ホテルのベッドで靴を履いたまま寝るやつなんていない
下の写真は、昨日の出張で泊まったホテルの部屋の入り口である。ドアを開けると「健康イオンスリッパ」と称するスリッパが 二組揃えてあり、カーペットの仕切りに ”靴を脱いで「ぐっすり」お眠り下さい Have a good sleep" と書いてある。ご丁寧なことに、「ぐっすり」の文字が一廻り大きい。
「靴を脱いでお入りください」ならまだ話はわかるが、”「ぐっすり」お眠り下さい” には、「はぁ?」となってしまった。何もことさら言われなくても、寝るときは当然靴ぐらい脱ぐさ。極限まで疲れ果ててベッドにばったりと倒れ込み、そのまま朝までというなら話は別だが。
あるいは眠るときに靴を脱ぐのは当然としても、この「健康イオンスリッパ」とやらに履き替えて、そのままベッドで眠れということなのだろうかとまで考えたが、「いくら何でも、まさかね」と考え直した。
チェックアウトの時に「あれって、どういう意味ですか?」と聞こうかとも思ったが、さすがにそれはやめた。3日前の ”『さるかに合戦』の不条理と「雰囲気のもの」” という記事で書いたように、そんなようなことを言っても話が通じないに決まっているし、下手すると妙なクレーマーと思われかねない。
で、これは今も謎のままで残されているのだが、結局のところ、これもまた「雰囲気のモノ」でしかないのだろうね。日本って、本当に「雰囲気のモノ」で溢れている。
今日はバタバタで帰ってきて疲れてしまったので、こんなところで失礼。
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コメント
欧米だと靴のまま室内に入るのは自然で、ちょっとマナーが悪いとそのままベッドにダイブみたいな人もいますよね。それを注意の言葉を使わずになるべくさけてもらうためのひとことなのでは?
投稿: らむね | 2023年12月 7日 19:30
らむね さん:
でも、ベッドの毛布の下に潜り込んで「正式に?」寝るときは、いくらなんでも靴は脱ぎますよね。
さらに主として欧米人向けの話なら、少なくとも英語表示でもそのことにちゃゃんと触れてもらいたいところですね。
Have a good sleep with your shoes off
とかなんとか。
でも、英語で書くと「雰囲気のモノ」で済まなくなっちゃうかな? (^o^)
投稿: tak | 2023年12月 7日 19:43