水をめっちゃ飲んでも、熱中症になる時はなる
まいどなニュースに "「熱中症で救急搬送の人、だいたい水分はめっちゃ飲んでる!」医師が明かす「水分摂取」と同時に重要な「熱中症対策」は?" という記事がある。これ、今年の夏を乗り切るには重要な情報だ。
熱中症対策として重要なのは「こまめな水分補給」と言われていいて、ラジオを聞いていてもしつこいほど「水分をしっかり摂りましょう」と呼びかけられる。しかし実は、それだけでは足りないんだそうだ。なにしろ熱中症で緊急搬送される人の多くは「水分はめっちゃ飲んでる」というのだから。
糖尿病内科医で、運動療法の専門家でもある Osaka さんは「水分摂取しても体が冷えないと熱中症になります。水分摂取が有効なのは脱水症です。ぜひ、身体も冷やしてくださいね!」と警鐘を鳴らす。2リットルの水を飲んでも体が熱せられて 2.5リットルの汗をかいたら、追っつかないというわけだ。
そういえば思い当たる。昨日の記事でも触れた 6月 17日の熱中症でも、私は暑い日向で廃材の焼却処分をしながら、片手に持ったペットボトルの水をグビグビ飲み、しっかり水分補給をしていたのだ。
ところがあまりの熱さに汗がダラダラ流れ、顔が滝になるほどの汗をかいていた。つまり、いくら水を飲んでもそれ以上の汗をかいていたので、結果としては熱中症になってしまった。
そもそも熱中症とは何かというと、『熱中症診療ガイドライン 2015』によれば「暑熱環境における身体適応の障害によって起こる状態の総称」なんだそうだ。つまり悪いのは「暑熱環境」である。
ということは、熱中症を避けるために最も大切なのは「体を冷やすこと」だ。「こまめな水分補給」のみを強調し過ぎると、「しっかり水を飲んでるから大丈夫」という見当違いをしてしまいがちだが、それよりもまず大切なのは、暑いところで無理しないことなのだね。
肝に銘じておこう。
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