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2024年4月24日

「理食」から垣間見る近頃の学食事情

えのげ というサイトに「【悲報】大学の食堂でチキン南蛮丼の“特盛り”を頼んだ結果wwww」という記事があるというので、どんなに悲惨なものなのかと覗いてみたら、こんなのだった。こりゃ「特盛」以前に「南蛮丼」ともさえも名乗れないよね。

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ただ個人的に気にかかったのは、「理食のチキン南蛮丼の特盛」という表現だった。「理食」って何だ? そりゃ、実験室みたいな食堂か?

よくよく考えた結果、これって「理学部キャンパスにある学食」みたいなことなのかもしれないと思い当たった。一応ググってみると、広島大学のキャンパス案内みたいなページに「北1福利会館」というものがあり、次のように説明されている。

3階はレストラン、2階はカフェテリア形式の食堂、1階はコープショップ。(中略)

2階の食堂は法学部・経学部・理学部の学生が利用し、それぞれ「法食」「経食」「理食」という3つの呼び名を持つ。

へえ、一つの食堂でも利用する学生の所属学部によって呼び名が違うのか。まとめて「学食」と言う方が面倒がないと思うがなあ。それにしても 3階のレストランは「2階の食堂よりもオシャレで、メニューもちょっぴり豪華」というのだから、近頃の大学はなかなかのものだ。

ちなみに最初に紹介した tweet の 青じそドレ推進課 さんは九州大学の学生さんのようにお見受けするので、念のため「九州大学 理食」でググったところ、「【停止中】九大のメシbot(旧:九大学食bot)」というページが見つかり、「理食の日替わりメニュー」というのに対応しているとある。

このページには他に「生協の日替わりメニュー、メインダイニング、クアシス、ビッグダイニング・・・」などというのもあってなかなか豊富な内容なのである。さらに「アグリダイニング、医系食堂」なんていう文字もあるが、こちらはなぜか「農食、医食」とは言わないようだ。

ただ、いくら学食が豊富にあっても提供されるメシがこんなのでは、かなり興醒めだよね。

 

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コメント

肉類の話で恐縮です。
公立の給食センターで働いている女性から聞いた話です。
「お肉は、小学校向けが1人50g、中学校向けが60gなんです。鶏のから揚げは人気なんだけど、お皿に盛るとさみしいですよ。」

ここで行政がどうのこうのは申しませんが、義務教育終わって高校生活はどうかわかりませんが、最高学府でもしみったれたメシでは、(いろいろすっ飛ばして)少子化大加速ですねぇ。

投稿: 乙痴庵 | 2024年4月29日 13:05

乙痴庵 さん:

へえ、給食では肉の量が決まってるんですか。知りませんでした。

>最高学府でもしみったれたメシでは、(いろいろすっ飛ばして)少子化大加速ですねぇ。

なるほど、妙に実感ですね ^^;)

投稿: tak | 2024年4月29日 17:29

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