「ピースサイン」と「ウッドストック」の共通構造
一昨日は「ピースサイン」の話から、伝説のロック・フェス「ウッドストック」の話になったが、今日はそのこぼれ話である。というのは、「ピースサイン」と「ウッドストック」の日米の差には驚くほど共通した構造があるのだ。
一昨日の記事を書くとき、たまたま「ウッドストック」のキーワードで Google の画像検索をかけたところ、表示されたのはズラリと、PEANUTS の漫画にスヌーピーの親友として出てくる、あの奇妙な鳥だったのである(参照)。あの鳥、名前が「ウッドストック」なのだね。
これには驚いてしまい、気を取り直して英語の ”Woodstock" で検索し直したところ、無事に伝説のロック・フェスの画像が見事に表示され(参照)、ここに至って、ようやく安心できたのだった。
それにしても、カタカナの「ウッドストック」とアルファベットの ”Woodsrtock” との落差というのはものすごいものである。鳥の方の「ウッドストック」だって、発祥の地はアメリカのはずなのに、英語の画像検索では延々とスクロールして、ずっと下の方にようやくチラリと登場する程度なのだ。
この日米の落差は、当ブログで話の発端となった「ピースサイン」と同様に大きい。米国では「反戦のサイン」だったものが、日本ではその意味がほとんど忘れ去られて、単なる「写真を撮られる時のポーズ」でしかなくなっている(参照)のだから、比較文化論の対象にしていいぐらいのものだ。
ただ、日本の「ピースサイン」が米国のそれから来ているように、スヌーピーに出てくる「ウッドストック」も、ロックフェスの ”Woodstock" と深い関係があるようなのだ。これは見逃すことができない。
この鳥に「ウッドストック」という名前の付いたのは ”スヌーピーの小さな親友「ウッドストック」をテーマにした新企画展がスタート 今年の夏は『スヌーピーミュージアム』に行こう!” というページによれば、1970年である。下の画像は、ここで紹介されている「名付けの瞬間」だ。
スヌーピーのセリフは以下の通り。
2コマ目: I FINALLY FOUND OUT WHAT THAT STUPID BURD'S NAME IS... (やっとあのマヌケ鳥の名前がわかったよ)
3コマ目: YOU'LL NEVER BELIEVE IT... (信じられないだろうけど)
4コマ目: WOODSTOCK! (ウッドストックっていうのさ!)
それまで名前のなかった鳥に「ウッドストック」という名前の付いたのが、伝説のロック・フェス ”Woodstock” の翌年というのは、かなり感慨深い。両者に関係のないはずがないじゃないか。
EDOM TIMES というサイトの昨年 11月 13日付に「スヌーピーの親友・ウッドストックの名前の由来って?スヌーピーとウッドストックの仲良しフィギュアにもご注目!」という記事があり、そこには次のように語られている。
当時、ウッドストックの名前を模索していたシュルツ氏。彼の目に留まったのが、1969年に開催されたアメリカの音楽史に残るコンサート「Woodstock Music and Art Festival 」でした。
(中略)
原作者であるシュルツ氏はこの音楽祭にちなんで名付けたことは認めていますが、はっきりと理由については語っていません。
しかし、コミック内でスヌーピーがウッドストックの事を「鳥ヒッピー」と呼んでいるところを見ると、ウッドストックと音楽祭には共通点があるようにも思えます。
というわけで、「ピースサイン」と ”Woodstock” は、日本の若者文化に奇妙なまでの影響を残しているのだね。
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