高校時代の 3年間をテキトーにつつがなく過ごすには
地方ニュース界隈で、高校運動部顧問の不適切な指導が集中的に取り上げられている。中でも話題なのが中京テレビの「部員16人に“丸刈り強要” 高校顧問が不適切指導で処分 岐阜」というものだが、岐阜県ではこれを含む 5校が問題になっている。
この高校というのは岐阜県立池田高校で、サイトの冒頭には「生徒一人一人を大切にし、ESD(持続可能な開発のための教育)を推進するユネスコスクール」(参照)なんて文言が掲げられているが、空々しさが半端ない。
今回ニュースになった 50代顧問は「全員丸刈りになるか、自分が辞めるかだ」なんて口走ったらしいが、それを言うならさっさと自分が辞めればよかったのだ。仮にも「ESD を推進するユネスコスクール」だというんだからね。
こうした馬鹿馬鹿しい状況って、私が高校生だった半世紀以上前とほとんど変わっていない。ちなみにこの「運動部」が具体的に何部かというのは伏せられているものの、ニュース画面からは「テニス部」というのが、「そこはかとなく」以上に感じられるよね。
今回の不祥事の関連で中日新聞が報じている "試合に負けた部員 16人を丸刈りに 岐阜県立高の 5校で不適切指導「クソガキ」など暴言も" という記事には、下のような表も載っている。頭の悪い教師ほど生徒を「ばか」呼ばわりする傾向は、今も健在だ。
今回は岐阜県の高校ばかりが問題になったが、日本中の高校が程度の差こそあれ似たようなものなのだろう。
私個人について言えば、一応地元の進学校とされる高校に通っていた当時から、授業はサボり放題で好き勝手ばかりしていた。それでも一応現役でワセダには進学しちゃった(田舎のこととて、同学年では私を含め 3人だけ)のだから、下手にマジメな高校生を演じてスポイルされるよりずっとよかったよ。
何しろ病気でもないのにサボってばかりで授業の出席率は断トツで悪く、学校の外では結構活発な活動をしつつ、飲酒と女の子との付き合いでは「非行」と言われてもしょうがないほどだったのだが、別に何の叱責も処分も受けなかった。
学校というところはテキトーに距離を置いて「即かず離れず」でいると、何をしても教師たちは常に「見て見ぬふり」で、ありがたいほど放任してくれる。「決して従わず、自由気ままに振る舞うが、他に迷惑はかけない」というスタンスでいるのがいい。
とにかく日本の高校というのは、マジメに順応してもストレートに反抗してもやたらしがらみが多くなるばかりだから、できるだけ関わりを薄くして 3年間やり過ごすのが一番だ。少なくとも付き合いきれない教師と必要以上に付き合うよりはずっといい。
できれば日本の学校にも「飛び級制度」みたいなのがあって、うまくやれば 1年ぐらいでさっさと卒業できるならありがたかったんだがなあ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 日本のスタバも、メニュー削減してくれないかなあ(2025.01.31)
- この歳になると、時の経つのがメチャクチャ早い(2025.02.01)
- トイレットペーパーの幅が狭く、長さも短くなった(2025.01.20)
- 「御中」にするために、定規を使って「行」を消すって?(2025.01.18)
- 50年近く前に禁煙したのは「贖罪意識」からだった(2025.01.11)
コメント
体育の授業中、生徒同士で揉め事が始まって小突き合いに発展しかけたとき、担当の先生が周囲の生徒に「囲め!」と声をかけて校舎から見えないように壁を作ったと言うウワサを聞いたことがあります。
結局当事者同士がしらけちゃって何事もなく終わったそうですが、その囲めの意図が「思う存分ヤレ!」だったのか「最初からしらけさせるため」だったのかは、今では知る由もありません。
投稿: 乙痴庵 | 2024年6月29日 09:27
乙痴庵 さん:
>その囲めの意図が「思う存分ヤレ!」だったのか「最初からしらけさせるため」だったのかは、今では知る由もありません。
いやはや、よくわからない教師ですね ^^;)
投稿: tak | 2024年6月29日 12:45