「ハバネロ」より辛いトウガラシはオススメしない
2年ほど前に「ハバネロより辛いトウガラシがあるとは!」という記事で、世界一辛い「キャロライナ・リーパー」というものについてちょっとだけ触れた。私はフツーのトウガラシの何十倍も辛い「ハバネロ」を主原料とした「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」を愛用しているのだが、さらにその 5倍以上辛いらしい。
このキャロライナ・リーパーを使った激辛スナックを食べた 14歳の少年が数時間後に死亡したという、かなりアブナいニュース(参照)がネット上で注目を集めている。米国マサチューセッツ州での話だ。
ちょっと余談だが、このトウガラシの名称は先にカタカナで知ってしまったので、元の英語は ”Carolina leaper" (キャロライナのぶっ飛び屋)なんだろうと思っていたのだが、実際は "Carolina reaper" なんだそうだ。日本語では ”L” と ”R” の区別が付けられないのでこの辺りが厄介だ。
”Reaper” は直訳すれば文字通り「刈取り機/刈取り人」だが、「死神」という意味もある。手に持った大きな鎌で人間の命まで刈り取ってしまうというとココロなんだろうが、何とそれが現実になってしまったわけだ。
私は一昨年、世界で 3番目に辛いトウガラシの「ブート・ジョロキア」というのを購入してかなり満足していたのだが、結局は「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」に回帰している。というのは、ジョロキアは確かに少量でしっかりと辛いのだが、手元が狂ってドバッとかけてしまうと、さすがに辛すぎるのだよね(参照)。
そこへ行くと、「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」なら多少多く振りかけてしまっても充分に(私個人の)許容範囲内だから問題なく食えて(私個人には)リスクが小さい。そんなわけで「キャロライナ・リーパー」はもちろん、世界で 2番目に辛いという「トリニダード・モルガ・スコーピオン」の購入も控えている。
「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」の原料である「ハバネロ」は現在のところ世界で 4番目に辛いという位置付けなのだが、4番目で充分だ。それ以上辛いのは、他人にもオススメしない。
ただ、広い世界を見渡せば上には上の「命知らず」がいるもので、キャロライナ・リーパーの生みの親 Smokin’ Ed が主催したチャレンジ・コンテストで、ニューヨークに住むフードファイターが、60秒で 22個のキャロライナ・リーパーを完食したのだそうだ(参照)。
この動画を見てもよい子は決して真似しないようにね。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 町内会とゴミ捨ての難しい問題(2025.04.21)
- 万博が開幕したようで、ご苦労なことである(2025.04.14)
- 統一教会の「合同結婚式」、まだやってるんだ(2025.04.13)
- フジテレビの不祥事関連で、いろいろ出てきてるが(2025.04.03)
- 岡山の山火事の原因は、伐採した木の焼却だった(2025.03.30)
コメント
ムリ…。
ハバネロはかろうじてイケるかなぁ。
それ以上は、できれば避けて通りたい種族なのですが、四川の麻辣は問題ないんです。
どうも南半島も大陸も、そもそも唐辛子が辛くない方だ、と聞いたことがあります。
インスタントや(半分以上小麦粉)そばなんかだと、七味、一味をドバドバかけますが…。
投稿: 乙痴庵 | 2023年9月15日 22:54
乙痴庵 さん:
>インスタントや(半分以上小麦粉)そばなんかだと、七味、一味をドバドバかけますが…。
暖かい料理だと、トウガラシが合って、冷たいのだとわさびが合うという印象なんですが、私は盛りそばにはわさびを使わないんですよね。そばそのものの味が好きなモノで。
そういえば、寿司にもわさびは要らないかも。
トウガラシの辛さは英語で ”hot" というだけに、暖かいのに合うんでしょうかね。
投稿: tak | 2023年9月16日 05:42