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2023年8月19日

警察って、人身事故でも物損事故として処理したがる

8歳の男の子が車にはねられて眼底骨折するという明らかな人身事故を、長野県の上田署の係長が物損事故として処理したがっていたというニュースが、信濃毎日新聞で報じられている(参照)。警察に従っていたら、後に後遺症が出たりしても必要な手続きができないところだったじゃないか。

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詳しい話は参照先のニュースを読めばわかるが、係長は現場検証の際に「こんな現場検証に時間をかける必要はない」といった趣旨の発言をして、それを男の子の父親にメモされている。そしてはねられた男の子が病院に運ばれていたことをちゃんと理解していたのに、物損事故として処理したがった。

それに驚いて警察署に出向いた母親に、係長は重ねて「物損事故でもよいのではないか」と言ったというのだから、よほど人身事故扱いにしたくなかったのだろう。これについては後日、同署の伴野達也副署長副所長が、次のように取材に応じている。

「係長はけがを知った上で、物損事故として処理してもよいのではないかと発言した」と認めた。理由については「(加害者が被害者の)近所だったから」と説明。「そうだとしても、物損事故として扱うことは許されない」と付け加えた。

「(加害者が被害者の)近所だったから」という理由は、はっきり言って理解できない。警察が当事者同士の近所付き合いの心配をするなんて、余計なお世話である。

記事中では塩入一清次長が「一概に、人身事故より物損事故の方が業務負担が軽いとは言い切れない」と述べている。しかし私の印象では、警察って、人身事故扱いだと手続きが面倒なので、できるだけ物損事故として簡単に処理したがる傾向があるんじゃないかという気がしている。

というのは、私自身もかなり昔(多分 40年以上前)に、バックしてきたタクシーにぶつけられて肘を痛めたことがあるのだが、近くの派出所から駆けつけた警察に物損事故として処理されたことがあるからだ。

記憶を辿ると、警察に「病院に行くか?」と聞かれ、「骨は折れてないようなので、自分で湿布して治す」と答えたところ、「じゃあ、物損事故として処理する」ということになったのだった。「人身事故にすると、後で呼び出されたりして面倒になることがあるから」と言うのである。

後になってタクシー会社から菓子折と何千円だか入った封筒が届いたので、湿布代は持ち出しならずに済んだが、かなりモヤモヤとした印象が残った。今回のケースでも警察は当事者同士の穏便な処理を期待したのかも知れないが、もし加害者の方に誠意がなかっりしたら、悲惨なことになる。

いずれにしても病院に運ばれて「眼底骨折」という診断まで出ているのだから、「人身事故」として処理するしかなかっただろうにね。

 

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