津波の恐ろしさのわかる動画
HUFFPOST に「津波は高さ 30センチでも容易く流される。津波注意報を侮ってはいけない【映像 / 津波防災の日】」という記事がある。そこで紹介されているのが、下の動画だ。
このビデオに映っているのは「高さ 30センチ」の津波モデルなのだが、ご覧のように人間があっけなく倒され、ロープにつかまっていなかったら流されてしまっただろうと思われる。津波の威力というのは大変なものだ。
地震が発生すると「高さ 30センチの津波が来る」といった「津波警報」が発表されることがあるが、多くの人は「30センチの津波なんて、全然大したことないだろう」と軽く考えがちだ。風の強い時なんかは 50センチや 1メートルの波が寄せることがあるのだから、そう思うのも仕方がない。
しかし津波は通常の波とわけが違う。風によって発生する波は海の表面だけが動いているのだが、津波というのは水が海底からまるごと盛り上がって押し寄せるのだから威力が全然違う。さらに陸地にぶつかると数メートルの高さになることがある。
2011年の東日本大震災の際に宮城県石巻市の大川小学校では、子供たちを学校のグランドに集合させただけで高いところに避難させなかったため、多くの命が失われた(参照)。一方、岩手県釜石市の鵜住居小学校では「とにかく高いところに逃げろ」との指示で、子供たちの命が助かったのだった。
下はこの実話をもとにした動画である。
とにかく津波の情報が流れたら、海辺にいる場合は少しでも海岸から離れた高い場所に避難しなければならない。海岸まで山が迫っているところでは少し登れば安心しがちだが、ぶつかった波がとんでもない高さになってしまうのだから、さらに高いところまで逃げなければならない。
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