南海トラフ地震も迫ってると言うんだが
MBS 毎日放送が ”南海トラフで『ひずむ日本列島』活断層が集中する地域に大地震の足音迫る 4年前、能登半島の謎の地殻変動をGPS予測が察知していた” という、やたら気になる記事を伝えている。最新の研究によれば、南海トラフ地震は確実に間近まで迫っているのだそうだ。
南海トラフ地震が起きたら高知県や大阪湾岸は大変なことになるらしいから、住む人はことさら気にしだしたら日頃の暮らしも安心して送れないだろう。来週大阪に出張する私としてもあまりいい気持ちじゃないから、このあたりの情報は接し方がビミョーに難しいよね。
ちなみに大阪万博なんて個人的には行きたいとすら思わないが、どうしても行きたかったら津波覚悟で行けばいい。主催者は中止する気がないようだから、せめて開催期間中は発生しないでもらいたいものである。
紹介した記事タイトルで一番気になるのは「4年前、能登半島の謎の地殻変動を GPS 予測が察知していた」という件だ、これに関して記事中では、石川県珠洲市のデータについて "衝撃的なデータを発見したのは「能登半島」だった" というサブタイトルでこう書かれている。
(京都大学・防災研究所 西村卓也准教授 去年 11月)
「国土地理院の GPS の観測点で、2020年の 12月からこの観測点を中心に変動が観測されていまして。だいたい 3cmくらい、2020年 12月から2021年 11月くらいまで隆起が観測されている場所です」
3cmという地盤の動きは、能登半島のような火山のない地域では通常では考えられない数値で、これに合わせるかのように、珠洲市周辺では 2021年1年間に震度1以上の有感地震が頻発したという。今になって考えれば、元日の大地震の前触れみたいなものだったと言えそうだ。
そしてこれと同じような兆候が、今、近畿地方の地盤に見られるのだそうだ。”昭和の南海地震前も、西日本で「直下型が相次ぎ発生」” というサブタイトルで書かれている内容も聞き捨てならない。
最近の話としても 2018年に大阪北部地震(マグニチュード 6.1)が起きているし、それ以上に 1995年の阪神・淡路大震災(マグニチュード 7.3)の記憶が生々しい。
とにかく南海トラフ地震は必ず来るものであり、それが迫っているというのだから、なかなか心穏やかではいられない。西日本にお住まいの方の幸運を祈るほかないが、それは別に西日本に限らず日本全体に言えることなんだろう。
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