結婚式招待状の返信ハガキでの句読点のゴタク
Twitter にヒロクライムさんという人が、「結婚式の招待状の返信ハガキでやりがちなミス」という動画付き tweet をしている(参照)。下は動画の最後の場面だが、何がミスなんだか私にはさっぱりわからなかったよ。
とにかく「ご出席」の「ご」の字を消して 〇 で囲み、「ご芳名」の「ご芳」と「ご住所」の「ご」の字を消している。こうした日本的慣習に関しては、不肖私めもぶっちゃけ面倒とは思いつつ一応従っている。
さらにこの tweet ではご丁寧なことに「出席」の上に「慶んで」なんて一言を添え、メッセージ欄にも、読んでも読まなくてもいいぐらいの決まり文句ながらコメントまで書いてある。まったくもってご丁寧なことじゃないか。この上、何を求めるというのだ?
気になってこのスレッドに付けられたコメントをずっと辿っていくと、港区crewどら𝕏 さんという人の、こんなコメント画像が見つかった。
要するに、句読点を付けたのがミスだということのようなのである。その理由というのは「句読点には区切りだの終止符だのの意味がある」から、祝い事にそぐわないんだそうだよ。いやはや、そんなことが言われてるとはこの歳になって初めて知った。
この指摘の文章は「それほど気にすることはありません」とか、「句読点は付けずに書くのが無難でしょう」とか、穏やかな言い方だからまだいいが、同じことをエラソーに「知らんようだから教えてやる」みたいに言い出されたら、うんざりしてしまうだろう。
個人的に「お祝い事の手紙などでは、句読点を使いたくないんだよね」と思うぐらいなら一向に構わない。ただ、それをことさらなまでに吹聴するようだと、「鬱陶しいヤツ!」と思われて友達失うことになるのが関の山だ。
とにかくこうした冠婚葬祭関連のしきたりなんて、ただでさえ面倒なことだらけなんだから、句読点がどうのこうのとこじつけじみたことまで言い出されたら、箸の上げ下ろしはおろか ”「お辞儀ハンコ」とか「ZOOM の上座/下座」とか” みたいな枝葉末節地獄に陥ってしまいそうだ。
こんなようなことは「面倒なこと言ってる人もいるみたいだけどね」ぐらいに片付けて、笑い飛ばす方が健康のためにいい。
聞くところによれば最近の若い人たちは LINE なんかで句読点を使わないやり取りに慣れてるらしいから、気が楽かも知れないね。細かいことにうるさいヤツから年賀状欠礼の喪中ハガキなんかもらったら、だらだらと長々しいお悔やみの返事を句読点なしで書いて出せばいい。
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