がんになるのは、楽をし過ぎてるからかも
Gigazine が ”「階段を上る」「家事をする」「バスの停留所まで歩く」など 1日 3~4分の日常的な運動でがんのリスクが減少する” と伝えている。まとまった運動をする余裕がなくても、ごく日常的な活動でいいらしい。
シドニー大学のエマニュエル・スタマタキス(Emmanuel Stamatakis)教授の主導で「これまでにがんと診断されたことがなく、余暇に構造化された運動をしていない 2万 2398人の被験者」の調査が行われたのだが、この結果、がんのリスク軽減にはごく日常的な活動で充分と判明したのだという。
日常的な活動というのは、「バスの停留所やコンビニまでの短い距離を歩く」「階段を上る」「買い物の後で重い荷物を運ぶ」「家事をする」「子どもたちと遊ぶ」といったことなのだそうだ。この程度ならまったく特別のことじゃない。
ところががんになる人は増えている。これはどういうことなのかと考えて思い当たったのは、上述のような日常的活動をしている人って、実は多くないんじゃなかろうかということだ。現代人の多くは楽をし過ぎてるのかもしれない。
短い距離でも歩くことがあまりないし、階段を避けてエレベーターやエスカレーターを使う。家事は自動機器に任せっぱなしで、重い荷物は手に持たず、クルマに乗せて移動する。さらに子どもたちと遊ぶ機会なんてあまりない。
そういえば周囲を見ると、がんにかかった人は「あまり動かないタイプ」という印象がある。とくに多いのは、若い頃はスポーツマン体型だったのに中年過ぎて急に腹が出てきたというタイプだ。運動量が減ったのに、飲み食いの量だけは変わらなかったんだろう。
こう考えると、貧乏性でいつも動き回っていないと気が済まない私みたいな人間は、がんリスクが小さいのかもしれない。エスカレーターに乗っても、つい歩いちゃうしね(褒められたことじゃないが)。
こうした性分は、いくつになっても改めなくていいということのようだ。
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コメント
さらに「小太り」だと、そのリスクが大きく減る、と、radio said.
まぁアタシャ、小太り目指して減らす方の種族。
投稿: 乙痴庵 | 2023年9月22日 22:40
乙痴庵 さん:
「小太り」程度なら OK ってことなんですね。
私は最近ではしっかりと 「身長 ー 100」程度に抑えてあるので、かなり安心 (^o^)
投稿: tak | 2023年9月23日 16:46