「雨柱」というものと、ゲリラ豪雨
今日、生まれて初めて「雨柱」というものをナマで見た。昼前に用があって車で外出したのだが、途中、田んぼの広がる景色の北西の方角が、真っ黒な雲で覆われているのが見えた。
思わずクルマを停めて、iPhone のカメラで写したのだが、なんだか様子がおかしい。黒雲と地上とがつながっているように見えるのである。「もしかして、これが噂に聞く『雨柱』というモノか?」と思っているうちにそれがどんどん近付いてきて、30分後にはついに自分のクルマもその中に突入してしまった。
初めは空が暗くなって大粒の雨がボタッボタッとクルマの屋根を打ち始めたのだが、すぐに「ドドド・・・」という滝のような雨音に変わり、辺りはまるで夜のように暗くなった。ヘッドライトを点けてもほとんど視界が効かないので、恐る恐るゆっくりと走る。
路面では水が渦を巻いている。カーラジオが「関東のあちこちでゲリラ豪雨が発生しています」などと言っているが、そのゲリラ豪雨の真っ只中に、まさに自分自身がいるわけだ。結構恐ろしい経験である。
30分近く慎重なノロノロ運転をするうちに、徐々に辺りが明るくなり始め、ついに雨柱の外に脱出することができた。脱出しても完全に雨が止んでいるわけじゃないが、ほとんど別世界じゃないか。
それから 2時間ぐらいのうちに雨はすっかり収まって道路も乾いてしまったのだが、あの雨柱の中を走るのだけはもう御免蒙りたいものである。
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コメント
大変でしたね。前が殆んど見えないままのノロノロ運転、脱出までさぞ恐ろしかったかと・・・私もかつてフロントガラスに打ち付けられる大雨の中、前方がまるで見えない状況でバイパスを走った経験があるので、その時の恐怖がよみがえって来ました。思い出すだけで心臓がバクバクです。
takさん何事もなく帰宅されて本当に良かったです。
投稿: K.N | 2023年8月 2日 11:37
K.N さん:
豪雨で前が見えないって、本当にあるんですよね。本当に「心臓バクバク」です。
投稿: tak | 2023年8月 2日 18:46