カメムシの大量発生も、この暑さが要因らしい
カメムシの大量発生が話題になっている。関西系の MBS NEWS は "「カメムシの臭さでカメムシ自身が死ぬ」は本当! 大量発生中の『カメムシ』は室内で見つけたら「ビンで捕獲」がオススメ 専門家が解説" と伝えている。
このカメムシ、とくに多く発生しているのは関西のようで、上で紹介した MBS ニュースでも大通りの歩道にいくらでもいると伝えている。夜になると団地の灯りなどに群がってくるので大変らしい。
そういえば先日我が家でも玄関先のポーチでカメムシを発見し、ホウキでそっとちり取りに移して裏の川土手に移動させた。下手に潰したりすると強烈な臭いが残りかねないので、かなり丁重な作業である。
若い頃、服に付いたカメムシを無造作に払いのけようとしたため、ムッとするような臭いに終日悩まされたことがある。瓶に入れたりしておくと、自分の出した臭いでカメムシ自身が死んでしまうというほどだから、あの緑色や茶色の小さな虫には要注意である。
この大量発生の要因はやはり今年の暑さだという。来週はかなり秋らしい気候になるというのだが、何しろ東京都心の今年の「真夏日」(最高気温 30℃以上)が昨日で 90日に達したというのだから、尋常なことではない。
90日と言えばほぼ 3ヶ月で、ということは要するに 1年の 4分の 1 が「真夏日」なのである。さらにその前後の「夏日」(最高気温 25℃ 以上)を入れたら、1年の半分近くが「夏」と言っていいほどではないか。
カメムシというのは暑いのが好きで、気温が高いと卵の孵化も促進されてしまうというから、この夏の大量発生もうなずける。せめて「毒」のないのが救いと言えば救いだが、その代わりにあの「強烈な臭い」があるから、やはりあまり増えてもらいたくはないなあ。
ちなみにカメムシは寒いのが苦手で、成虫が越冬するために家の中に入り込んでくることがあるらしい。もし家の中で発見したら決して潰したりせずに、ニュースで紹介されたように瓶で捕獲して丁重に屋外に移動させる方がいい。くれぐれも心に留めておきたいことである。
| 固定リンク
「自然・環境」カテゴリの記事
- 今週半ばから、一気に秋が深まるようなのだが(2024.11.04)
- 「富士山 まだ初冠雪なし」というニュースの裏表(2024.10.31)
- 「ススキ」と「オギ」の見分け方(2024.10.21)
- 一体いつまで夏なんだ !?(2024.10.20)
- コメの「再生二期作」というのがあると知った(2024.10.10)
コメント
室内で「捕獲」と言うと大袈裟ですが、名刺くらいの紙切れで外に逃します。
だいたい歩いておられるか、なんかお考えでジッとしていらっしゃるかなので、頭の先に紙切れをソッと置いて、「チョイチョイ」と紙切れを進めて行くと紙切れに上がってこられますので、上がったらそのままお外へ解放です。
ガス被害は、今のところゼロ件です。
ビンで捕獲も紙切れも、壁の上の方や天井相手では、ナントもなりませんので、基本放置です。
ましてや、飛んでいる輩には無抵抗です…。
(本題)
気象予報士「(ナントカニーニャだかニーニョの)影響で暖冬傾向」
おじいちゃんの知恵袋「カメムシが多い年は大雪だのぉ」
関西大雪、東は暖冬?
科学と伝承の対決!どうなることやら?
投稿: 乙痴庵 | 2023年10月 2日 21:54
乙痴庵 さん:
>室内で「捕獲」と言うと大袈裟ですが、名刺くらいの紙切れで外に逃します。
指でつまむのはリスク大ですからね ^^;)
>気象予報士「(ナントカニーニャだかニーニョの)影響で暖冬傾向」
>おじいちゃんの知恵袋「カメムシが多い年は大雪だのぉ」
>関西大雪、東は暖冬?
>科学と伝承の対決!どうなることやら?
へえ、そうですか。これは実際の冬が楽しみですね。
投稿: tak | 2023年10月 3日 13:17