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2023年12月29日

「せまいしつらい」の先にある世界

ねとらぼに ryo@バンコクさんという方の tweet が紹介されている(参照)。「せまいしつらい」という提灯の飾られているのは、バンコクにある日本料理店の店先だ。

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これ、店としては「いらっしゃいませ」のつもりのようなのだね。横書きを右から左に読ませて、しかも「し」と「い」の間に入るべき「や」が脱けているために、絶妙なトンチンカンになってしまっている。

こういうのって「回文」じゃないし、何て言うんだろうと思い、調べてみたら「倒語」というのだそうだ(参照)。恥ずかしながらこの年にして初めて知った言葉である。しかもデジタル大辞泉と Wikipedia では、その説明にビミョー以上の差がある。

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デジタル大辞泉

語の音節順序逆にしてつくられる語。多く、意味を強めるためや仲間以外の人に意味を知られないための隠語用いる。「たね(種)」を「ねた」、「やど(宿)」を「どや」、「ばしょ(場所)」を「しょば」という類。

ウィキペディア

倒語(とうご)とは、言葉を逆の順序で読む言語現象。逆読み、または逆さ読みとも言う。「てぶくろ」→「ろくぶて」など。

今回の「せまいしつらい」は「や」が脱けている分、完全じゃないのだが、どちらかと言えばウィキペディア的な「倒語」に近いんだろう。

ちなみにネットの世界というのは広いもので、ずいぶん手の込んだ(ウィキペディア的)倒語を紹介しているページが見つかった(参照)ので、傑作をいくつか紹介させていただく。

イタリアでもホモで ←→ でもホモでありたい

軽い機敏な子猫 ←→ 子猫何匹いるか?

良い名も伝統もいい ←→ いいもう!とんでもないよ!

酔いしれ占う仲良いあの娘 ←→ この愛よ、叶うなら嬉しいよ

こりゃおもしろいと、私も3日前のネタ「明確な」にちなんだヤツを一つ作ってみた。

大胆明確な下痢さ ←→ さりげなく海綿体だ

うぅむ、こんなんじゃ座布団は 1枚ももらえそうにないなあ。

 

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