東京の 8月は 31日間すべて「真夏日」だったそうだ
ウェザーニュースが「東京 8月は全て 30℃ 以上の真夏日に 31日連続は観測史上初」というニュースを伝えている。8月は真夏日にならなかった日がなかったということで、しかも 30℃ とか 31℃ とかいうレベルじゃなく、31日も余裕で(?)34.1℃ だった(参照)のだから、もう洒落にならない。
「ものは試し」と前月(7月)のデータを見ると、月間通して 最高気温 25℃ 以上の夏日で、6日以後はずっと真夏日(参照)だから、それを足せば 57日連続真夏日になっていたとわかる。さらに 9月 1日の最高気温が 33.4℃ だった(参照)というから、58日連続も確定。
そして日曜日までは気温が下がりそうにないから、60日連続で最高気温が 30℃ を上回る真夏日になるのもほぼ確実だ。いやはや、70年以上生きてきて、こんなことは聞いたことがない。バテるわけである。
東京ばかりではなく我が地元のつくば周辺も同様で、気象庁のページでつくば(館野)のデータを見ても、8月は見事に 31日間ずっと「真夏日」が記録されている(参照)。そして 7月 15日以後の連続 17日(参照)を足せば 48日連続だ。東京ほどではないが、50日連続も確実である。
「真夏日」だけでなく、最高気温 25℃ 以上の「夏日」ということまで入れてしまうと、近頃は 1年で 130日ぐらい(つまり 4ヶ月以上)はそれに当てはまる。四季が 1年の 4分の 1ずつ(つまり 3ヶ月ずつ)ということじゃなくなっているわけだ。
ざっと言ってしまえば、結構暑い初夏と真夏、晩夏を合わせて 1年の半分弱ぐらいが夏で、冬が 3ヶ月。そして残りの 3ヶ月ちょっとを辛うじて春と秋が分け合っているといった印象だ。天気が極端化して、ちょうどいい季節が短くなってしまっている。
さらに冬にしても昔ほどの寒さじゃなくなった。この地に移転してきてからずっと、冬から初春にかけて何度か雪が積もり雪かきをしていたものだが、ここ 3〜4年は雪かきスコップの出番がない。
春と秋の気持ちのいい日が少なくなっているのは、本当に悲しい話である。
【9月 3日 追記】
この記事で予測した通り、東京では連続真夏日 60日を記録したようである。ウェザーニュースの記事「東京は連続真夏日が 60日に 大阪では 9月の過去最高を更新」を参照していただきたい。
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