ペットボトルの栓の開け方に関する諸々の問題
食品産業新聞というのは食品関連の業界新聞なのだろうが、伊藤園と鹿児島大学医学部の共同研究による「ペットボトルの開け方で筋力把握」という記事を載せている。下の写真右側の「逆筒握り」というのは「筋力低下と関連あり」で、「要注意」のサインであるらしい。
私も 70代に突入してしまっているのでちょっと気になってしまい、冷蔵庫にあった新品のペットボトルで試してみたところ、栓の固い最初のうちは左上の「側腹つかみ」ってやつで握り、一度「プチッ」と鳴って緩んだらその右下の「3指つまみ」に移行すると確認された。
というわけで、今のところは筋力低下の問題はなさそうなのである。一応安心したのだが、「筋力」以外のポイントで「あること」に気付き、「ありゃ?」と気になってしまった。
それは、紹介された写真はすべてボトル本体を左手でつかみ、右手でキャップを開けようとしているのだが、私の場合は逆ということだ。どうしても右手でボトル本体をつかみ、左手でキャップを開けてしまうのである。
私は幼い頃は左利きだったらしく、死んだ祖母によって右利きに矯正されたようなのだ。そのためか 2011年 5月 14日の「左利きの痕跡」という記事に書いたように、私はトランプを切って配ったり、トイレで尻を拭いたりするのは左手でないとできない。さらに他の例として次のように書いている。
iPhone で文字を入力するとき、普通の右利きは左手で iPhone を持って右手の指でチョンチョンするようなのだが、私は逆だ。さらに、歯磨きのチューブの蓋を取るときも、チューブを右手で持ち、左手の指で蓋を捻るし、袋から何かを取り出す時も、右手で袋をもって左手を突っ込む。
お札を数えるとき(数えるほど持ってないのだが)もフツーの右利きと逆だし、時計のネジを回したり時刻合わせをする時などは、ネジが右側なのでイライラしてしまう。
今回のペットボトルのキャップを開ける動作というのは、上述の「歯磨きのチューブの蓋を取るとき」と同様の話になるのわけだ。もしかしたらまだ自覚していない「フツーの右利きと逆の動作」が他にもあるかもしれない。
ちなみにペットボトルのキャップを右手で開ける動作を試してみたところ、辛うじてうまくできた。「辛うじて」というのは、右手でキャップを持つと普段と「逆回し」みたいな感覚になってしまい、動きが不自然でボトルの中身をこぼしそうになってしまったのだよね。
我ながら「変な右利き」である。
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コメント
ご無沙汰しております。
私は、右利きですが、ペットボトルのキャップは
左手で掴みます。ただ、キャップは回しません。
左手はキャップをおさえるだけです。
ペットボトル本体を右手で回します。
この方が力が要らないのは、想像の通りです。
毎日 楽しい話題をありがとうございます。
これからも、続けてください。
投稿: ヒロ | 2023年10月24日 07:38
ヒロ さん:
なるほど、力学の道理ですね。そしてまた、動かすのは右手ということで、やっぱり右利きの道理にもあっているってわけで、二重のなるほど。
投稿: tak | 2023年10月24日 09:08
いろいろ右でやっちゃっていることも多いけど、本来は左利きの私です(トイレで紙を使うのも左手)。
確かにペットボトルのキャップを捻るのは左手ですね。
包丁も左。何かをまな板の上で押さえて切るくらいなら右でも何とかできますが、先日、リンゴを剥くときに右でできるかなと思って試してみたら、そもそもまったく手を動かせませんでした。
トランプを切るときは、右手にスタックを持って、左手で抜きながら切ります。でも配るのは左手にスタックを持って、右手で配るな…?
投稿: 山辺響 | 2023年10月31日 17:03
山辺響 さん:
右手と左手の使い方は、かなり私と似てますね。感覚がよくわかります (^o^)
投稿: tak | 2023年10月31日 22:24