バスの本数がムチャクチャ減っている
今週は一泊二日で大急ぎの大阪出張をこなした。16日の水曜日に家を出たのが 16時で、新大阪のホテルにチェックインしたのが 21時である。そして 17日に帰宅したのが 21時半だ。ネックになるのは我が家から常磐線取手駅までの行き来で、バスを利用するほかないのである。
20年はど前まで都心に勤務していた頃は、取手駅の近くに駐車場を借りて自家用車で往復していた。ところが独立して自宅で仕事を始めてからはその駐車場の契約を打ち切ったたため、以後は取手駅まで行く時(最近はつくばエクスプレスの守谷駅も使うが)はバスに頼るしかなくなってしまったのである。
ところが最近、このバスの運行本数が減ってしまっている。J-CAST ニュースが昨年秋に ”人手不足深刻で路線バスの減便・廃止が首都圏でも 「バス運転手を長年、ぞんざいに扱ったツケが来た」” というニュースを伝えているが、私の地元の路線バスも今年から減便されてしまった。
この辺りではバスは貴重な交通機関だから、運転手をぞんざいに扱うなんてことはないのだが、減ってしまったものはしょうがない。
先日私が帰宅するのに乗った取手駅 21時発のバスは、思いがけなく最終便だった。昨年まではもっと遅くまでの便があったのだが、今回は取手駅に着くのがもう少し遅かったら、タクシーの列に並んで高い深夜料金を払わなければならないところだった。
バスの運行本数が減った最大の理由はニュースにもあるように「運転手不足」らしい。そしてさらに私の地元ではバスの赤字運行が常態化していて、運行すればするほど赤字が膨らむのだから本数確保が難しくなるのは当然だ。
取手駅まで行くには、今でも朝晩のラッシュ時には 1時間に 3本程度の便が確保されているが、それ以外の時間帯はほとんど 1時間に 1本になってしまった。さらに 14時台なんて 1本もない。
公共交通機関を利用するためのハードルがこれまで以上に高くなってしまい、クルマを使う頻度がますます高まってしまいそうである。自分の最近の出張を思い返しても、東海道新幹線を使って名古屋以西に行く場合以外は、ほとんど自分でクルマを運転している。
この傾向は今後ますます強まってしまいそうだ。最近は山手線の駅の順番なんて、とんと忘れてしまったよ。
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