最初から終わった後まで残念だった「牡蠣フェス」
一昨日夜あたりから「牡蠣フェスで食中毒」というニュースが目立ち始め、他ならぬ自分が昨年 11月 30日に ”牡蠣の晴れ舞台「牡蠣フェス」の残念さ加減” という記事を書いていたことを思い出した。
この記事には らむねさんが「ありゃりゃ、takさん、行かんで正解だったようですよ」と、食中毒発生を告げるニュースの URL 付きでコメントしてくれている。本当に行かなくてよかったよ。
このイベント、私の記事では「1月 7日〜9日の 3日間」ということになっているが、ニュースでは「1月 6日~8日」ということになっている。確認したところ、私の記事で参照したのは昨年のイベント情報だったとわかった。
こちらとしてはこれを報じるニュースでのリンクに基づいて記事を書いたのだから、主催者側のパブリシティがいい加減で残念なものだったとしか思われない。さらに今回の食中毒事件に関する「お詫び」のテキストも、残念といえばちょっと残念だ。
冒頭に ”このたび「牡蠣のバター醤油」ブースにおいて加熱不足による食中毒が発生したと思われ・・・” とあるが、「ブースにおいて発生」したのは「食中毒」ではなく「食中毒の原因」である。ブースでいきなり食中毒そのもの(嘔吐や下痢)が発生しちゃったら、汚くてしょうがない。
さらに言えば冒頭で原因を「加熱不足」と特定しているのだから、文末の「感染者数、原因などを調査中です」というのも矛盾である。これではこの「お詫びとお知らせ」の内容そのものが信頼できなくなってしまう。余計なお世話だが勝手に添削させてもらえば、下のようになるだろう。
このたび「牡蠣のバター醤油」ブースにおける加熱不足が原因とみられる食中毒が発生したことを受け、現在感染者数などの詳細を調査しております。
野外における食べ物のイベントに行くときは、その広報の内容をしっかりチェックして、「残念」なポイントが目立ったら避ける方がよさそうだ。いい加減な広報は、運営体制のいい加減さを物語るから。
とにかくこのイベントは初めから終わりまで、いや、終わった後まで「残念」なものだったわけだ。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 回転寿司では、ほとんど「スシロー」一択の私(2024.11.16)
- ラーメン屋店主の「腕組み」を巡る冒険(2024.08.10)
- 「お好み焼き」がパリでも人気というのだが(2024.08.03)
- 「がっこ」が美味しそうでたまらない(2024.07.23)
- 本場のエスプレッソというもの(2024.07.21)
「ニュース」カテゴリの記事
- JR の往復割引が終了するのは残念!(2024.12.03)
- 首都圏での闇バイト強盗事件、その傾向と対策(2024.11.28)
- 「なりすまし広告」って何のことか、やっとわかったよ(2024.10.30)
- 芋煮会で焼肉パーティなんかするから・・・(2024.10.13)
- 「夕刊フジ」が休刊 - 活字と紙の媒体は衰退期?(2024.10.02)
コメント
屋外イベントの食べ物には手を出さないのが私の ‶護身術″です 。
流水がないので食材を洗えない、手を洗えないという衛生環境に加えてバイト君が多いので私は避けてます。
投稿: ハマッコー | 2024年1月14日 15:12
ハマッコー さん:
それが賢明なんでしょうね。
私は「暇だったら行ってみようか」なんて思ってしまいましたが、今後は基本的に行かない方針とします。
投稿: tak | 2024年1月14日 15:32