原発停止による電力危機」の叫ばれたことがあった。そこで私は「だったら、エアコンなんて使わんわ!」と、2011〜12年の 2年間はエアコンの電源を抜いて暮らしたのである。
実際にその 2年間は、エアコンなしでも夏の暑さに余裕で耐えることができたのだった。今年みたいな猛暑が続くことなんてなかったからである。その後、2013年はかなりの暑さになって何度かはエアコンの世話になったが、何と言っても今年ほどではなかった。
夏ばかりでなく、冬も暖冬傾向にある気がする。ここ、つくばの地に移転してきたのは 40年ほど前のことだが、それからずっと、毎年冬には何度か積雪に見舞われ、その度にクルマで県道に出るため雪かきをしなければならなかった。例えばこんな感じ(参照)で、車庫から出たとたんにスタックだ。
ところが、思い返せばここ 3〜4年は雪かきをしたことがない。雪が降らないというわけでは決してないのだが、降っても上の写真ほどには積もらないのである。おかげで雪かきショベルは物置に眠ったままだし、冬用タイヤもまさに「不要タイヤ」と化している。一見ありがたいことだが、不気味でもある。
そして今年の猛暑、さらに来年はもっと暑くなりそうというのだから、「地球温暖化」はもう、事実が証明してるんじゃなかろうか。「(CO2 による)温暖化なんて嘘だ」と唱える科学者もいる(例えばこの人たち)が、この夏はどんな顔して暮らしてるんだろう。
生きているうちにどれだけ暑くなってしまうのかと考えると、「長生きが幸せ」とも一概には言えないんじゃないかという気がしてしまうほどだよ、まったく。
私はもうじき誕生日だけどね。
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