「忙しいビジネスパーソン」じゃないので、年賀状は・・・
Brother Online のサイトに「年賀状日和」というコーナーがあり、そこに「【年賀状は人脈強化ツール!?】忙しいビジネスパーソンこそ年賀状を勧めたい 3つの理由」というページがある。2017年の同社調査で、年賀状をもらって嬉しいと感じる人が 80%近くいるというのがその根拠らしい。
ただ、その「80%近く」という数字の中身をみると、「年賀状をもらうと嬉しいですか?」という質問に「とてもそう思う」が 25%、「ややそう思う」が 55%で、足して 80%近い数字になるということのようだ。積極的に嬉しがるのは 4人に 1人で、半分ぐらいは「お付き合い程度」の嬉しさのようなのだ。
さらに「年賀状をもらって好感度はアップしますか?」との質問には「ある」が 48%、「ない」が 52%と、読み進むほどになんだか尻つぼみ的な印象を抱いてしまうのだった。
まあ、2人に 1人近くが好感度をアップさせてくれるなら「効果大あり」と解釈すればいいのかもしれないが、中には「おざなり」そのものでイメージダウンにしかならないのもある。こればかりはなかなか一概には言えない。
いずれにしてもこのページがプリンター・メーカーのブラザーのものであるというのは、前提としてしっかり認識しておく必要がある。年賀状印刷にプリンターとインクをばっちり使ってもらいたいという意図があるのは見え見えだからね。
ちなみに私は、2022年の年賀状でいわゆる「年賀状じまい」を宣言してしまっている。今年からは紙の年賀状は出さず、代わりにネット上でオリジナル・デザインの年賀状を公開するだけということにしてしまった。
もう 70歳を過ぎたし、最小限の仕事を厳選して続けているのみで「ビジネスパーソン」なんかじゃなくなったので、全然問題ない。今さら「人脈強化」なんてしなくていいし。
年賀状じまいをしてつくづく感じたのは、年末に時間の余裕ができたということである。私はずっと自前のデザインの年賀状を自宅でプリントして出していたので、これにはほぼ一日がかりだったのだ。とくに「宛名印刷」というのは、結構時間がかかっていた。
さらに 100枚以上のプリントをしなくなったので、プリンター・インクを消費しなくなったことも案外大きい。インクって、案外値が張るからね。
ということでブラザーさんには悪いけど、今年も紙の年賀状は出さずにネット上でのご挨拶に集約させていただくので、
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コメント
2024年用の年賀状印刷枚数は14億4千万枚だそうで7年前の半分だそうです。
個人間の需要はもっと減少してると想像できます。
あるゼネコンの支社の総務部長の席に年賀状が15センチくらい積み上げられているのを見たことがあります。500枚くらいでしょうか。仕事の取引先には必ず保険として出しますからそれらで14億枚の半分はいくでしょうね。
個人間ではネット上での新年のあいさつが当たり前になっていくので10年後には5億枚くらいになっていくでしょう。
年賀状は SDGsの標的になりません。レジ袋やプラ製ストローは標的になるのに不思議です。国を挙げて”年賀状はネットで済ましましょう”なんてことにはなりません。
”意外と知られてないんですが年賀状は木から出来てるんですよね“と進次郎君には言ってほしかった。
年賀状一枚6gなので14億4000万枚だと8640㌧の重さになる。その為には多分2万㌧の木が伐採される。
自民党のバックには全国局長会なんて集票マシンがあるので政治家は決して年賀状をSDGsの標的にはしない。
インクですが、純正品は一個800円位しましたが今はサードパーティ品の品質が向上しているので一個100円で問題無く使えますよ。
投稿: ハマッコー | 2023年10月26日 20:59
ハマッコー さん:
>”意外と知られてないんですが年賀状は木から出来てるんですよね“と進次郎君には言ってほしかった。
そうですね。さらに年賀状は紙質がいいので、再生紙というわけでもないようですので、かなりの資源消費になりますね。
「新年の挨拶はメールで」というのを、ビジネス面も含めて進展させるべきでしょうね。
投稿: tak | 2023年10月27日 07:41