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2024年2月 5日

常識が理解できないなら、ヤバい実例を示すほかない

1年ちょっと前の 2023年 1月 18日に、「ニュース見て呆れた! 六本木ビル爆発火災の事情」という記事を書いた。ビルの室内でスプレー缶のガス抜き作業をし、さらにライターをハンマーで壊すなんてことをしたために爆発火災が起きてしまったという事件に触れたものである。

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今年 1月 21日になり、t.t さんという方からこの記事にコメントが付いた。この方はなんと、火元となった不動産会社にこの事故の直前まで勤務されていたというのである。

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「スプレー缶に関しては、一から十まで注意しておりました。が、すべて聞き入れてもらえず、勝手にいろいろ作業している為、諦め会社を去ったものです」とある。貴重な内部告発である。

室内でガス抜き作業をすることの危険性について、私は「ちょっと考えればわかることだ」と書いた。しかしこの t.t さんのコメントで、「ちょっと考える」なんてことをせず、さらに「一から十まで注意」されても、それを理解することすらできない人が存在すると知って、愕然としてしまった。

t.t さんは、さらに次のように書かれている。

作業、工事等統括していたのですが、私以外の作業員が、道具の使い方、ガス、電気等の扱いにまったく無知だっため、私の指導に従わない為、社長に工事等の事業から手を引くか、彼らに指導するかをえらばせたのですが、反応が無く、2022.12月会社辞める時、会社が、つぶれるか、死人がでるよと忠告していました。

つまり作業員たちはごく当然の指導を理解することができず、さらにその危険性を社長に伝えても通じなかったということのようだ。これでは本当にどうしようもない。コメントには次のようにある。

スプレー缶あけるんも室内でやるんおかしいけど、そこでライターかちわるかね、頭のネジ飛んでると思う。寒いからと窓も閉め切った状態だと、

このような危険なことをしてしまう人間というのは、「他人の言うことを聞かない」というより、そもそも「常識的なことを理解する能力に欠けている」のだろう。そしてこの会社というのは、そうした「致命的な理解力不足」の人にスプレー缶の処理を任せっぱなしにしていたわけだ。

これでは爆発火災事故に至るのも当然だ。今回の t.t さんの告発に感謝し、さらにここで改めて紹介するのは、今後こうした事故が起きないようにという願いからである。

常識が理解できない人が現実に存在するとなったら、そうした人たちには「そんなことをしていたら、いずれ自分自身が大怪我するか死んでしまうかということになるぞ!」ということが嫌でもわかるヤバい実例を示して脅すしかない。

昨年の事故に辛うじて何らかの意味があるとすれば、この「ヤバい実例」として機能することができるということだろう。

 

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