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2024年6月25日

セルフレジであたふたする人は「文字を読まない」のか?

最近のスーパーでは「セルフレジ」というのが増えてきている。しかし年配者の多くは従来の有人レジに長い列をなしていて、たまたまセルフレジにトライしちゃったバアさんなどは、機械ではなく人間の方がフリーズしてしまって先に進めなくなっている。

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結局のところは店員を呼んで丁寧に教えてもらっているものの、やたら時間がかかるばかりで次からちゃんと自力でできるようには決して見えない。順番待ちで並んでいる者にとっては結構なストレスだ。

この問題で おたろう さんという方が、"あの手の人々の特徴として「文字を読まない」というのがあると思う" と tweet しておられる(参照)。"ディスプレイの中にも外にも文字で色々と使い方が記されてるけど、基本それらを読まずに直感でボタン押してるだけの様子" というのである。

確かに言えてると思う。ただ、より基本的な問題はおたろうさん自身が自己レスとしていろいろ書かれている中にあるように、"行動様式が「情報依存」から「経験依存」にどんどんシフトしていく" ということなのだろう。文字による「説明」なんか読んでも、経験知にないことは理解できない。

支払いの流れを理解している者にはフツーにわかる話が、そうした「準備」のできていない人たちにしてみれば、文字面だけは読めてもお経の文句か魔法の呪文みたいなもので、その意味にまで到達できない。

私が行く地元スーパーのセルフレジは、適切な音声案内もあってかなりわかりやすいインターフェイスだと思う(少なくとも西友のセルフレジよりずっとわかりやすい)のだが、行き詰まってしまう人はやっぱり行き詰まる。

だから結局、あの人たちは「読まない」だけでなく「聞きもしない」と言っていいのだろうね。

いくらインターフェイスを改良してもわからない人はわからないのだから、当分の間は従来の「有人レジ」をしっかりと残すほかないのだろう。

 

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