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2024年1月27日

コーヒーショップなどで大声で話す客は困りもの

妻をクルマで某所に送って彼女の用件が済むまでの 1時間余り、一仕事しようと近くのコーヒーショップに入った。いつもはとても静かで落ちついた雰囲気の店である。ところが今日は奥の席がやたらうるさい。

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見ればオッサン同士の 3人連れで 1人が不動産屋、残りの 2人は客であるらしい。そして不動産屋のオッサンは、話に上っているのがいかに優良物件であるのかを妙に威張ったような大声で力説しまくっている。2人を相手にしているだけなのに、まるで大観衆相手の演説だ。

その演説を聞かされている 2人は小声で「はあ、そうですか・・・」みたいな反応しかできない。このオッサンがあまりにもうるさいのでそのテーブルの近くはガラガラで、他の客はみんなできるだけ離れた席に固まってしまっている。

ちなみに私が不動産屋の客の立場だったら、こんなオッサンの口利きでは絶対に取引しない。後できっと面倒なことになるに決まってる。そう思っていると、客のうちの 1人が「よくわかりました。検討させてもらいます。返事は後日・・・」と切り出した。

それはギリギリのタイミングを見計らい、やっとの思いで口に出すことのできた言葉のようで、それを機に 3人は会計を済まして出て行き、店内にはようやく平穏な空気が復活したのだった。

コーヒーショップ内で大声で話しに興じる客というのは実は案外多く、静かに落ちついて語り合ったり仕事をこなしたりしたい客には大変な迷惑である。そしてそうした「大声客」には「オッサンタイプ」と「オバサンタイプ」の 2種類あると私は認識している。

「オッサンタイプ」というのは、まさに今日の不動産屋に代表されるような、「一人で延々と演説しまくる」というケースだ。先日遭遇したのは、夫婦で喫茶店に来て新聞を広げながら一つ一つの見出しを大声で読み上げ、そのニュース解説を延々と続けるジイサンである。

いや、あれはニュース解説というより「イチャモン」という方がいいだろう。そのイチャモンを妻であるバアサンは静かに拝聴し、時々「ハイハイ、そうですね」と相づちを打つ。あのジイサン、典型的な「演説しまくり」タイプである。

ただ、うるさい男性客というのは女性に比べればまだ少数だ。多いのは「相互盛り上がりタイプ」のオバサンたちである。グループでやって来てはどうでもいい話で「そうよね、そうよね!」と盛り上がり、そのハイテンションが 1時間以上も延々と続く。近くでこれをやられると本当に疲れる。

そういえば、2年半ほど前に「3分間黙ってたら死んでしまうバアサンたち」という記事を書いているのを思い出した。登場するのは手に負えないほどの「相互盛り上がりタイプ」のバアサングループである。

ちなみに、上の写真にあるようなビアホールみたいな場所での若い連中の盛り上がりというのは、元々賑やかな場所柄ということもあってそれほどには迷惑に感じない。困るのは、本来落ちついた静かな場所であるコーヒーショップなどでの傍若無人な大声である。

そうした場所でつい大声になってしまう人というのは、自分が周囲に鬱陶しがられ、迷惑がられているということをまったく意識していないようなのである。これは本当に感受性の欠陥というほかない。

自分の姿を客観的に見つめるということを知らないんだろうね。

 

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コメント

 近年、ほんとに多いです。そういう人たち。まあ、よく喋ること。男の人同士の大声のビジネス談義。おばさん、おばあちゃんたちの果てしのない無駄話。世間話。困ってしまっても、どう訴えることも出来ないし…💦
1度、私の隣の席に、あんまり品のあると思えないおばちゃん連中がドヤドヤと座りに来たので、たまりかねて、あまり失礼な感じを与えない感じで、そっと離れた席へ移動したことあります。まあ、カフェを常用したら、そういう運、不運はつきものですね。ドラちゃんに何か道具でも出してもらえないかしら…とか(笑)

投稿: 琥珀波 | 2024年1月27日 19:02

私の一番嫌いなタイプは「声のデカい人、やたら騒音を立てる人」ですね。私もカフェで不動産屋がいかに優良物件か大声でバナナのたたき売りのような感じで説明しているのに遭遇したことがあります。
こっちは呆れた顔をして相手の顔を見てやったらハット我に返って声が小さくなりました。

同じくカフェでオバサン四人組が大声で話し、店内に響き渡る音量で手をパンパンと叩くのにも遭遇したこともあります。このときは睨み付けたら急に静かになりましたね。特にオバサンは四人になると無敵の人になります。

新幹線のグリーン車で斜め後ろの老夫婦のおばあさんが小声で本を旦那に延々と読み聞かせてやってるのにも辟易しました。静かに寛ぎたいから特別料金を払ってるのに台無しでした。

コンサートで曲が変わる度に奥さんに「これは○○という歌や」と言い続けているのもえらい迷惑でしたね。
コンサートで曲がまだ終わってないのに拍手をするのも興ざめですね。指揮棒が降りる前のは拍手でなく騒音です。演奏する方は最後の一音まで丁寧に音を出してるのに残念なことです。

私が神経質なのかもしれません。が、これは治りません。

投稿: ハマッコー | 2024年1月27日 20:28

琥珀波 さん:

>まあ、カフェを常用したら、そういう運、不運はつきものですね。

これはまさに実感そのものですね。諦めるしかないかもしれません ^^;)

投稿: tak | 2024年1月27日 21:15

ハマッコー さん:

いやはや、皆さんこの問題では苦労なさってるんですね。

じっと見つめたり睨み付けるだけで気付いてくれるなら、まだいい方です。大抵はこちらがじっと見つめていることにすら気付かず、夢中で盛り上がってます ^^;)

>特にオバサンは四人になると無敵の人になります。

これ、完全に言えてます。2人か 3人だと、そのうちの 1人は嫌々ながら仕方なく付き合ってる感を出して少しはブレーキになってくれることもありますが、4人になってしまうと、1人のブレーキでは到底止まりません。

投稿: tak | 2024年1月27日 21:21

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