MOA美術館のガラスって、見えないんだって
静岡新聞デジタルが「透明ガラス ”ゴツン” 注意 MOA美術館(熱海)の展示ケース SNS で話題」という記事を載せている。この美術館、展示を保護するガラスの透明度がやたら高く、さらに照明などが映り込むことがないので、ガラスがあると気付かず、つい頭をゴツンとぶつける人が後を絶たないらしい。
MOA美術館がこうした特殊なガラス(「低反射高透ガラス」というらしい)を使い始めたのは 2017年からだという(参照)。この美術館は写真撮影が自由ということなので、カメラで撮影する時に照明の反射が写り込まないというのはありがたい。
上の写真の右側は、頭ゴツンを避けるためにガラスの下の方に小さな黒い点を入れているのを示している。ただ、それでもぶつけちゃう人が絶えないというのだから、ぐっと近寄って細部まで鑑賞したがるのは人情というものだ。これって MOA美術館の誇る日本画のような場合は、とくに「あるある」だと思う。
ちなみに私は MOA美術館には行ったことがないが、その前身の「熱海美術館」時代には何度か立ち寄ったことがある。それは前世紀の 1970年代後半のことだから「低反射高透ガラス」なんてものとは無縁の時代だった。
早稻田大学って、熱海に坪内逍遙が晩年を過ごした「双柿舎」という施設をもっていて、大学院時代はここで忘年会などを一泊してやっていた。そしてその帰りには「熱海美術館」に立ち寄ったりしていたのである。当時から素晴らしいコレクションだったから、寄らずに帰るのはもったいなかったのだよね。
ところで、今日の記事の最後に触れておきたいのは「MOA美術館」という名称についてである。
私はずっと「日本語にしたら『美術館美術館』って、変な名前にしちゃったもんだよなあ」と思っていた。”MOA” は ”Museum of Art” の省略以外の何ものでもない(だって、フツーそうでしょ)と思い込んでいたためである。
これが創設者である岡田茂吉にちなむ ”Mokichi Okada Association” の頭文字(参照)と知ったのは、恥ずかしながら極々最近の話だ。なるほど、そういうことだったのか! ものごとはよくよく調べてみるものである。
と、こんなことを書いていたら、実際に MOA 美術館に行ってみたくなった。仕事で熱海近辺に行く機会があったら、時間を作って是非寄ってみよう。
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